第4話 こんな朝は望んでない...
____ピーンポーン。
静かになって廊下に響いたインターホンの音。
____ガチャ。
扉を開け、ドタドタと足音をたてて駆け込む。
影が二つ....。
階段を駆け上がり一つの扉の前で止まる。
そして勢いよく開いて、
「おっはよーう!いい朝だね!」
叫ぶ。ただ大きな声で。
その声に反応し、飛び起きる人一人。
「ん?はあああ!?陽菜!?遼!?なんでお前らいるんだよ!」
朝から怒鳴り、部屋の中やら、外やら、そこらじゅうに響く。
茶髪の髪がボサボサで、服は完全の部屋着で着崩している。目はもう閉じそうにないほどに覚めきった。そんな俺の目の前に双子が二人、笑顔で立っていた。
「真也くん、おはよー」
なんでだろう、どうやって入ったんだ。あぁ、そうか。親か。また鍵閉め忘れて仕事に出かけたか。こいつらじゃなくて泥棒が入ってたらどうするんだ、一体。
それから、隣の部屋の扉が開く音がして、こちらの扉から顔を覗かせる雪那。
「あ!やっぱり陽菜ちゃん!おはよう!」
陽菜を認識し、満面の笑みで抱きつく雪那。朝早くから家にいることに違和感はないのか。
「えへへ!可愛いな~おはよう!雪那ちゃん!」
こちらも、笑顔で答える。
中学二年生の雪那の身長に負けているし、顔が幼く、腰まで伸ばした髪を左右に束ねている陽菜。
そのためか。なんだか、陽菜が姉に抱きつく妹。の様に見えてくる。
「えーっと、朝からごめんね?」
「それを最初に言え....」
遼が謝ってくれたものの、なんだかもう遅い気がする。しかも何で疑問系なんだ。
「で、何だ用件は」
布団から抜け出し、箪笥まで行き、着替えを出す。
「あー、じゃあ下で待ってるね。そこで話す」
ということで、雪那、陽菜、遼は先に下へ降りていった。
更新遅すぎですね。申し訳ないです。
アクセス数が200越えていて。ありがとうございます。
話が全然進んでませんが、進められるよう努力しますので、気を長ーーくして待っていて頂けると嬉しい限りです!では、また次回!
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