偽愛/voice of proof (2008)
【偽愛】
月の満ちる夜 人々は心狂わせる
闇が覆う空 星々は光曇らせた
今宵もまた 繰り返される 花の宴
甘美な香りに誘われて
ひらりひらりと蝶が舞う
その行く末に光は見えず
花の開く夜 世界は時を狂わせる
心覆う影 澄んだ瞳曇らせた
今宵も嗚呼 繰り返される 虚無の宴
甘美な言葉に惑わされ
欲に溺れた蝶が舞う
その行く末は黒に染まり
さぁ 舞うがいい 狂うが如く
己の心さえ見失い 欲に塗れた館の中で
今宵もまた 愚かに堕ちる 蝶の宴
妖しい光に狂わされ
誰とも知れぬ蝶と舞う
永遠に 永遠に 永遠に――
明けぬ夜に暁が訪れるまで
【voice of proof】
ねぇ 声を聞かせて?
何も見えない 暗闇の世界
冷たさと静寂が支配した
声を聞かせて 一言でいい
“ここにいる”
誰かの存在の証が欲しい
孤独の寒さに肩を震わせ
声の限りに キミの名を呼ぶ
手探りで 唯 ヒトの温もりを探す
コトバ ヲ クダサイ
“独りじゃない”
それだけで きっと……
闇に光が
冷たさに温もりが
静寂に音色が
私に生命-イノチ-が 与えられる
“ここにいる”
私の存在の証が、生まれる。
初出:某所作詞掲示板(偽愛)
初出:某所サークル掲示板(voice of proof)




