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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第一章

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どうしてこんな目に合うのか知りたーい?知りたいよね?

「こんばんはー♪」


「なんだァ?ガキがこんな夜中に何の───」


宙に浮いた白金(はっきん)の剣がマフィア構成員の男の心臓を串刺しにし、そのまま男を壁に縫い付ける。


「て、テメェ!?ここが何処だか───」


白金(はっきん)の剣が今度は男の喉を串刺しに、壁に縫い付ける。


「お邪魔しまーす!」


外にいた構成員を殺害したルルは、無邪気な子供のフリをしながら真っ正面からアジトに侵入する。


当然、騒ぎを聞きつけた構成員達がやって来てルルを殺そうとするが、触れる事すら敵わずにルルが召喚した白金(はっきん)の剣によって人間の急所の額・目・喉・心臓・肺・肝臓・腎臓を串刺しにされ壁に(はりつけ)になっていく。


中にはルルの圧倒的な力の前に逃げだす者、命乞いをする者も出て来るが逃げ出した者には背中から、命乞いをした者は平伏(へいふく)の体勢となるように白金(はっきん)の剣で地面に縫い付けられていく。


そうして死屍累々(ししるいるい)となった通路をルルは残忍な笑顔を浮かべながら悠々(ゆうゆう)と歩いてゆく。


「よーし、ここだね」


ルルは、とある部屋の前で立ち止まった。


道中、惨殺しながら2~3人の構成員の脳から読み取った記憶では、この部屋の先にマフィアのボス『ゲロド』という50代の金髪の男がいる。


「失礼しまーす!」


ルルは、わざとらしくノックをして部屋に入る。


「お、お前は一体何者なんだ!?誰に雇われたんだ!?」


部屋には6人の部下を(そば)に置いた、このマフィアのボス、ゲロドは恐怖に震えていた。


彼が恐怖するのも無理はない。


彼は、この部屋に居ながら惨殺されていく部下達の断末魔の叫びを何度も聞かされ続けていた。


更には自分を守るために部下の2人をドアの左右に待ち構えてさせていたのにも関わらず、白金(はっきん)の剣が壁越しに男達の心臓を正確に貫いたのだから。


奇襲に失敗したゲロドは、ここから一刻も逃れたいという思いで一杯だった。


「おじさんがここのボス?」


ルルはゲルドを指差す。


だがこの問いに意味は無い。彼女は、この男の顔も名前も全て、構成員達の脳から読み取って知っている。


「そ、そうだが…………」


「じゃあ他は要らないね」


ルルの死刑宣告に6人の部下達は反応する間もなく、自分達の足元に現れた白金(はっきん)の剣によって(あご)の下から脳天を貫かれ、天井に吊るされる。


「うわああああああ!!!!」


一瞬で惨殺された部下達を見て、ゲロドは恐怖のあまり泣き叫ぶ。


「いひっ!くひひひひっ♪おじさーん?どうしてこんな目に合うのか知りたーい?知りたいよね?」


「あ、あああ……?」


ルルは恐怖のあまり、まともに考えることが出来なくなっているゲロドの前に立ち、上目遣いで尋ねる。


「な、なに…………!?」


「くすっ……私ね、今日、お外を歩いていたら、こわーい男の人達が私が可愛いからって襲って来て、おじさん達に私を売ろうとしてきたの。もちろん返り討ちにしたよ?……でもね、またお外を歩いている時に今度は違う人に襲われたら嫌だなーって思ったの。だからね───殺そうって思ったの♪」


ルルの左右に三本ずつ、計6本の白金(はっきん)の剣が空中に浮かび上がる。


「おじさんも、おじさんの仲間も、そして人身売買の大元(おおもと)のお友達も、ぜーんぶ♪」


「……ッ!待て、待ってくれッ!!お前、奴らの事を知っているなら分かるだろ!俺を殺したら奴らの競売場には入れないし、無理矢理侵入して殺しなんてしたら大騒ぎになって皆殺しになんて出来なくなるぞ!?」


「……そうなの?」


「そ、そうだ!」


ルルの反応に(かす)かな希望を見出したゲロドは、一気に()くし立てる。


「この国が人身売買を禁止しているのは知っているだろ?だから情報漏洩を防ぐ為に奴らの競売場は普通の人間じゃ入れない。奴らのお眼鏡にかなう様な人間か、会員になっている奴の紹介が無いと!」


「ふーん」


「仮に俺の紹介があるとしてもアンタは子供だ、一人じゃ疑われて入る事が難しいはずだ。だが俺の護衛としてしてなら話は別だ。疑われる事も無く競売場に入れて、簡単に奴らの喉元に食らいつけるはずだ!」


「うーん……それなら、おじさんを殺すのは止めようかな」


ルルの言葉にゲロドは、ほっと胸を撫で下す。


「12日後のオークションに向けての会議が二日後にある。そこで奴らの上層部と会えるが、ここで殺しても首がすげ変わるだけだ。奴らを皆殺しにしたいのならオークション日まで待つべきだ、その日になれば組織の人間は全員参加、更に奴らに加担する人間も現れるから文字通り一網打尽に出来るはずだ」


「……もー、しょうがないなぁ、おじさんの言う通りにしてあげる」


「そ、そうか!」


「みーんなを殺すまで生かしておいてあげる、これは()()だよ?」


「あ、ああ……」


助かったとゲロドが思った矢先───ルルの纏っていた空気が、魔力が更に邪悪なものに変わった。


突如、先端が赤熱(せきねつ)している焼印(やきいん)用の焼きごてがゲロドの前に現れた。


「なッ!?」


「クスッ、クスクス♪……言ったよね?()()って」


いつの間にか振られていた白金(はっきん)の剣によってゲロドの服が斬り刻まれ、上半身が裸になった所に、ルルが召喚した焼きごてがゲロドの胸板に押し付けられる。


「アギャァァァァ!!」


ゲロドの絶叫と肉が焦げる音、臭い。


そして───


「きひっ、キヒヒヒヒ!」


それに満足したルルの悪魔のような笑い声が部屋に響き渡った。

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