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004入学式前日3

リアルが忙しすぎなのですよっと、次話は書き溜めしてます

タルト荘に入って少しまっすぐ進んだところに3方向に分かれた道がある、各施設へと向かうための道だ、この道を先輩に引きずられながら右へ進み、石造りの闘技場?のような訓練施設へ連れられていく。

訓練施設に入るために設置してある扉は3メートルほどの高さがあり、分厚い木で作られていた、それを先輩は軽々と押し開けると「軽量化の魔法がかけられているから、見かけほど重くないぞ」と驚いた顔をしている俺に説明してくれた。

訓練施設の中にはいると、まず左右に伸びる通路があり、これは着替えや水浴び、始める前の準備や終わった後に、使う場所だそうだ。

左右の道をスルーして、そのまま少し進むと、アーチ上の入り口があり、訓練場が見えた。中の作りはとても簡素なもので形状は長方形、前の世界のサッカーフィールドの3分の2程度の広さがあり、地面にはきめ細やかな砂がしいてあり、天井は吹き抜け、周りは薄く茶色じみた壁で覆われていた。

ここまで俺を引っ張ってきた先輩はその手を離すと。


「よし、着いたぞ。ここが特待生に使用許可が下りている訓練施設だ」


といってこの場所を紹介してくれた。後、このタイミングで気になることがあったので聞いてみることにした。


「生徒手帳にある許可証はいつ使うんですか?」

「古ぼけた建物があっただろう?あそこの扉を開けるときに、その周囲にこの生徒手帳がないとあかないように細工がしてある。まぁ特に使うって事はないな。持っていれば必要なときに自動的に認証してくれる。」

「へー便利なんですね」

「だから、必ず持ち運ばなければいけない重要なアイテムってことだ」

「忘れないように気をつけます」

「気をつけるんじゃなくて、忘れるな、なくすな。これが無いと、この学園で何もできなくなるからな、それともし紛失した場合、再発行には3日かかる。じゃあ朝練頑張れよ、何かあったら聞いてくれ、俺にできる事なら何でも手伝ってやる」


そういうと先輩は少し離れた場所でストレッチを始めた。

此処ならば何をしても大丈夫なのだろう、さっそく魔術の練習だ!まずは各系統の基本属性魔術を使ってみるか、ふふ。

確か基本の魔術は杖を持っていたら杖の先に、持っていなかったら右手の手のひらを上にして、そこに球体状の魔術を出し、敵に飛ばして攻撃だ。とりあえず、炎属性から順に試してみるか。

確か詠唱はゲームと同じって書いてあったよな、まずは炎球で!


「散花の如く 炎球 ウーヌス」


唱えた魔術は対象に当たる寸前に散り、対象に広くダメージを与える炎球を出すための魔術だ。魔術を唱えると右手の手のひらの上にソフトボール程度の炎の球が出た。無事に魔術を使えたことに喜んだが、当てる的がないことに気づき、炎球を維持したまま新しい魔術を紡ぐ


「阻み散らす 昇壁 アルクス クイダム」


唱えた魔術は壁を召喚する魔術、ゲームのときは場所指定があったのだが、現実となった今それはできない、なので出て欲しいところを、頭にイメージして魔術を唱えた。

すると、念じた場所に長方形の縦2m、横3メートルほどの壁が出来上がった。的はできた後は右手に維持している魔術を飛ばすだけだ。「セクエレ」と右手の炎球を目の前の壁に向け唱える。

プロの野球選手がボールを投げたときくらいの速さで炎球が飛んでいき、壁に当たる寸前に前方に炎を散らせた。パッと紅い花を散らしたかの如く、炎球が散った。


「この魔法はいいな、なんというか当たる瞬間に散るところが綺麗だ。パッとな、パッと。よし次だ」


そして、基本属性、火、水、地、風を使ってみた、火は炎球、水は水破、地は爆岩、風が風殴だ、これら全てゲームのときと同じように効果を発揮してくれた。そして基本派生属性、氷、雷、木、闇、光、それらの魔術も使えることが分かった。次に特殊属性の、無属性、これは魔力を様々な方法でぶつけるだけなので簡単に使えた、特殊属性は他にも多く存在するのだが、人の身にはここまでしか扱えない、精霊を宿していたり使役していたり、神、悪魔、そのた色々の加護を獲ているのなら話は違ってくるのだが。だがまぁこれで一通りの基本属性魔術は使えることが分かった、まぁこれら全てが使えるということは初級魔術は全て使えてもおかしくないだろう、キャラデータを引き継いでいるということはできるはずだ。

そして次にウォルウィズの得意魔術、防御魔術全般の基本防御魔術全てと最高位魔術を一つだけ使えるか試してみることにした。

まずは物理の基本防御魔術、防御系の基本は魔方陣を空中に展開し、それにそれぞれの特性を付加することにある、その次の段階として肉体に付加、物体に付加、そして魂に付加と順番を追う。


「フィー パリエース」


唱えた魔術は物理防御用の魔方陣、魔方陣の色は白だ、任意の場所に指定して魔法陣を出すことができるのだが、自分との距離によって消費する魔力量が変わってくる、今回は試しになので、前面にだした。

ちゃんと物理防御が働いているかを試すために、魔方陣に対し爆岩の魔術を放つ、唱えた魔術は前方6mの位置に用意した魔方陣に当たると同時に爆発、地面に爆発した欠片が散らばっているが、魔法陣の反対側にはそれが散らばっておらず、しっかりと魔方陣の機能が働いていることが分かった。

次に魔法防御の魔方陣を作り出す。


「ミー パリエース」


薄く黄色がかった魔方陣を先ほどと同じ位置にだした。そして先ほどと同じように爆岩の魔術を放つ、今度は魔方陣にあたることなく、すり抜け突然勢いをなくし地面に落ちた。

なぜこうなったか、簡単に説明すると、物理防御の魔方陣は物理を通さない、魔法防御は魔法を通さない、というよりも魔力を通さない。なので爆岩にかかった爆発する魔術と飛ばす為に使われている魔力が魔方陣を通ったと同時に魔方陣に阻まれ、残った岩がその勢いのまま魔方陣を抜け、勢いをなくし落ちた。これが確認できたということは、物理、魔法防御陣が機能していることが分かった。残りの防御魔術は気力、精霊、呪術、神術なのだが、それらの魔術が使うことができないので魔法陣を出すだけに留まった。

最後に防御魔法陣の最高位魔術を試すことにした。


「最果ての宮殿 六柱の神官 基盤を作りしはかの者等なり 不動にして堅牢 揺ぎ無き楯を マグナ・イニティウム・ウィンクルム!」


指で宙に文字を書きながら魔術を唱える、本来ならばかなりの詠唱量のある魔術なのだが、ゲームでは魔術を使えば使うほど熟練度が溜まっていき、ある一定を超えると必要な詠唱が減っていく、そして、熟練度を最大まであげた防御魔術は詠唱時間が5分の1になっていた。

宙を書いた指先からは黄金の光が漏れ、指をなぞり宙に文字が浮かんでいく、詠唱と同時に文字を書き終えると、書き終えた文字を右手のひらでなぞる、すると文字が消え、手のひらに黄金に光り輝く魔方陣が現れた。あとはこれを解放するだけだ。


「オムネース・リベラティオー!」


右手を前方に突き出し、気合を籠めて唱える、すると手のひらに収まっていた黄金の魔方陣は目の前に突き進むと、瞬く間に肥大化、直径5mほどの黄金に輝く魔方陣が出来上がった。

この魔術は設定されている耐久値まで、どのような攻撃でも防ぎきることができる唯一の防御魔法だ、さらに一度魔術を唱えるとそれが、ストック状態となり、解放のキーを唱えるまで魔方陣が右手のひらに残り続ける、任意のタイミングで防御魔法を行使できるってわけだ、ただし、複数条件があり、同時に展開、ストックできるのは一つまで。ストックできる時間は最大で1日間、後、ゲーム内では莫大な魔力が必要であり、俺のキャラなら普通に使えるが、普通のキャラは蓄石と呼ばれる魔力を溜めることができるアイテムを使わなければ魔術を使えなかったはずだ。ゲーム通りならの話だが、まぁゲーム通りなのであろう、そしてこの魔術が俺一人で使えるということは魔力は常人以上あることが分かり、検証しようがないが、多分魔力が無尽蔵なのであろう。出せるという確認が取れたので、魔方陣を解除した。


とりあえずだ、基本属性魔術と基本防御魔術、そして防御魔方陣の高位魔術を詠唱し、そのどれも魔術の発現に成功した。

まだできることの内の2割も試していないが、おいおいこの世界のことを学びながら練習していけばいいだろう、使えすぎて異端などといわれるのも困るからな。


ゲームの世界で使えていた魔術を実際に詠唱して行使する事ができる!ふむ、これってすばらしいことだな!これからが楽しみすぎる。

そうだ、ゲームの時に好んで使っていた移動方法も試してみるか。

湊が試そうとしているのは物理障壁と移動術の一つ縮地術を使用した裏技だ、物理障壁は籠められた魔力量によってその強度を変えることができ、それに追加し出す位置により行使するときに消費する魔力量が増える。次に縮地術だが、これは簡単、足に魔力を集中させ地面を蹴るときにそれを解き放ち、ある程度の距離を瞬時に移動する移動術の一つだ、これらを組み合わせることによって立体的な移動を行うことができる、ゲームでこの技が見つかったときはすごかったな。


物理障壁の魔法を次々と唱え空中に設置していく、設置した数は合計で8枚、最後の一枚は自分の足元に出し、斜めに設置する。

そして設置した物理障壁にまずは乗る、そう乗れるのだ、これに気づいた人が現れたのはゲームが始まって大体半月がたった頃だった、このおかげで戦術に幅が広まったのだが、思った位置に物理障壁を出すのが困難なのと、消費する魔力量が多すぎるために一度挫折、その後のアップデートで障壁に籠める魔力量で強度が変わると言う項目が追加されたときに、再度火がつき、今度はある程度実用化できるところまでいった。だがまぁ・・・・・・効果と消費魔力はやっぱり見合わずお蔵入りとなり、イベントや遊びの時に好く使われるようになっていた。

足元にできた物理障壁に乗ると、足に魔力を溜める、魔力を溜める感覚が分からないのだが、なんとなく。むむっと気合を入れたらそんな感じになってきたっぽいので、それを解き放ち、目の前の障壁まで飛ぶ、目の前の障壁に当たる前に空中で1回転しそれをまた足場にして、後は繰り返し、使う、これを使うことで空中を移動することができ、地面を歩くよりも簡単に目的地へとたどり着くことができるようになるだろう。


物理障壁の最後の一枚に着地すると、ひょいっと地面に飛び降り着地した。

まぁこんなところだろう、とりあえずやってみたいことは終わったし、後は部屋に帰って寝て起きて、楽しい魔術学校での生活がスタートって所かな!


ググっと背伸びを一回し、その場をクルリと反転、もと来た道を戻り自室へ帰ろうとすると、俺を通さないかのように、大きく両手を広げ、先には行かせないぞ。と圧を送ってくる厳つい顔をさらに強張らせた先輩が訓練施設の入り口前に立っているのであった。

魔術を試す湊「ひゃっふぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

魔法防御の魔方陣を各方向に複数展開し、それを的とし炎球の魔術を放ちまくる

湊「やべぇ魔術やべぇ!ふへっふへへ」

離れたところで筋トレをしている先輩「あいつ・・・・・・大丈夫か・・・・・・?」

湊「はーーっははは!それそれそれ!!」


俺も異世界に入って魔法が使えると知ったら発狂しながら派手な魔法を放ちまくると思います、周りの視線など気にすることなく・・・

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