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ノートの切れ端  作者: 本宮愁
20歳
8/91

メメント・モリ (2014/3)

ほのかな青を溶かしてうかぶ

その花はまるで


宵闇に咲いているように


落日を背に

ゆるり手招く


死の淵 ただよう一輪


生の滸を拒み 寄りつかず

着飾るは哀色



明日を観よ


鎮かなる湖面に現実いまをうつし


未来あすを射よ


静かなる叫びに耳をすませて



惑えよ旅人

望むる未知は、何処へと


きみを誘うだろうか



忘れよ旅人

手招くウタに耳を寄せ


忘却の滸にて首を濯いだなら



きみは笑うだろうか


声も無く


きみは嗤うだろうか



踏み固めた過去ときに遺すは追想こころ



着飾るは哀色

醒めやらぬ現のかなたへと


歩み去りしは遠き日の祈りと

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