言うまでもない
今日も今日とて、また同じ日々の繰り返し。
一体なんのために生まれてきたのか。
もがいて足掻いて、答えなんて見つからない。
つい先日、付き合っていた彼と別れてからというもの、特に予定もなく、友人たちのおのろけ話に付き合わされては退屈な時間をもてあまし。
なら、どうして別れたの?
それは言うまでもない。
またいつものように、いつものごとく私が彼のことを『イヤ』になったのだ。
別にケンカしたわけでもないし、イヤなことをされたわけでも、気に障ることを言われたわけでもない。
ただ単に『飽きた』だけのこと。
今回は今までとは違い、彼に対して『飽きた』わけではなく、忙しい彼のことをあれこれ考えることに『飽きた』のだ。
一度そう思うと、そう、面倒くさいって思うと、もう全てがどうでもよくなる。
彼のことは嫌いじゃないけど、もう疲れた。
これまで数人の人と付き合ってきたけれど、自分からは告白したことがない。
いつも相手からの告白で付き合ってきたわけだが。
ずっと片想いをしていた人からの告白の時もあれば、大して好きでもない人からの告白なんてこともある。
そんな場合、まず付き合うか断るかを吟味するわけだが。
ある程度性格を知っている相手なら、気心の知れた相手なら、一度付き合ってみるのも悪くはない。付き合っているうちにだんだん好きになる場合もあるからだ。反対にだんだん嫌いになる場合もあるが。
ましてや、『あなた誰?』状態の人から告白されても、正直なんとも答えようがない。
『まずはお友達から』なんて言ってお茶を濁すほかないのだ。
だって、あまりに無下に断って逆ギレでもされたら、ねえ。
一番ビックリしたのは、友人達と一緒に1度しか会ったことがない人に、2度目に会った時のこと。
「僕の理想の女性です。付き合って下さい」
「え?」
ってな感じ。
そりゃ、え? ってなるでしょう。
2度目に会ったってことは、話すのも2度目。
ハッキリ言って顔も覚えていないくらい。
ただ、共通の友人がいるってことだけ。
お互いの事は何にも知らないのに、何が理想の女性よ。
私のこと知りもしないくせに。
お読み下さりありがとうございました。
次話「本当の出逢いって?」もよろしくお願いします!
本日更新します!