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ノートの切れ端  作者: 本宮愁
18歳
18/91

始まらなかった物語 (2012)

もう既に決めた答えを

今更迷うのは何故でしょう

崩れかけの走馬灯 虚しく駆け巡る


そこにはきっと何もなくて。

始まらなかった恋の物語


ありがとう、さようなら

どうか素直に手を離して

たぶんきっと、好きでした

けれど唯一ではなかったの


あるいは貴方を嫌いになれたなら

縛り続けることに迷いはしなかった

あるいは貴方を好きになれたのなら

共にあることは喜びにできたでしょう


ありがとう、さようなら

どうか素直に手を離して

触れたことを後悔する前に

終わりを作りましょう


知りすぎていた

(知らなすぎていた)

すべて晒すには

(溝を埋めるには)


もう手遅れで


始めてしまえば戻れないの

ぐちゃぐちゃに捻じれてしまう前に

エンドマークを記す


終わりにしましょう

アンバランスな執着 先の見えた物語

演じ続けることもできたのでしょう

けれど私は明日を選ぶわ


すべてを否定したくはないの

けれど手を取るべきじゃなかった、

今更。口に出せはしない呵責

飲み下した謝罪の言葉

後悔はしていないの、ただ


せめて涙くらい、流すことが出来たなら

貴方の嗚咽も受け止められたの?

もう二度と始まらない、物語。

初出:サイトMEMO

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