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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第一章

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ギルドにはワシも行くぞ

「いや~、いい湯だった~!超一流ホテルだからサービスも良くて、もう言う事ないよ!」


大浴場を堪能(たんのう)した俺は部屋に戻って来た。


「ただいまー、おばあちゃん!いやぁここの風呂は中々…………って、いない……」


部屋にはロリババアの姿は無かった。


「まだ入ってんのかな?……仕方ない、戻って来るまで適当に荷解(にほど)きでもするか」


俺は、一年暮らしていた婆さんの家から持ってきた荷物を整理しながら明日の予定を考える。


「今日は一日婆さんの荷物持ちで潰れちまったからな、明日こそは冒険者ギルドに行く!そんで定番の能力測定イベントだろ?それから討伐クエストを……いや装備を買うのが先か?くぅ~、迷っちゃうね!」


「ギルドにはワシも()くぞ」


急に後ろから声を掛けられる。


「うおっ!いつの間に!?」


俺は慌てて振り返ると、いつの間にか俺の背後にはロリっ子……もといロリババア立っていた。


「ついさっきの。それで明日、冒険者ギルドに()くのじゃろう?」


「ああ、そのつもりだけど」


「ワシも一緒に()く。この姿では新たにギルドカードを発行せねばならぬからのぅ」


「まあ、そりゃそっかぁ。前の姿と今じゃ別人だもんね。……ん?あれ、おばあちゃん冒険者だったんだ」


「昔はの。今は引退しておるが」


「へぇ~、なんで引退したの?」


「歳を考えろ」


「まあそうね。そういや、この世界って高齢の冒険者っているの?」


「基本的には、おらぬぞ。普通は40くらいで引退じゃからの」


「まあ身体が持たないか。ファンタジー物では老人の熟練冒険者ってよくいるけど、そこはファンタジーみたいには行かないか」


「……ともかくギルドカードは身分証も兼ねておるから、この世界で生活するつもりなら作っておいて損は無いぞ。…………ほれ」


「おっと!?」


急に婆さんから何かを投げ渡される。急に来たパスを俺は何とか右手でキャッチし、投げ渡された物を確認する。


投げ渡されたものは金貨三枚だった。


「それで冒険者登録と必要な物を買うがよい」


「おぉ……ありがとう、おばあちゃん」


なんか、おばあちゃんから小遣いを貰った気分だ。いや、おばあちゃんなんだけども。


「さて、そろそろ夕飯にするかの」


婆さんは備え付けの呼び(りん)の魔道具で従業員を呼ぶ。


「おっ!こんな超高級ホテルのディナーなんて食べた事ないから、もう楽しみで楽しみで!」


そもそも、この一年間婆さんの家で自給自足の自炊生活で外食なんてして無かったから、それもあってワクワクしっぱなし!


「それは良かったのぅ」


暫く待っていると綺麗に盛り付けられた肉、野菜、魚を使った様々な料理が運び込まれて来た。


「ほへ~、これは何の肉なの、おばあちゃん?」


「それはトライホーンレッドブルじゃの。程よく脂が乗っていて美味いぞぉ」


「へぇー!じゃあこの魚は?」


「これは───」


出て来る料理の数々を婆さんに、どんな食材の料理なのか聞きながら恐る恐る食べたが、どれも美味い。


というかモンスターを食するなんてテンプレ展開、地味に達成したな。


今まで婆さんに合わせた食事で野菜ばっかでたまにウサギっぽいのを食ってたけど。


そういや『クヒヒ!』とか言いながら婆さんがウサギを解体してたな~と、しみじみ思っていると───。


「おお!食える!食えるぞ!!いくらでも胃が受け付ける!!」


婆さんが若返った恩恵を享受(きょうじゅ)していた。




「くふふ~、食事が楽しかったのは、いつ以来かのぅ」


夕食を食べ終わり、ご機嫌な元婆さん。


そういや婆さんだった頃は、生きる為に仕方なくって感じで、あまり楽しそうじゃなかったな。


「おぉ~、そりゃあ良かったぁぁぁ!?」


「ん?なんじゃ?」


「なんじゃ?じゃないよ!何で急に服、脱いでんの!?若返ってもボケは治らなかったの!?」


ロリババアは唐突に服を脱ぎ、下着姿になっていた。


「ボケとらんわ!寝巻(ねまき)に着替えるからに決まっておろうが!」


「だったら、もう少し気を(つか)いなさいよ!こっちは年頃の男の子なんですよ!?」


「……なんじゃ~?もしかして、お主……ワシに欲情しておるのか~?」


下着姿のロリババアが不敵な笑みを浮かべ、ゆっくりと、こちらに寄って来る。


「昼間も言ったでしょ!婆さんだった頃の顔がチラついて、それどころじゃないって!」


「本当かのぅ?」


ロリババアが四つん這いで、こちらに(こす)り寄って来た。石鹸(せっけん)のいい香りが鼻をくすぐる。


「本当だって、俺の理性と本能と性癖がブッ壊れでもしない限りは。そんなことより早く服着たら?風邪引くよ」


「ふふん、まあよい。ワシは先に寝るが、お主も、あんまり夜更かしせずに早く寝るのじゃぞ」


「へいへい」


俺は隣のベッドから聞こえてくるロリババアの寝息を聞きながら、後回しになっていた荷解きと明日の準備もして、終わったのは23時頃。


超高級ホテルの、ふかふかのベッドの魔力は恐ろしく、あっという間に眠りにつくことが出来た。



翌朝、宿で軽い朝食をとってからロリババアと一緒に冒険者ギルドに向かった。

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