2にちめ
次で最終回です。
前回までのあらすじを三行で表すと
エルソー○のゲームアカウントが不正ログイン
さ
れた。
以降簡単な流れ
――※――――※――――※――――※――
【7/31】
当日の7/31の時点でエ○ソードの運営会社、ハンゲームに被害があった旨を伝える。
返信先は自分の携帯宛。
登録時のメアドが『某2番手ぐらいの検索サイト(※3)』だったような気がするが、正直にいってちょっと心配だったので、それに。
「アイテムが返ってきたらいいなあ」の感覚。
これ以上はなにも出来ることはないので、ひとまず判明している要ログインが必要なものにはPW生成と管理が行えるアプリをスマホにインストール。
ソフト名は「SafeInCloud」っていう有料のアプリ。
大体500円ぐらいなのですが、Googleアンケートに答えると謝礼として50円ぐらいが溜まるというアプリがあってそれを使って実質無料で導入。
このアプリの良いところは日本語なところ(※1)。
ついでにPCソフトの方も無料のようなので、一緒に導入。
OTP(※2)を入れているものも引っくるめて全部変更。
寝るに寝れないながら無理やり寝る。
【8/1】
犯罪に遭おうが仕事はあるので出勤。
熱はとれたもののキリキリ痛む頭痛と喉から来る咳は悪化の一途を辿る。
朝8:30に警察に一度連絡入れるも、自動ガイダンスの無機質音声がこれまた聞こえにくい。
そのまま職場に着いたので諦める。
相変わらず職場で放置されているため、その合間の10時頃にハンゲームから携帯宛に返信。
曰く、ハンゲームで行う調査で、私のIDが盗用されたかどうかなんて分からないし、判断できません。
不正アクセスの調査は公的機関の介入する作業なんで(ハンゲームでは)やらないです、とのこと。
最後にログインしたのいつ?
またメールアドレスとか変更したら、その際の変更したよメールが飛んでくる筈だけど、とんでない? 確認してあってもなくても問い合わせフォームに連絡くださいとのこと。
登録時メールアドレスが正直覚えていなかったが、課金時の確認メールとかから『某検索サイト』のメールアドレスだと思う、という情報とともに個人情報を入れて送信。
個人情報に関してはゲームキャラがプリントされたビットキャッシュのカードを郵送されたことがあるので、多分それと照会されたら確実という旨も伝える(※4)。
14:00
世間的に12:00から14:00まではお昼休憩が多いので、14:00に休憩を取らせて貰い、地元(※5)の警察署に連絡する。
結論から言うと被害届受理されず。
代わりに警視庁でやってくれとたらい回し(※6)。
「いいのかそれ」と思いつつも、職場(※7)近くの交番に聞いてみたら近くの警察署への連絡先を教えてくれて、そのまま連絡。
話をすると物分りがいいというか、流石警視庁やでって感じで話がサクサク進む。
また「本来地元の警察に通報するものでしょうけど、地元の警察に頼んだら時間外なので警視庁に頼め」と言われた辺りを伝えたところ、
「(警察側の)時間外だけど、そちらが困ってるし仕方ない。仕事終わりにまた警察署に来てくれ」とアポを取る。
15:00
ハンゲームから返信メール。
曰く、警察より正式に協力要請きたら積極的に協力するよ(※8)。
あと、パスワード再発行するから、最後にログインしていたメールアドレス教えてくれとのこと。
さっきもやったはずなんだけどと思いつつ、フォームから送信。
17:30
ハンゲームから返信メール。
曰く、登録時のメアドと新しく発行したパスワードを紐付けしたから、そっちで変えてくれとのこと。
イラッとする文面(※9)だったが、即日解放されたのでひとまずパスワードを変更する。
パスワードは17桁。
18:00
終業し、まっすぐ警察署へ。
19:00
概要を伝えたところ、「うわっめんどくせえ」、「千葉県警のほうでやってくんないwww」と嫌そうにそれでいて笑いながら言われる。
そう言うのはどうかなあっとは思うものの、言外に隠さずに言う辺り好感を持った。
地元の警察の方はたらい回しどころか、めんどくせえのに当たっちまったよ……って空気が声を通じて感じるので、こっちのほうが物凄く好感度高い。
「十中八九、踏み台介している筈だろうから、犯人逮捕は難しいだろうけど10月ぐらい(※10)には挙げるかどうかはともかくとして、動きがあるとは思う」とのこと。
被害届提出完了。
あと、証拠品としてIPアドレスとかはカメラで撮影したけど、紙でも欲しいから印刷して持ってきて(※11)とのこと。
明日持ってくるよ! と約束して解散。
22:00
自宅へ帰り、早速○ルソードにログイン。
やっぱり抜かれていた。
ダメ元でハンゲームにアイテムデータ復旧をお願いする。
ここまでが8/1までの出来事。
※1
1Passwordも入れてみたのですが、英語の画面のまま10分放っといても、画面内をタッチしても遷移どころか反応しないのでアンインストール。
※2
ワンタイムパスワード(One Time Password)のこと。前回にも入れている説明ですが念のため。
※3
ぶっちゃけると「Yahoo!」のこと。
※4
まだ残ってる。期限は無期限。
※5
空港が近いところ。
※6
地元警察署に連絡。
「サイバー犯罪について被害届などを出したいのですが、ご担当者様いらっしゃいますか」と聞いたところ「は?」と言われる。
聞き方が悪かったと思い、「インターネット上のアカウントに不正にログインされて、アカウントに入れないので――」とも言っても通じない。
言い方に悩んだところ、向こうがしびれを切らしたのか【生活安全課】に繋がり話すも、声が非常に小さくて聞こえない。
声を大きくして貰い、話すも段々と小さくなる上に"なんかもうめんどくせえ電話取っちまったなあ"といいたげなため息を4,5回。
IPアドレスとか踏み台とかその辺りのことを聞いても生返事。
本来であれば、地元の捜査になるので被害届出したい旨を表明するも「はぁ」と更なる生返事。
21:00頃に伺いますと言ったところ、今度は喜々として「時間外労働なんで無理です」と返答。
「土日は行けますか」と聞くと「それも時間外労働で……」とのこと。
どうあってもめんどくさい対応はしたくない。けれども、それを言ったら問題になるっていう意図が見え隠れしていて、本当にこの県警大丈夫かという心配が。
「職場はどこですか」と聞かれたので「東京」と答えたところ「じゃあ警視庁でやってください」とのこと。
え、地元じゃないといけないんじゃないのと聞いたところ、どうしても「時間外になるなら、警視庁で受け取ってもらえるか交渉したらいいでしょう」だそうで。
お、おう……。
という地元の警察応答。
※7
職場は東京。
※8
むしろ警察から協力要請来ても対応しない企業があったらそいつを見てみたい気もする。わざわざ書くことかなそれ。
※9
今回限りの特別対応だそうで。アカウントハッキングを二回も三回も受ける人もいないとは思うが、今回限りの特別対応って文面って特に要らなくない?
特別がないとしても"今回限り"ってワードも要らないでしょうに。
※10
プロバイダのIP保存している期間が3ヶ月なのだそう。だから3ヶ月が勝負なのだとか。
※11
裁判所で逮捕状とかその手の書類の請求するときに、証拠品として写真データじゃなくて『被害者から貰った、紙などの実データ』ないといけないとのこと。
もし被害届出す方がいたら、実データを出すといいでしょう。