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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

呪禁師(じゅごんし)の子

作者:摩莉花
三隅伯爵家の一人娘・美知子の小間使い、タマは道で行き倒れているところを美知子に拾ってもらい、雇ってもらったことを恩に感じ、美知子の我儘にもめげず仕えている。おどおどした田舎娘のタマは隠しているが、呪禁師だ。そんなある日、美知子の父が殺され、タマが犯人だと疑われ、警察官に捕まってしまった。それを助けてくれたのは、特高の斎木白夜。白夜はタマの釈放に尽力し、「結婚してほしい」とプロポーズする。そのときは断るが、白夜はタマに何かと関わってくる。一方、犯人は捕まらないまま、家督を継いだ叔父の一家が屋敷に乗り込んでくる。美知子の物は従姉妹の佐和子の物となり、婚約者まで盗られてしまった。使用人たちも解雇されるが、行き場のないタマは哀願して、何とか残してもらい、美知子の力になろうとする。呪禁の術を使って。
(流血表現があります)
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