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006入学式1

次の話かいてます、あとがきのセリフは毎回じゃないですが書いていく予定です~

朝目が覚める、ンーーっと背伸びをする、朝起きたら元の生活に戻っていた。

なんてことはく、昨日と変わらず、木製の部屋に木製のベッド、それと異世界とは思えないほど柔らかなベッド、滑らかな肌触りのシーツ、ふかふかの枕、睡眠環境は前の世界よりも良くなっている気がする・・・

ふぅぁ、と大きな欠伸をすると眠気眼を擦りながら、ベッドから降り立ち上がる。

(そういえば、自分の部屋をキチンと見たことがなかったな)

そりゃそうだ、この世界に来てはしゃいで、先輩に、魔法使って、勘違いされて、執事が来て、奴隷をもらえることになったんだった。部屋をまじまじと見る時間はあったのだろうが、それ以上に魔法の誘惑がすごかったんだな!改めて俺がこれから住む場所に何があるのかちゃんと把握するか。


湊は早速部屋の中を探索し始めた、部屋の中には、靴が4足分入っていてまだ余裕のある靴入れと、ベッドが一つ、横に長い机が1つと、ベッドの横に小さなものが置けそうなテーブルが1つ、椅子は全部で2つ、この学校の制服が6着かけられたクローゼットが1つと靴下や下着の入った下着入れが1つ、長机の上には数枚の紙とインク、羽ペンが置いてあり・・・


そこまで確認したところで、部屋をノックする音が響き。


「おはようございます湊様、お迎えにあがりました。」


といきなりお迎えが来た、誰だろう。

今日は入学式だ、俺は特待生、お迎えと来た、導き出す答えは・・・

わかんね、とりあえず出るか、「はい」と返事をして部屋の扉を開けた。

部屋の扉を開けると、一人の女性が居た。身長は160cmより少し低いくらい、長い金色の髪を腰まで下げ、青い瞳に黒縁眼鏡、体はほっそりとし出るところは出ている美人さんだった。


「改めまして、おはようございます湊様。お着替えは済んでいらっしゃいますね、身だしなみも・・・これで大丈夫ですね、生徒手帳はお持ちでしょうか?確認しました。それでは湊様、入学式が始まりますので、私の後についてきてください」


流れるような会話に気圧され流され、言われたとおりにすることしかできなかった。

だがまぁ、入学式がどこで行われるかわからなかった現状からすると、幸先のよいものであった。


金髪美人さんに連れられた先は、かなりの広さを持った講堂だった、ここで入学式をするのであろう、講堂入り口の大扉はすでに開いており、そこから中へ入っていった。行動の中にはすでに大量の人が座っており、すでに入学式の準備はできているようであった。


「あのー」

「違いますよ?湊様を待っていたわけではありません、入学式の際、特待生の皆様には学園の使用人が必ずお迎えに上がることになっているのです、座る席も今ごらんになってる皆様とは別の場所ですし、特待生の皆様はこのような行事ごとに出席なさらない傾向にあったので、お迎えに行くようにと学園長が去年から。まだ始まっていないのは学園長が・・・少し遅れているのでしょう、席に案内しますので、始まるまでそこでお待ちください」


聞こうと思ったことを全て答えられた、まだあのーとしか言ってないのだが、これが魔法の力なのだろうか?そうだったら恐ろしいな・・・

このまま正面の通路を進み、特待生用の席に向かうのかと思ったのだが、そうじゃなかった、入ってすぐを左へ曲ると上へとあがることができる階段があり、そこをあがった先、二階席が特待生用のスペースだった。

金髪美人さんは「それでは、終わり次第お迎えに上がります。」と言うとその場から去っていった。俺はとりあえず目の前の席に座り、周りの状況を確認した。

俺を含め今いる特待生の人数は7人、男性4人、女性3人だ、全員適当な位置に疎らに座っている、一人一人のとりあえずの特徴を覚えておこうと思い近くにいる人を見渡した。だがそれと同時に講堂が静かに騒がしくなった。

視線を下へと向けると、先ほどまでいなかったステージに一人の若い男性が立っていた。


「あー、あー、ゴホン。皆様始めまして、そしてティーズ魔道学園に、ご入学おめでとうございます。」


と入学の挨拶から始まり、祝辞、各教師紹介・・・あれ学校長が遅れてたんだよな?一番初めに年老いた学園長が落ち着いた声で「入学おめでとう」みたいな感じで始まるのかと思ったけど、そうじゃないのか何のために待ってたんだろう?

そして他にも色々と続いた後現生徒会長からの挨拶が始まった。出てきたのは・・・あれ?あの人は・・・・・・。昨日の先輩だった。先輩の話す内容はいたって普通、定番な内容だった。違ったのは内容に異世界情報が混じってるくらいかな?

(あの人生徒会長だったのか。だがこの学校は2年制だよな?手紙には2年間って・・・俺の知らない情報が沢山あるんだろうな、それはおいおい調べるか)

昨日の先輩が「これで俺の話は終わりだ。此処で学び、訓練し、奴等に死の鉄槌を、期待してるぞ。」そういいその場から去っていった、奴等?言っていた異邦人のことか?あの場で言ったからにはこの場にいる入学生にも被害を被った人がいるってことか・・・俺も関わる可能性が・・・いや希望的観測はやめておこう、必ず関わることになるだろうからしっかりと今できる事を把握、この世界で新しい魔術を覚えたり、しっかりしないとな。

そして、最初に出てきた若い男性が再度出てきた。


「これで、入学式は終わりです、皆さんにはこのまま先日の戦争を見てもらいます。この世界に生まれ、魔力と言う力を授かった皆さんには遠からず関わることになる可能性が大きい未来だからです、すぐにとは言いません、違う道もありえます、ですが、今を。魔術師の今を。現状を正しく理解してください。今、私たち魔術師の立場がどのようになっているのか。そして真剣に学んでください。死なないために。先輩達から技術を盗み昇華させてください、生きるための活路を見出すために、私たち魔術師を1つ上の高みへと持ち上げる、昔の栄光を取り戻すために」


講堂内の証明が消え、若い男性が立っている場所の後に、青く光る結晶が浮き上がった。若い男性はいつの間にか手にした杖を地面に、カツンと音を立てて鳴らした。すると結晶が4つに割れ、四隅に分かれ、4つが青い線で結ばれ長方形の形を成した、もう一度杖を鳴らすと長方形の中も青白く光り始める。


「しっかりと見るんですよ、目をそらさずに」


そう一言発すると、今まで以上に強い音をならした。一瞬目の前が真っ白になるほどの光で目を瞑ってしまった。

・・・・・・目を開けると俺は宙に浮いていた。そして目の前に移りこんできたのは戦場だった。


今回もあとがき無しです

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