思惑
テトラガーデン ルイ商会隠しアジト
10日が過ぎた頃、ドーラは部下達を集め最終確認を取っていた。
「いいかいお前達!決して騎士団に捕まるんじゃないよ!仲間に迷惑掛ける位なら死にな!」
「「おう!!」」
ならず者の集まりだが結束力は高い、後ろ盾が大きく金払いが良い為だ。
「成功報酬はたんまり頂く、終わったら大金持ちだよ!」
「おお〜!!」
1人の男が探りを入れる。
「姉さんルイの兄貴が此処を支配するなら、俺達盗賊団は解散ですかい?」
会議室がざわつく‥
「その事だが安心しな、此処だけの話だ絶対に漏らすんじゃないよ?」
部下達は頷く。
「この都市は王国に吸収され、巨大娯楽施設に生まれ変わる‥兄貴はそこの頭取‥後は分かるね?」
「姉御オレ馬鹿だからわかんねえよ!」
数人の部下は混乱していた。すると1人の男が説明をする。
「娯楽‥要は賭博や遊楽地、人が集まり金が動くなら我らがやる事は‥金貸しや用心棒それに運営自体に携わる事が出来る」
「今とやる事あんま変わんねえのか?」
「コソコソ隠れず大手を振って外を歩けるぞ、しかも金まで入る人生逆転のチャンスだ」
「おお!勝ち組!オレ等勝ち組になれるのか!?」
「作戦が成功したらな‥失敗すればお尋ね者だ」
成功時の巨大な利益に色めき立ち男達は叫んでいた。
ダーーン!! ドーラが机を凹む程強く殴る。
「浮かれるんじゃないよ!浮足立ったままだと死ぬよ!死にたいのかい!?」
「ごめん姉御!でもよぉ」
「成功したのに人数が欠けてたら悲しいだろ?此処まで私に着いてきたんだ、絶対に成功させるよ!」
「なんか最近の姉御優しいな?綺麗にもなったしなんかあったのか?」
「そっそうかい?」
その言葉に思い出し男が話し始めた。
「姉さん旦那‥いや前の旦那ガルムですが、殺されましたしかも身内に」
「へぇ‥口封じする手間が省けたね、殺った奴等は?」
「捕らえています、殺しますか?」
馬鹿そうな男が不満を漏らす。
「オレアイツ嫌いだった!姉御の名前出して脅してくるし金も返さない!」
「そんな事してたのかい?」
「はい、姉さんの名前で好き勝手してました‥今回強行に走った者たちの中には恋人や家族に手を出された者もいます」
ドーラは大きくため息をつく。
「そいつ等に見舞金をたんまり払いな、それと今回の殺しは見るに見兼ねた私の指示だと正当化するんだよ」
「しかし!身内殺しが正当化されれば組織の問題に」
「もう別れた後だよ身内じゃない、それと許す代わりに絶対の忠誠を誓わせな‥やり方はお前に任せるよ」
「分かりました、見せしめも兼ねてかなりキツイのを用意します」
何時もより優しい事に、何かを感づいたオーガの女がドーラに問う。
「ドーラ姉!もしかして新しい男が出来た!?」
「どうだろうさねぇ〜」
「ヤバっその顔絶対にいるじゃん!」
馬鹿そうな男が納得出来ない顔で抗議する。
「姉御!オレじゃ駄目なのかよ〜」
「巫山戯んじゃないよ!何でお前とそんな仲にならなきゃいけないんだい!」
「ねぇねぇどんな男なの?若い?」
「そうさねぇ〜歳は聞いてないけど、30以上は下だね」
その言葉にどよめきが起きる。
「すごっ!姉さんやるじゃん!」
「どこの馬の骨で?」
「秘密だよ、今バレると色々不味い事になるさね」
「えっ!?そんな大物なんだ!?」
ざわつく会議室。ドーラは手を叩き場を鎮めると。
「馬鹿騒ぎは此処までだお前達気合い入れな!いよいよ明日は決行日だ絶対に成功させるよ!」
「「おおお!!!」」
同日 夜
ドーラからの手紙を受け取ったマモンは、カイと数人の職員を連れルイの屋敷に密かに来ていた。
「ルーク様は此方に居られます」
使用人がマモン達を部屋に案内する。
コンコン! 扉をノックすると部屋に入る。
「遅いぞマモン待ってたぞ‥」
「スマンスマン、手紙の内容を見て今の王都は危険だと判断してな‥奴の目を盗み準備を整えるのに手間取ったわい」
カイが直ぐに釘を刺す。
「マモン様、会話が聞かれる可能性があります、お早く」
「そうじゃな‥この壁で良いか」
マモンは壁に手を当てると何時の間にか手にしていた鍵を壁に突き刺す。
ガチャ! 鍵を刺した途端に扉が現れた。
「この扉の向こうはワシの領域、宝物庫じゃ‥中には研究室も完備しておる、ルークはそこで診察するぞ」
カイと職員達はルークをベッド毎抱え扉に近付く。
「どう見ても入らないぞ?」
「心配するな扉は変幻自在じゃ」
その言葉通り扉は巨大化する。
中に入ると見慣れた研究機材が並んでいる、そして1人の女性が待っていた。
「ルークおかえり」
「シルファ?どうして此処に?」
「私は貴方の専属侍女よ?忘れたの?ルークは私が守るから」
「頼む、見ての通り戦える状態じゃない」
ルークは機材に繋がれベッドに横になる。
検査を開始して直ぐにマモン達は驚きの声を上げる。
「何じゃコレは?女神のコアがルークの心臓と融合仕掛けておる‥」
「やはりルーク様に断罪を渡して正解でしたね」
「お主の予測通りになったか‥」
カイは女神を疑っていた、突然の変わり様に見たことも無い人格‥更に献身的とも言える協力に。
「あそこまで魔王に拘っていたのに突然執着心が無くなっていましたから‥コレには何かあると思っていました」
「マモン切っ掛けは何だ?」
マモンはモニターを食い入る様に見る。
「あの日じゃ!女神のコアをメインに切り替えた、コレが切っ掛けじゃ」
「断罪が無いまま切り替えていたら詰んでたな」
「女神のコアは悪魔の心臓が眠った時に侵食を開始する設定‥本当に魔王にする予定だった?」
ルークはワナワナと震える。
「あの破壊衝動はサタン以上だった!オレをバケモノに変えるつもりだったな?」
「これからどうしますか?ここから外に出たら直ぐにバレます、その前に手を打たないと」
「問題無い、アイツの側にはライラが居る」
「ライラ様?」
「ああ‥ライラには監視といざという時の刺客を頼んでる、ライラに会ったら然りげ無く「香水変えた?」と言ってくれ、それが合図だ」
ライラは香水をあまり好まない、在り来りな会話故に違和感がなく疑われない。
「しかし厄介な事になったのう‥女神が敵ならナンバーズやステラに騎士団まで敵じゃ、迂闊に戻れば王都が戦場になるぞ」
「ステラ?何故ステラが?」
「アレは玉座に選ばれた‥いや呪われた存在じゃ、女神に選ばれた以上有事の際は操られるじゃろう」
「妻や子供達を逃がす事も出来ないか」
カイは女神の癖を話す。
「フローラは覗きが趣味です、神の権能で常に監視しています‥下手に動くと勘付かれます」
「俺は覗かれてるのか?」
「いえ、ルーク様なら察知できます向こうも迂闊に覗かない筈です」
「そうか‥しかしどうしたものか」
ルークは動けずにいる‥下手に刺激すると先の読めない一触即発状態になる。
「ルークよ、ワシからの提案じゃ!お主神になる気はないか?」
「俺が神??」
「時間はかかるが、その断罪とワシが隠し持つウリエルから作った魔石‥この2つを使えば神化は可能な筈じゃ」
話を聞いていたシルファが神器を取り出す。
「コレ使える?」
「それは聖杯か!?何故お主が?」
「女神が渡して来たの‥記憶を取り戻したくなったらコレに願えって」
「アルファを必要とした‥やはり何かやるつもりじゃな」
カイがシルファに聞く。
「記憶を取り戻したくなかったの?」
「無責任に死んだ他人の記憶なんていらない、私にはルークがいるから」
マモンは聖杯を受け取ると。
「コレでルークの神聖を補強出来る!ホッホッホ!光が見えて来たわい!」
「どれ位で神化出来るんだ?」
「ふ〜む‥早くて2年かのう〜」
「長いな‥」
「安心せいスペアボディを用意しておる、普段通りに生活は出来るぞ」
シルファがルークに寄り添う。
「私が守るからね」
ルークはシルファの頬を撫でる。
「頼んだ」
隣でカイが不貞腐れていた。
「私もお側に居ます!良いですね!?」
「あっああ」
「丁度良い事に明日はここが戦場になる‥全てが終わった後にルイ商会の要請でルーク主導で復興に当たる、それなら長期滞在の裏付けになるぞ」
「それならルーク様の奥様達を此処に呼ぶ事も怪しまれない‥機を見て話を進めます」
「カイに任せる、急ぎ過ぎず慎重にな?」
カイは頷いた。
一方 王都 大聖堂
女神に呼ばれたナンバーズ達は祈りの間に集まっていた。
「フローラ様、ナンバーズ揃いました‥それで重要な話しとは?」
ベータが今回の集まりを確認すると‥
「単刀直入に言います、今の貴方達では聖地の奪還は不可能です」
「なっ!?幾らフローラ様でもそれは許せねえぞ!」
ガンマが憤る。
「落ち着けガンマ!呼ばれたからには何か策がある筈だ」
「本当かよ?」
疑問を抱くガンマにフローラは微笑む。
「貴方達に新たな力を授けます、その最新の身体なら使い熟せましょう」
「おお!」
「では1人ずつ私の前に」
先ずはニューが最初に跪く。フローラはニューの額に手を当て祝福を掛ける。
「貴方にはその力強さの補強を」
(思い出すのじゃ‥怒りを憤怒を!)
密かにニューのコアに呪を込めた。
「なっナニを?ううぅ‥おおおおお!!!!」
ニューの体から魔力が迸る。
(妾とした事が少々急いた、落ち着かせるかの)
フローラは呪の出力を抑えた。ニューは落ち着きを取り戻して行く。
「はぁはぁはぁ‥」
「凄えな!効果的面じゃねぇか!」
喜ぶガンマを余所にベータは一抹の不安を感じていた。
(大丈夫だよな‥)
それからフローラは、ニューに憤怒、エータに暴食、ゼータに怠惰、ガンマに傲慢、ベータに色欲、グザイに強欲を付与した。
「これで終わりです、まだ僅かな力しか感じないでしょうが何れ大きな助けとなりましょう」
ザッ! ナンバーズ達は一斉に敬礼をする。
フローラの野望が少しずつ前進して行く。
(憤怒はルークに残したかったが‥向こうの動きがおかしいからの、後は嫉妬‥)
翌日 昼
ドーラはマモンを連れ地下の交配施設兼ショーを行うクラブに向かう。
「これはドーラ様、珍しいですねショーは夜からですが‥何用で?」
「支配人に会いに来た、この爺さんが魔王の副心マモン様だ此処に興味があるらしい、今会えるかい?」
「等々見つかりましたか‥分かりました少々お待ち下さい」
暫くすると支配人らしき男が現れた。
「良くぞいらっしゃいました!歓迎しますよマモン様!」
わざとらしい挨拶に苛つくドーラ。
「歓迎する割には何で外で待たせるんだい?」
「あぁ〜申し訳ありません‥ドーラ様の紹介とは言え部外者を入れるわけには参りません」
ドーラは紹介状を手渡す。
「ほら、兄貴からの紹介状だよ」
「ふむ‥本物ですな、ではマモン様にお聞きしたい此処には何用で?」
マモンは一芝居を打つ。
「ホッホッホ!ワシも交配種に興味があってのう‥ワシ等悪魔に任せれば洗脳して兵隊にも出来るぞい?」
「兵隊に‥」
「犯したり食ったりはそろそろ飽きたじゃろう?キメラの兵隊で他国を侵略してみてはどうじゃ?」
「王国は見逃すと?」
マモンは頷く。
「そもそも謎のキメラの大群等天災じゃ、王国は動かんよ‥動く理由も無い」
「確かに‥他国の救援等の条約は無い、王国が見て見ぬ振りをするなら‥フハハハ!これは面白い!マモン様歓迎致しますぞ」
支配人は部下にマモン達の案内を任せると、四大商人達に会いに行く。
「ではご案内致します」
遥か後方からドーラ達が地下に入るのを確認すると、作戦開始の通信を送る。
「作戦開始、各部隊は予定時間に行動せよ」
2時間後
「長くなりましたが以上がこの施設の全容です」
「そうかそうか、ご苦労じゃったな」
ドーラが時計を見る。
「そろそろさね‥」
「そろそろとは??」
ドーーン!! 轟音と共に地響きが轟く。
「なっ!?何だ!?」
バキッ!! 案内役の後頭部を殴り即死させる。
「さあ始めるよ!爺さんも派手に暴れな!」
「久々に運動するかの」
テトラガーデン中に爆音と銃声が響く。街中は大混乱に陥り盗賊団は見境無く暴れていた。
騎士団と王国兵の駐屯所
「隊長!街中で盗賊団と思わしき者達が!」
「どこの盗賊団だ!」
「不明です!情報に無い者達で特定に時間が掛かります!」
「信用を失って用心棒が減った所を見越して襲撃したのか?しかし情報が無い??」
ドーラは盗賊団の名前を決めていない、勿論カラーや拠点も無い。名前を決め色を決め拠点を決めると形骸化する、それは構成員や組織の規模を露呈する事になる。
「商人達からの要請はありません!如何いたしますか?」
「治安維持目的で出動する!街中での銃の仕様は禁止だ、直ぐに出るぞ!」
「はっ!」
ルイの屋敷
各方面から次々と情報が集まる。
「報告します!四大商人は地下支配人の要請で一同に会していた模様、四人の暗殺は成功しました!」
「ガハハハ!!良い流れだ!ドーラ達はこの混乱に乗じて逃げているな?」
「はい!騎士団の出動を確認後、各自散開しています」
「銃はちゃんと川に捨ててるか?」
「徹底させています!レゾナンスギアも破壊済みです」
ルイは満足気に顎を擦る。
「さて最後の仕上げだ!この屋敷に放火しろ!此処だけ無事だと怪しまれる」
「了解しました!警備の薄い離れからやります」
「離れが燃え落ちた位に消火に入れ、本館には移すなよ?」
「はい!」
街中では敵が分からず商会同士で争っている。そこに騎士団や王国兵が投入され場は混迷を極めていた。
同時刻 高級娼館付近
前日スペアボディに魂を移したルークはエルフの部隊を引き連れフィオナの奪還に動いていた。
「ここにフィオナが居る‥外の警備は任せる、中は俺が殲滅するいいな?」
「はい!お任せ下さい」
「フィオナを確保後、お前達は直ぐに里に向かうんだ」
「ルーク様は?」
「此処の後始末をする」
その言葉でエルフ達は察した‥裏社会を知る者たち、生かしておいても利はない。
ある者は情報を外に売るだろう、各国の要人や王国の貴族や大臣の名も出る、そうなれば義憤に駆られた者達が暴れ始める。
「さあ行くぞ!」
「はっ!」
ルークは飛び出し門番を捉える。
「穿て!アースグレイブ!」
門番の足下から土の槍が現れ、門番2人を串刺しにする。
(魔法なんて久々だな‥)
エルフ達は突入すると警備兵達を次々と殺していく。
「吹き飛べ!エアプレッシャー!」
爆風で娼館の扉を吹き飛ばすと中に入る。
サーチすると52人の反応があった。
(多いな‥1番魔力が高いのは‥)
3階の奥に1人桁違いの魔力を感知する。
「いた!これだな」
ルークはその部屋以外の者達を殺しながら3階に向かった。
3階の部屋
ガチャ‥ ルークは扉を開き中を確認する。
「お前がフィオナか?」
1人の女性が椅子に座っている。
「ん〜?だ〜れ?」
「はじめましてだな‥俺はルーク、ドロシーの夫だ」
「ああ〜貴方が魔王?」
「フィオナ‥いや姉さんと呼ぶべきかな?」
「好きに呼んで良いよ」
「助けに来た、外にエルフ達も待っている行くぞ」
フィオナはじっと見つめて来る。
「ここに居る子達皆殺したのね‥」
「ああ‥邪魔になるからな」
「良かった〜皆助けるとか言い出すお馬鹿じゃなくて」
ルークは手を伸ばす。
「行くぞ」
「条件があるわ」
「は??」
助けに来たのに条件を突き付けられた、ルークは唖然としている。
「巫山戯るのは後にしてくれ」
「大事な事よ、エルフの世界に良い思い出は無いの‥また慰み者になるかもしれない」
「大丈夫だ、俺とドロシーが約束する」
「口では何とでも言えるわ」
時間が惜しい‥ルークは少し苛つく。
「ならどうすれば良い?」
「ん~~?そうだ!私と結婚して?」
「何でそうなる!?それにドロシーに何て説明するんだ!」
フィオナはニコニコ笑っている。
「あの子は子供が嫌いなの、知ってる?」
「あぁ‥」
「なら私が子供産まないと女王の血筋が途切れちゃうわ」
「だったら誰かと結婚すればいいだろ?」
フィオナはお腹に手を当て答えた。
「数百年男に抱かれ続けたのに出来なかったの‥もう普通のエルフじゃ無理よ」
「だからと言って‥」
フィオナはエルフの未来なんて実はどうでもよかった、目の前の魔王とヤりたいだけだった。
(さあ同情して承諾しなさい!あぁ楽しみ魔王に抱かれるなんて!)
「お願いエルフの未来の為に‥」
「はぁ‥分かった、だがドロシーの判断に任せるそれで良いな?」
「良いわ、さぁこんな所さっさと出ましょう」
(ふふっ、ドロシーは私に甘いの知らないわよね)
娼館から出るとエルフ達が周囲を制圧し待っていた。
「おお!フィオナ様!」
「フィオナ様ご無事で!?」
「救出が遅くなり申し訳ありません」
フィオナは女王らしく尊大に振る舞う。
「希望を捨てずに待っていました‥良くぞ来てくれました、貴方達を誇りに思います」
「勿体ないお言葉」
「直ぐにここを経ちましょう!新たなエルフの里へ」
フィオナはルークの方を向きウインクすると。
「約束忘れないでね」
小声で話しかけた。
「あぁ‥」
(ヤバい‥また厄介事に巻き込まれた‥ドロシー頼んだぞ)
エルフ達は潜伏の魔法を使い姿を隠し消えて行った。
「さて‥屋敷を吹き飛ばすか」
証拠の隠滅も兼ね娼館を徹底的に破壊した。
テトラガーデンの騒動は数日に渡り相当な被害を出す事になる。
当初の予定通り残った者達をルイが纏め上げ、騒動は追い詰められた四大商人達の抗争で落ち着いた。
そして情勢を落ち着かせる為に元魔王ルークをテトラガーデンの実質的なトップに据え、組織の再編成と都市の再建が始まろうとしていた。




