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ノートの切れ端  作者: 本宮愁
19歳
15/91

にじみ/白中夢 (2013)

【にじみ】


私にとっての一大事

世界にとっての瑣末事

私は世界に馴染めない

世界はそれを気にしない

沈み込んだ一滴

ちいさなちいさな

淀んだ滲み

受け入れられることもなく

忘れ去られていく

気づかれることもなく

混じり合うこともなく

消え去ることも出来ぬままに








【白中夢】


真っ白なキャンバスになにを描こう

種々の絵具は取り揃えたのに

染めたい色は見つからない

無限大の可能性を抱いたまま

僕は眠りにつく

白く塗りつぶされたそこにかつて

どんな色が踊っていたのか

遠い日に想い巡らせて

初出:サイトMEMO

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