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黒アゲハの夜想曲 (2008)
光求めもがき続け
どれだけの時間-トキ-が過ぎたのか
戻れない日々に胸を痛め――
傷を恐れ 踏み出せなかった過去
この黒き翅に誓う 今なら
心に夕立は降らせなかっただろう
過ぎし日の幻影 夢の跡
月光に照らされ 今も尚
褪せぬ想いに心が哭いた
たった一枚の硝子板
隔てられしは身体のみならず
届かぬ想いは永遠に……
幾千の夢を見ていたのか
目覚めし後虚無が包む
どれほどの時間-トキ-を掛けたのか
戻らない日々を求め足掻いて――
人を恐れ 逃げ続けてきた過去
背の黒き翅は責める 今でも
想いに終止符は打てぬくせにと
遠き日の残像 朧月
月光に魅せられ 今も尚
褪せぬ想いは決して届かず
ならばせめてと蝶は舞う
隔てられともこの身を見よと
叶わぬ願いを永遠に……
嗚呼 漆黒の海 浮かぶ月-ヒカリ-
魅せられた日は遠き記憶
孤独な輝きよ どうか
過ぎし日の幻影 夢の跡
朧げに浮かぶは 誰が為?
短き命 別れは近く
知って尚も蝶は舞う
散った後もこの場所を照らせ
黒き翅のみを永遠に
初出:某所作詞掲示板




