002入学式前日1
執筆しながら一度、とある事情によりキャッシュを削除したら書いたデータが消えました、そりゃそうだよね
朝、暖かな風と日光を頬で感じ、まどろんでいた意識がゆっくりと覚醒する。「んー」っと天井目掛けて両手を突き出し背伸びを
して、寝ているときに固まった体を少しでもほぐそうとする、コキコキと小気味よく骨のなる音を聞き、骨の音がなるのって体によくないんだっけ?と、思い出しながら朝の光に目を慣らすよう、ゆっくりと瞼を開ける。
目に映る風景全てがおかしい。旅行の最中だっただろうか?いや昨日はいつもの面子でゲームをしていたから違うはずだ。
「あれ?」と首をかしげ布団を見ると、いつも使ってるゼブラ模様の掛け布団じゃないことに気づき、お腹の辺りに手紙が一枚と、手帳らしきものがあるのに気づいた。
「なんだこれ?」
ハラリと手紙を開き、書いてある内容を読む。
ふむふむ・・・・・・「異世界転移っっ!!!!」・・・・・・「学園物っ!!」・・・・・・「お気楽自由プレイ!!」・・・・・・・「よくわかんないけど特待生スタート!!」
ふつふつと体が震え始める
「うっ・・・・・・・うぉっっしゃぁぁぁぁぁぁ!!夢にまで見た異世界転移っっ!何だよこれ!最高じゃねーかっ!っと手紙に続きがあるぞ?」
プレゼント・・・・・・・ハインシュベル・オンラインキャラクターデータ!?もしかして・・・・・・ウォルウィズだよな・・・・・・あっ楽しい学園生活終わりましたわ
orzの格好をして、落ち込んでいると、誰かが部屋をノックした。
「なにやら叫び声が聞こえたが大丈夫か?手助けが必要ならドアを開けてくれ」
「あっ・・・えーっと、大丈夫です。驚かせてしまってすみません。」
「明日が入学式だからといって、喜びすぎたのか?はっはっは、まぁ何かあったら俺の部屋へ尋ねて来い、右隣だから、相談くらいならのってやるぞ」
「はい・・・ありがとうございます」
「うむ、あまり騒がないようにな、まだ寝てる人もいるだろうから。それじゃあな」
そういい残すと壁の向こうにいる彼は、トントントンと足音を鳴らしながら隣の部屋へ戻っていったようだ。
そういえば、手紙に学生寮って書いてあったな・・・この建物は木製だから音がよく響くのか、今度から注意しないと。
まだ最後まで手紙を読んでなかったので続きを読む
・・・・・・この世界に俺を呼んだ人と会える機会があるかもしれないのか、会えることを願ってってことは、よし、頑張ろう・・・・・・「おっ!?おぉぉぉぉぉ!!」あいつらもこっちの世界に来てるのか!リアルじゃあったことはないが
ドンドン、と隣の部屋から壁を軽く叩く音が聞こえた。
「すみません」
とコンコンとノックを返しながら謝り、最後大声で反応しないように気をつけるのであった。
でだ、あいつらもこっちの世界に来てるのか!本人に会えるのは楽しみだが---場所が分からないか・・・まぁあいつ等のことだから、元気に楽しくやっていることだろう、いずれ会えるはず、それまでに自分の事をどうにかしないと・・・だな、2年は時間がある、まぁそれだけ時間があれば、ウォルウィズのデータでも少しは成長できるだろう・・・だろう・・・はは・・・と、また落ち込みながら、読み終えた手紙を布団の上に置き、次は手帳を手に取る。
それはティーズ魔道学園の学生手帳だった。
書かれている内容は、前の世界の生徒手帳と比べると詳しく書いてあり、学校の規則、寮の規則、学校の見取り図、各訓練施設の場所、それの使用許可証、学校全体の予定表、各学科別の時間割表と場所指定、よく分からないが、いくつかの魔方陣が書いてあったが、それは読めず、最後に俺の、この世界での身分証明が書いてあった(学科名、学籍番号、生年月日、年齢、名前)。
これがあれば、学校内では困りそうにないな、隣の部屋の彼が入学式は明日といっていた、それを頼りに今日の日付を確認する。
入学式は4月3日と書いてあった、それの一日前、今日は4月2日か、異世界だから月日の呼び名が違ったら困ったが、同じのようで助かった。
よし次は・・・・・・この世界で俺がどれだけできるかの確認かな?ウォルウィズのキャラデータが俺の身に宿っているということなら魔法は使えるはずだ、防御系が多いが・・・まぁそれは置いておこう、異世界にきたわけだ!新しい魔法を覚えられるかもしれないからな!
よしそうと決まったら、まずは行動だな。生徒手帳を確認して、確認に使えそうな場所を探していく、そういえば、訓練施設の許可証があったな、名前的にも使えそうだし、次の日が入学式だから、使っている人も少ないだろう、寮の門限は10時と書いてあった、まだ朝だから時間もだいぶある、まぁ大丈夫だろう、始めていく場所だから迷いそうだな・・・・・・そういえば、隣の部屋の彼が相談してもいいぞって言ったくれたな、彼に頼ってみよう、でも俺の隣の部屋って事は彼も新入生か?まぁいいかとりあえず頼ってみよう。
そうと決まれば今日することを確認する、隣の部屋、訓練施設、できる事を確かめる、時間が来たら部屋に戻って、明日は入学式、よしそうと決まれば、早速行動だ!
生徒手帳をズボンのポケットに入れると隣の部屋の住民を頼るべく、部屋を出るのだった。
湊「そういえば、この洋服いつ着替えたんだ?」
自分の体を見ると、いつの間にか魔術師っぽい制服を着ていることに気づいた
湊「まぁこれもプレゼントって事かな?」
特に気にすることなく部屋を出るのであった
データが消える前まで、あとがきにはウォルウィルがどんなキャラだったのか、ゲームの簡単な情報を書いてました、なくなってしまったので、次回辺りに思い出しながら書きます