001始まりの手紙
よろしくおねがいしっまーす♪
拝啓、蒼井 湊殿
桜花爛漫の候、突然のことで困惑していることでしょう。
本来ならば直接あなたに直接会い、説明をするべきなのでしょうが、それが叶わなかったことをお許しください。
貴方は今、地球の日本とは異なる世界にいます。あなた方の世界で言うところの、異世界転移です。
この世界の名前は、リラノッタ。貴方がいる場所はティーズ王国にある、ティーズ魔道学園、新入生の為の学生寮です。
貴方にはこれから2年間、ティーズ魔道学園の生徒として、学校に通ってもらいます。
何か成し遂げてください・・・そうお願いすることはありません。確かにこの世界には勇者だとか、魔王だとかは確かに存在しますが、倒してくださいと、そうお願いすることはありません。
自由気ままに、貴方の望むがままに、この世界を楽しんでください、謳歌してください。
ただ、一年生の時は、特待生として入学手続きをしていますが、2年生に進級する際、特待を維持できなければ、金銭が発生するので気をつけてくださいね。
それと、この世界に呼ぶにあたって、一つだけプレゼントをさせてもらいます。
貴方がプレイしていたゲーム、ハインシュベル・オンラインで使用していたキャラクターデータ、キャラクターネーム、ウォルウィズのステータス、および使用できる魔術式をこの世界でも使えるようにしておきました、魔術を使う祭は、ゲームのときと同じで、魔術名、術式名を唱えることにより、発動させることができます。
後は、自分で試してみて、試行錯誤してくださいね。
いづれ、貴方と直接会えることを願って。
新天地でのご活躍を、心より期待しております
敬具
追伸
貴方が一緒にパーティーを組んで遊んでいた他3名もこの世界へと降り立っております。私の管轄ではないので、場所などの詳しい情報は定かではないですが、学園を無事卒業できしだい、探してみるのもいいかもしれませんよ?
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この一通の手紙、生徒手帳、キャラクターデータを渡され、蒼井 湊はこの世界に転生させられたのであった。
朝起きると、見知らぬ天井、体を起こすと布団の上に手紙が一通と手帳のような物が一つ
湊「おっ?」
手紙を読む
湊「異世界転生っ!?」
手紙を右手に掲げ
湊「うぉっっしゃぁぁぁぁぁぁ!!」
ひと段落着いて、残りの文章を読み直す
湊「ハインシュベル・オンラインのウォルウィズのキャラクターデータを使うのか・・・」
orz←
追伸を読み
湊「おっ!?あいつ等も来てるのか!チャットでしか会話しなかったから本人に会えるのは嬉しいな!だが自分のキャラデータorz」
よろしくおねがいます~♪