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第116話 バレンタインデー4

 翠先輩を落ち着かせた後、ようやく図書室へと向かう。



 「はあっ、急がないと」



 先輩がナカナカ離れてくれなくて、時間が掛かってしまった。


 急ぎ足で、図書室へと向かう。



 **************



 図書室の扉を開けると、急いでカウンターへと向かい。



 「すいません、遅れました」



 そう言って、先輩達に謝ると。



 「もお、おそいよ」


 「どうしたの?」


 「あー、誰かにチョコ(もら)ってたんだ(そうでしょ)」



 静先輩、麗子先輩、のどか先輩から、そう言われた。



 「あっ、チョコ持っている」


 「誰から、貰ったの?」



 と、静先輩がそう言うと、麗子先輩が僕にそう尋ねた。



 「はい、ここに来る途中で翠先輩に出会って、それで遅れたんですよ」


 「あー、あの先輩ね。(ふうん)

何か、久しぶりに合ったら、何だか雰囲気が変わったなあ。(へんだな)

あーちゃん、何か知っているの?(どお?)」


 「(ギクっ!)」



 僕がそう答えると、のどか先輩がそんな事を言った。


 僕は心当たりがあるので、思わず”ギクリ”とする。



 「まあいっか、それよりも、私達もあげないと(そうそう)」



 しかし、興味が無いらしく、話題を逸らせたので、僕はホッとした。



 「はい、あーちゃん、チョコレートだよ(どうぞ)」



 のどか先輩が、カウンターからチョコレートを取り出して、僕に手渡した。



 「じゃあ、私からもどうぞ」


 「これは、私からね」



 そうすると、静先輩と麗子先輩も、それぞれカウンターから、チョコレートを取り出して、僕に渡す。



 「どうも、ありがとうございます」



 そう僕は、3人にお礼を言った。



 「どういたしまして」


 「でもね、あーちゃん」


 「これだけじゃ、無いんだよね(そうだよ)」



 でも、それに対して、静先輩、麗子先輩、のどか先輩がそんな事を言った。


 そう言うと、3人が僕ににじり寄ると。



 「「「それっ!」」」



 イキナリ、僕に抱きついて来た。



 「日頃の感謝を込めて」


 「あーちゃんの事を」


 「これから、モフります(もふもふ)」



 と、静先輩、麗子先輩、のどか先輩がそう言った。


 静先輩は、僕の右手を握りながら、僕の肩に頭を乗せ。


 麗子先輩は、僕の左側に抱き付きながら、僕の頭を撫でる。


 そして、のどか先輩は、僕の後ろに抱き付きながら、僕の制服の前から手を入れて、僕の胸板と撫でていた。


 ・・・のどか先輩、ドサクサに紛れて、何をしているのですか。


 結局、僕は昼休みが終わるまで、先輩達に抱き付かれた状態になっていた。



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不思議な先輩女子と、平凡な後輩男子との不思議な話。
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