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009学校初日002

扉を開けるとそこは教室だった。ん?後ろの扉を確認するとと閉まっていた、勢い余ってバンっと扉を開いたがその扉の先には見たことのない廊下が、先ほどまでいた本が沢山ある部屋ではなかった。


(あの彼女が魔術を使ったのか?どこでも扉みたいな・・・扉渡りみたいな?)


少し思考していると、教室にいるほかの生徒の視線が集まっていることに気がついた、なぜ?と思って周りを見渡してみたが、1つ気づいたことがある、俺の格好と周りの生徒の格好が違うことに、教室を間違えたか?と思い部屋を一度でて教室の上にあるクラス札を見たのだが間違っていないヘンと書いてある。

少し聞き耳を立ててみることにした、ふむふむ(彼が特待生の?)(多分)(私たちと制服が違うよね?)(やっぱり私たちと雰囲気違うねー)(((うんうん)))

あれか、とりあえず俺の制服が違って特待生だと思われてるから、見られて内緒話されてるのか、はぁ面倒だ。とりあえずいつまでも入り口に立っているのもアレだし適当な席に座ろう、確か座る場所はどこでもよかったんだよな?とりあえず後姿を見てコソコソ話されるのは嫌だな・・・とりあえず後ろの方で、そして今日は春風が暖かい日だ、窓際に行くべきだな、一番後ろの窓際は・・・誰か座ってるな、その前に座るのはなんだか嫌だな・・・とりあえず1つ開けて後ろから3番目の席に座るか。


教室にいる人を避けて後ろの窓側の席まで移動する、すれ違った後コソコソと俺に対する話し声が聞こえるが、今は無視というか気にしないべきだろう、いづれコソコソもなくなるはずだ、それまでは我慢するべきだ、ただでさえ目立っているのにこれ以上目立つのは余り良くないかな?

目的地に着き、椅子に座った。


(ふぅ、なんだかよく分からないけどとりあえず目的地につけてよかった、後は流れに身を任せて・・・)


ここは学校だ、多分時間になったら教師が来るのだろう、それまで思考に耽ようと思ったと同時に後ろから肩を叩かれた。後ろを振り向くと窓際一番後ろに座っていた男子生徒が俺の後ろの席に移動して俺の肩に手を置いていた。


「よう」

「・・・・・・」

「なんだ?もしかして喋れなかったりするのか?」

「いや、普通に喋れる」

「そうか、なら良かった。でだ、俺はバルフィバだ」

「おっおう、バルフィバか」


唐突に・・・・・・バルフィバか、なんだ?特殊な組み分け的なものか?特待生以外にそういったものがあるのだろうか?


「いや、俺は名乗ったんだ、お前も名乗ったらどうだ?特待生」

「あー俺は湊、蒼井湊だ」

「そうか、よろしくなぁミナト」

「おう・・・よろしくな・・・」


彼の名前だったのか・・・そうだよな異世界だったな、確かにそれっぽい名前だ、はぁ名前覚えるの難しそうだ。

俺の肩を叩いたバルフィバの容姿は、見た目180程度程ある身長に、キリッとしたといえば聞こえはいいが実際は厳つい目、髪は刈り上げボウズ頭、制服の第1ボタンを外し、緩くつけたネクタイ。これが異世界ヤンキーか!


「はぁん?俺が誰だかわかって恐縮してんのか?ちっ、せっかく身分隠して一般生徒として勉強しようと思ったんだが、一発目からこれじゃあな・・・この国の第1王子ってのも、はぁ気が重いぜ」


・・・・・・俺が色々と考え事している間にべらべらとバルフィナが喋っていたため殆ど頭に内容が入ってこなかった、でも


「第1王子?」

「あぁ?そうだよ、お前気づいたんだろ?せっかく髪きって雰囲気ばっちり変えたと思ったんだがな、これでバレるなら打つ手無しだな」

「え?いや気づいてないよ?第1王子だったの?」

「はぁ?いや返事した後に考え込んでただろ?どう対応しようか迷ってたんじゃねーのか?」

「それ深読みしすぎ、あー深読みしすぎですよ・・・殿下?」

「ちっ、いいよ敬称なんて、自分から行っちまったが気づいてるのなんてお前だけだろうし、他の奴等からの視線も飛んでこない、聞き耳立ててもお前の話で塗り替えられたし、俺のことを言ってるやつなんていない、まぁあれだ、知ってるのはお前と学園長ぐらいだ、卒業するまでは頼むぜ?親友?」


そういうと再度肩にドンっと音が鳴るほど強く肩を持たれニギニギされた、厳つい顔で右側の口角を上げながら。

・・・はぁ、さっそく巻き込まれたらしい。それでも知ってる人がいないより一人色々な方面で心強い仲間ができたと考えたらプラスか。


「でだ、俺の正体に気づいたわけだが、それは当たり前だが公言するなよ?敬語とか敬称とか上に対する感じのもなしな、俺とお前対等。バルフィバとミナトは対等だ、ちなみにバルフィバってのは当たり前だが偽名だ、まぁもう少し仲深めて、お前が心から信用できるようになったら教えてやんよ、お前が凄い奴だったら家で雇ってやってもいいぞ?」

「わかった、普通に話す、けど俺とバルフィバは親友じゃなかったのか?お前が言ったんじゃねーの?後面倒だから本名教えてくれるまではルフィ」

「それはやめろ」

「あーバルって呼ぶな」

「それならいいぞ、ミナトは略すまでもないか、それと痛いところついてきたな、っはっははは。ミナトは頭いいほうなのか?冴えてるな」

「そうーでも」

「まっ、もう少し待ってくれや、お前の本質を、見極めさせてくれ。それ、その服着てるってことは学園長には認めらてんだろ?」


(認められたんだろ?っいわれても俺は知らないんだけどね、勝手にそうなってるだけで、俺をこの世界に呼んだ女神がかってにこの世界を歪めて、俺と言うピースをはめ込んだんだろうね、まぁでも認められてるってことは、俺の知らないこの世界に存在した俺の事を知ってるってことになるかもしれないから、学園長には要注意かな?)


「そうだね、俺にはよく分からないけど、認められたからこの制服を着てるんだと思うよ?」

「語尾がなぜ疑問系かきになるが、まぁそんなの気にするまでもないか。じゃあとりあえず俺は一番後ろの席に戻るな、あそこが一番風通しがよく全体が見渡せて尚且つ、少し目立つが教師との距離が遠く怒られにくいと見た」

「じゃあ俺はその前にでも座ってようかな?一番後ろには座れそうにないからね、隣だと気持ち悪いし」

「おいおい気持ち悪いって何だよ、気持ち悪いが」


そう言いつつ、バルが後ろの席に移動する、俺もそれと一緒のタイミングで一個後ろの席へ移動した、うへ尻が生暖かい。

それから、その席から見える外の景色をのんびりと眺めたいたら、バンっと音がして教室のドアが開き、外れた。何を言ってるか分からないと思うが外れて倒れた、それをあわててはめなおし教室へ入ってきたのは多分このクラスの担任教師になるであろう女教師だった。


女教師・・・全然そそりません、女子生徒のほうがいいです

よろしくおねがいします

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