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ノートの切れ端  作者: 本宮愁
20歳
3/91

無題つめあわせ(〜2014/11)

どんな約束コトバを織り込んだら

ほどけずにいられるのかなぁ

細い糸につながれた

僕らの未来設計図タペストリー


いつまでもつづくような

たしかな約束じゃなくていい


君が笑う明日が来るのなら



ふたり過ごした季節を

まっさらなキャンバスの上 広げて

ため息


あの景色はもう2度と

僕の前には描かれないのだろう



いつだってそうだ。


伝え損ねた言葉は、

伝えられなくなってからしか気づけない。



たとえば君が、なんて意味のない仮定を

知りながらまだくりかえしてる

いまさらになって残影 微睡む僕は

とんでもない愚か者だろう


たしかに僕と、なんて意味のない過程を

飽きもせずにたぐり寄せていた

いまさらになって残影 微笑む君は

とんでもないお人好しだよね



わかってんだろう?

そこにあんのはもうただの棒きれだって

脱け殻讃歌 どうしようもなく暗愚

そんでけっきょくなにが欲しいんだって?



pressuer of the world

逃れた先で壁が嗤う

「お前に俺が越えられるか?」


pressuer of the world

滲んだ視界で君が笑う

「立ち止まれなんてしないくせに」


とっくに気づいていたんだろ? 塗り重ねた嘘の贄に


捧げた対価に明日を賭け

交わした傷痕に誓いを立てて


So, I,ll go there.

To the higher...



そうさこの世は仮面舞踏会-masquerade-

だれもかれもが人格-mask-被り

音律-rule-に合わせて step step refrain



幸せにして、

なんて誰が言ったの?

地獄に落ちたって構わない

覚悟ならとっくに決めてるの


甘くみないで

わからせてあげましょうか?

半端な心で

アナタを選んだわけじゃないってコト


笑わないでよ

わかってるなら言わせないで


ほんとに俺のこと好きだよね

なんて、

……言われなくたってわかってるわ



バタフライ・エフェクト

羽ばたき忘れた蝶の涙



天上天下唯花毒尊

乱れ咲き満つるは天の花

滴り落つるは毒の蜜

香りすらもまとわぬ高みにて



アスファルト蹴りつけ 跳ねた泥水お気に入りを汚す

いじらしい態度にイチコロ 単純すぎて馬鹿を見る


なんだかもう踏んだり蹴ったり

裏目裏目なブルーデイ

もうちょっと優しくなってみたって いいんじゃない?

世界にそれともあなたに? 宛先なんかない独り言

ため息ごと憂鬱な気持ち吐きだしたら さ、顔上げていこうか


イヤんなったって モウヤダっつったって

結局かわらず朝は来んだからさ

いっそ受け入れてみちゃえばいいんじゃないの

どうにもなんない毎日にハロー

明日からもどうぞよろしくと手を振ったなら

安らかな眠りにつこうよ

不平も不満も子守唄 素敵な夜に沈もう



切りすぎた前髪にちょっぴり沈んだ日曜の夜

週始めきみはどんな顔して笑うだろう なんて

想像して独り笑い

僕に向けた笑顔と引きかえなら安いもんか なんて

皮算用もほどほどに


なんだか急にさっぱりとした視界 目に刺さる陽光ひかりがまぶしいね

華やかすぎる街には馴染めない 仮面サングラスが欲しいと思った

からり乾いた大気はやたら軽々しくてブルー わざと足並み乱してみたり

あわただしげな喧騒も他人事 横目に歩く今朝のできごと


ねぇ、どんな声して笑うの

教えてくれたらいいものあげる

言えたらいいのに いつまでも

喉奥にからみついたセリフ

描いた明日は 明日のまま

今日の僕には届かない声



カッコつけた言葉は空回り



どうせならもっと たのしい話をしようよ

どうしたらきみが笑うだろう なんて

考えるのにもつかれたんだ

一緒に見つけてくれるかい?



格好つけたセリフもっと言いたいのに

なんだってこの口は馬鹿にしたような声ばかり吐くんだ

笑ってる顔が好きなのに

けっきょくきみを泣かせてばかり



うつむいてばかりじゃ空の色なんてわからないだろと

上を向いて歩けば足元の障害物 颯爽とびこえられずに地面へダイブ

格好つけはうまくいかなくて 傷だらけな毎日



歩きだそうと決めた日は いつだって雨

うつむいてたら 選ぶべき道さえもわからなくなるね



黄ばんだカレンダー捨てきれずに

過ぎてきた季節を指でなぞり

かわらぬ軌跡に涙あふれた

くせのある文字の奥に かすむ面影がかなしいね

几帳面で繊細な 愛されたがりを偲ぶ夜


愛されたい、なんて 嘯いた

everlasting 終わらぬ過去がきみの首を絞める

everlasting 飾らぬ嘘にまどわされたまま

I still in trap, you too.

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