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埋葬 (2011/9)
いつの間にか今日が終わって昨日に変わる
僕はそれさえ気づかずに
窓のない部屋に独りうずくまって
訪れない明日をただ待っている
どうか連れ出して欲しいこの部屋から
君ではない誰かに
どうか見つけ出して欲しい
決して出会うことのない貴方に
矛盾に気づきながら目を閉じて
今日もまた訪れない明日を待つ
気づいていた本当は
すぐ傍に窓があること
気づいていた本当は
その先に君がいること
君のいない世界に生きたかった
けれど もう
差し込む光は確かに僕を焼き払い
君は気づくことなく笑いかける
「やっと 会えたね」
そこに遺るモノは僕じゃなかったのに
君が肯定してしまうならば
僕は僕にすらなれずに
無邪気な君を見つめていた




