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ノートの切れ端  作者: 本宮愁
16歳
37/91

月光レクイエム (2010)

どうか照らさないで けがれた僕を

願うほどに虚しく 貫く残酷な光



かざやいばに月が満ちて

闇に踊るあか眩暈めまい感じた

やがて襲い来る狂気に

まれたフリをした


なりふり構わず 明日を希求して

血塗られたみち 踏み締めて

しがみつく未来あすに価値はあるの

惑うほどに息ができなくなって


どうか照らさないで 汚れた僕を

願うほどに虚しく 貫く残酷な光

裁くのならせめてこの身を

清廉な輝きで焼き払ってくれ



かすむ視界に緋が染みて

黒に沈む宵に酔い焦がれた

かげに忍び寄る崩壊に

気づかぬフリをした


悪戯いたずらに存在意義を希求して

ひずんだ正義 噛み締めて

刻み込むあかしに意味はあるの

沈むほどに僕が見えなくなって


どうか照らさないで 隠したきず

すがるほどにまばゆく 貫く無慈悲な光

暴くのならいっそこの身を

黎明れいめいよりも早く連れ去ってくれ



おびうずくまるくらいなら

最期の瞬間ときまで

やいば突き立てていたい

それがたとえとがだとしても



どうかゆるさないで 愚かな僕を

狂うほどに優しく またたく聡明な光

いつか立ち尽くした時には

その輝きで――


裁くのならどうかこの身を

清廉な輝きで焼き払ってくれよ

初出:ポケクリ

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