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第101話 天然天使の手を温める

 冬休みが終わった、ある日の昼休み時間。



 冬休みが終わって数日が経つが、正月ボケがナカナカ抜けない。


 カウンターで待機しているが、いつも間にか、ウツラウツラと船を漕いでいた。



 「だ〜れだ〜!」



 イキナリ、目の前を、誰かの手で(ふさ)がれた。


 ん、声は、静先輩だけど、でも、この手の感触は。



 「麗子先輩でしょ」


 「あれ、ばれちゃったね」



 ”ふふふっ”と笑いながら、麗子先輩が手を離した。


 そうして、後ろを見ると、静先輩と麗子先輩が、舌をチロリと出していた。



 「どうして、分かったの?」


 「似ているようで、微妙に違うんですよ、手の感触が」



 静先輩がそう聞いてきたので、僕はそう答えた。



 「どう違うの?」


 「静先輩の方が、手がわずかに冷たいんですよ」



 麗子先輩の疑問には、そう答える。


 僕がそう言うと、先輩二人はお互いの手を握るが。



 「違いが有るようには、感じない無いよ」



 静先輩がそんな事を言うと、僕は、はめていた手袋を外すと、左右の手で、静先輩の手と麗子先輩の手を交互に握った。



 「やっぱり、静先輩の方が冷たいですね」



 と、僕は言ったが、先輩達は、握っていた僕の手の上から、自分達の手を乗せて。



 「あーちゃんの手、暖かいね」


 「ホント、暖かくて、気持ちいい」



 静先輩と麗子先輩が、僕の手を握りながら、そうつぶやいた。


 二人の手が結構冷たいので、それに気付いた僕は。


 学生服の前を開いて、二人の手を握ると、自分の胸に当てて、服で包んだ。



 「どうですか?暖かいですよね」



 僕がそう言うが、二人を見ると、二人の顔が赤くなっているのが見えた。


 ”しまった!” 思わずやった事に、僕はやっと気付いた。


 以前、有佐先輩から、注意されていた事だったのだ。(第92話参照)



 「す、すいません、今、止めますので」



 僕はそう言って、服を開けようとするが。



 「ダメっ、止めないでちょうだい」


 「お願い、そのままにさせて」



 静先輩と麗子先輩が、熱い視線で僕を見ながら、そう言った。



 「・・・はい、分かりました」



 開きかけた服を、僕は元に戻した。


 そうすると、二人は、残った手を僕の服の中に入れて来た。


 二人は両手を僕の服の中に入れると、僕の体に当てたのだ。


 最初は、僕の体にただ手を当てるだけだったのだが、その内、段々と手が動き出して、僕の体を触り出した。



 「ちょ、ちょっと先輩、くすぐったいですよ」



 僕がそう言うが。



 「ごめんなさい、手が止まらないの」


 「そ、そうなの、手が気持ち良くて止まらないのよ」



 静先輩と麗子先輩が、そう答えた。


 こうして先輩達は、しばらくの間、僕の体を触りまくっていた。



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不思議な先輩女子と、平凡な後輩男子との不思議な話。
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