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村人でも夢を見たくて  作者: 9ちゃん
2/6

妖狐少年の何を知る

遅くなって申し訳ありません

第2部です

話の展開早い気がしますがお許しを

「キミ、魔王の血引いてるでしょ?」


え・・・魔王の『血』?


「ちょ、ちょっと待ってください、どういうことですか?!」


魔王の血を引いている=魔族のはず。だけど、僕には、村人という職がある


「正確には、キミの親戚が魔王かな?多分、2世代前の親族にカルマって人いない?」


昔、家系図のようなものを見せてもらった時に、その名前があった。


「でも、見た時には、行方不明で死亡扱いって聞いたんですけど。」


そう、行方不明だ。会ったこともないし、見たこともない


「それに、魔王って、魔族・・・ですよね?」



「やっぱり、村人の認識ってそんなもんかぁー」



え?村人の、認識・・・?

昔から、魔王とは、魔族の王で、強大な力を持っているとされていた。

魔王=魔族じゃない?


「その通り、魔王ってのは、今は元人間。それもLv80の勇者」


Lv80の勇者・・・

歴代最強と言われ、魔王を倒す、最後の砦と言われていた。

そして、魔王討伐に向かい、そのまま勇者パーティーは行方不明。


「行方不明になったとされていた勇者たちは、勇者は魔王として、そのほかのパーティーメンバー4人は四天王と名を変えて、侵略を始めている。まだ、情報共有がまともにできていないんだね」


「情報共有ができていないって王都ではそれが普通ってこと?」


「どうだろうね、だけど知っている限りではほとんど常識というレベルで広まっているさ」


そうだったのか、全く知らなかった。

村の住人も、家族もそんなそぶりを見せたことはなかった。


「・・・そういえば、なんでこんな所呼ばれたんだっけ?」


「そうだ!戦う方法、教えてください」


「じゃあ、首都ベルガーに向かいながら訓練するよ。このへんの魔物だと、Lvは30が限界だからね」


そうだったのか、魔物ってのはLvがあるんだ

魔物の上に幹部がいて、その上が魔王だと思っていた。

流石に、全100冊しかない村の図書館で手に入れた知識なんてそんなもんか。

実戦で覚えていけばいいや。


「じゃあ、明日の朝8時に集合ね、時間守れなかったら教えないから。」


そう言って、勇者パーティーは村に戻って行った。


「・・・少しその辺の魔物でも狩ってから帰るか。」


さっきから村の周囲に群がっているスライムなどの魔物が寄ってきている

この世界のスライムは、魔力に惹かれて近づいてくるため、魔力が多ければ多いほど集まる。

この村はスライム素材を集めるスポットにもなっている。

・・・原因は僕の魔力なんだけどね。

ざっと400はいるであろうLv無しのスライム群

その中に単身で突っ込んでいく

最近、日常になっているスライム狩り

スライムは生きるための獲物だった。



次の日、集合時間前に到着したものの、集合時間になっても勇者パーティーの妖狐が来ない。

「時間厳守って言ったのに、こっちが遅刻しちゃったじゃない。」


「全く、あいつはいつも通りだな。」


「甘やかすからだろっ!」


魔女と勇者のやり取りを横目に見ながら妖狐を探す。


「ギリギリ・・・セーフ?」

って言いながら後ろから抱きついてきた


「ふぇ?!」

不意打ちだったとはいえ、情けない声を出してしまった。


「アウトだよッ」

魔女の怒りが飛ぶ

しかし今どこから現れた・・・?

ずっと街の方見てたのに一回も姿を見ていない。

出入り口はこの一箇所だけ。

そして後ろから現れた。

どうやって?


「今、どうして後ろから来れたかって考えてるでしょ?」

「無視するなッ」


妖狐は魔女の言葉を聞き流し、聞いてくる。

「実はね、いたの気付いた時から、透明化して近づいてたんだ」

「お前、もう魔力使ったのか・・・温存しておけよ」

ついに勇者から呆れた声が出てきた

「あ!」

「なになに?」

「最初、透明化教えて!」

ということだ。透明化覚えておいたほうが、後々、使えそうだと思ったから。

それに、逃げる時にも使えるし。

「そうだねぇ、ま、いいよ。そんな難しい魔法じゃないし。ただ範囲魔法だと詠唱も魔力も桁違いだかっら・・・まぁ、魔力の心配はないか」

「じゃあ、これ持って、『インストール』って言って。」

なにか巻物のようなものを渡された。

「それは魔法習得書っていって、通常レベルが上がらないと手に入らない魔法を、簡単に手に入れられるアイテムだよ。ダンジョンとかの隠しアイテムで結構希少なんだよ。」

「そんな大事なもの使っちゃっていいんですか?」

「いいよいいよーなんてったってこのパーティーもう全員透明化覚えてるしね」

「それと、こっから敬語は禁止な?」

「了解でs・・・了解、じゃあありがたく。」

感謝しつつ、巻物を手に取り。

「インストールッ」

淡い赤色の光に包まれていった。

魔法とか詠唱とか、全然思いつかねぇぇぇぇぇ

そんな状態で異世界ものが書けるのか

まぁ、個人的に異世界ものの方が好きなので書いてて楽しいですが

サブタイトル一話のあとがきと変わってしまいましたが二話『妖狐は少年の何を知る』でした

次話、『勇者パーティーは壁に止まる』(仮)もお願いします

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