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99.9%のスキ  作者: のん
1/8

プロローグ


――変わってしまったのは、たったの0.1%だった。



どこまでもひろがったアオに反射する、過去の残像。

だけどもう、0.1%は取り返せない。






―99.9%のスキ―













『バカならさ、バカらしくオレの言う通り動け』

『ふ、ふざけんな!あたしは犬じゃない』

『だれが犬っつった?』



ああ言えばこう言う。

それがあの人だった。



『ねー、いいかげんさ。

 手はなしてよ』

『ムリ』

『痛いんですけど』

『ならもっと痛くする』



彼はどうしようもなくイジワルだった。

そしてあたしはどうしようもなく不幸だった。



『オレがついてなきゃさ、アンタほんと何もできねえじゃん』



時々マトモに当たってしまうから何も言えなくなる。

あたしは彼がいなきゃ何もできない。



……そう言ったのは、彼の方だったのに。

ずっといっしょにいられると思っていたのに。

彼は、うそつきだ。




あたしの中の0.1%が消えたのは、そう。

あの人が突然あたしの前からいなくなったときだ。




    





    *






真っ青なそらがひろがった屋上。

誰もいないはずだった。


誰もいないと思っていた。




「何……泣いてんだよ」


「だ、れ……?」





うごめいた黒いかげに、セカイがゆれた気がした。





ほら、みて。

また0.1%が、消えてゆく。






はじめまして、そしてこんばんは。

プロローグ早々ぐだぐだです、が。

ベタ甘めざしてがんばりたいとおもいます。

それから、学生ですので勉強優先にしようと決心しました。

なので。

長期更新になります。

宜しくおねがいします。



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