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ノートの切れ端  作者: 本宮愁
14歳
61/91

黒アゲハの夜想曲 (2008)

光求めもがき続け

どれだけの時間-トキ-が過ぎたのか

戻れない日々に胸を痛め――


傷を恐れ 踏み出せなかった過去

この黒き翅に誓う 今なら

心に夕立は降らせなかっただろう


過ぎし日の幻影 夢の跡

月光に照らされ 今も尚

褪せぬ想いに心が哭いた

たった一枚の硝子板

隔てられしは身体のみならず

届かぬ想いは永遠に……



幾千の夢を見ていたのか

目覚めしノチ虚無が包む

どれほどの時間-トキ-を掛けたのか

戻らない日々を求め足掻いて――


人を恐れ 逃げ続けてきた過去

背の黒き翅は責める 今でも

想いに終止符は打てぬくせにと


遠き日の残像 朧月

月光に魅せられ 今も尚

褪せぬ想いは決して届かず

ならばせめてと蝶は舞う

隔てられともこの身を見よと

叶わぬ願いを永遠に……



嗚呼 漆黒の海 浮かぶ月-ヒカリ-

魅せられた日は遠き記憶

孤独な輝きよ どうか



過ぎし日の幻影 夢の跡

朧げに浮かぶは 誰が為?

短き命 別れは近く

知って尚も蝶は舞う

散った後もこの場所を照らせ

黒き翅のみを永遠に

初出:某所作詞掲示板

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