第112話 天然天使のいたずら4
ある日の昼休み。
僕は今、長椅子に座りながら、本を読んでいる。
昼食後でもあり、暖房も程よく利いているので、本を読んでいる内に、何だか睡魔が襲って来た。
”もーダメだ”余りの眠気に耐えきれず、僕は仮眠を取る事にする。
それでは、おやすみなさい。
・・・・・・
***************
「じゃあ、静、のどか、そっちの方はお願いね」
「ええ、分かったわ」
「いいよ、麗子(まかせてよ♪)」
私は、カウンターの方を二人に頼むと、準備室に向かった。
「ガチャッ」
準備室に入ると長椅子の上で、あーちゃんが居眠りをしている。
その姿を見て、思わず近づいてみた。
「すう、すう」
近づくと、寝ている、あーちゃんの寝息が聞こえる。
その、あーちゃんの可愛い寝顔を見ていると、悪戯心がムクムクと湧き起こってきた。
あーちゃんの寝ている頬に手を当てて、撫でてみる。
「(ツルッ、ぷに)」
そう、この感触。
ツルツルぷにぷにして、とても男の子の肌とは思えないよね。
よく接触しているけど、じっくりと感じた事は無いから、この機会に触りまくろうかなあ♪
「んんんっ」
「びくっ」
あー、ビックリした、起きたかと思ったよ。
見ると、あーちゃんはまだ眠っている。
一応、起きていないか確認する。
「あーちゃん、あーちゃん、起きてるの?」
「・・・」
反応が無い、寝ていると思って良さそう。
思わず、周囲を確認してみる。
それから、あーちゃんに向けて前のめりになる。
私は、これから、前々から試してみたかった事をするからだ。
それは・・・。
「ギュウッ!」
あーちゃんを胸に抱いて見たかったのだ。
あの可愛い顔と、程よい大きさの頭の大きさを見ていると。
いつも、ギュっとしてみたかったのだ。
う〜、何だか、ぬいぐるみを抱いているみたい。
しばらく、そうしていると。
「ギュッ」
「えっ!」
イキナリあーちゃんが、腕を私の背に廻して、私に抱きつく。
「先輩、背中を撫でてください・・・」
そうして、私におねだりする様に、甘えて来た。
そんな、あーちゃんが可愛く思えて、ご要望通りに背中を撫でると。
「先輩、きもちいい・・・」
と、うっとりする様な声で、そう言う、あーちゃん。
私は、そんな、あーちゃんをしばらくの間、撫で続けていた。




