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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第二章

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ここは異世界!現実の常識なんて、ここじゃ通用しないぜー!

第11階層に降りた俺達を待っていたのは自然豊かな緑と晴れ晴れとした青空!


……何で地下ダンジョンに空が?


「…………まァいいかぁ!穴ぐら暮らしで気が滅入りそうだったから、スカッとした青空が気持ちいいぜー!」


ここは異世界!現実の常識なんて、ここじゃ通用しないぜー!


「ほぅ、地下に空があるとは……ダンジョンとはそういうものなのか?」


「……え?ダンジョンってそういう感じじゃないの?」


「さぁな。ワシはダンジョンなぞ片手で数えられるほどしか探索しておらぬが、地下に空があるダンジョンなぞ初めてじゃな」


「ああそう…………まァいいや!さっさと行こうぜ!」


「うむ」


地下に青空があるとか森があるとか、そんなのは心地よい陽気の前では些細な問題だ。


寧ろ鬱屈(うっくつ)とした気分を吹き飛ばしてくれて感謝すらしよう。


「サクッとボス戦行くぞー!」


「その前にセーフエリアで昼休憩じゃな」


「早くメシを食いに行くぞー!」


道中、ちょっかいを掛けて来る魔物を薙ぎ倒しながら、俺達は難なくセーフエリアに辿り着き昼休憩を取った。


昼食はベーコンとフレンチトースト。


疲れた体にフレンチトーストの甘さとベーコンの塩っ気が効くぜ~。


後、薄々感じてはいたが───


「んふ~~~♪」


ディザベルは甘いものが大好きみたいだ。今も普段見せないような笑顔でフレンチトーストを頬張っている。


こんなに嬉しそうに食べてくれたら料理人としてのプライドが芽生えて来ちゃうよ。


「ようし!ダンジョンもこの調子で行くぞ!」


「んふ!」



───昼食後に挑む第11階層のボス戦。


これまでと違ってセーフエリアの奥にはボス部屋に転移する魔法陣があり、それを踏んだ状態で魔力を流す事でボスの待つ空間に転移出来るという。


「魔法陣で何処かに転移するなんて初めての経験で緊張するな~」


「ほれ、行くぞ」


「よろしくどうぞ」


ディザベルが魔法陣に魔力を流すと、魔法陣が白く光り、辺りに魔力の粒子が浮かぶ。


「おおおおお!?」


一瞬で周囲の景色が変わり、いつの間にか、だだっ広い草原に来ていた。


「お、おおお~?本当に転移した……けど誰も居ないんですけど……」


辺りをいくら見渡せど、視界一杯に広がる草原と遠くに山!もうそれしかない。


「どうなってんすか?……まさかここから探せ───とぉぉぉおおお!?」


突如襲い掛かる地震。


「めっちゃ揺れる!深度5強!?」


「……チッ!芋虫め!」


ディザベルは舌打ちしながら巨大な白金の剣を───いや巨大すぎる白金の剣を作り出した。


ディザベルが作り出した白金の剣は巨大化したクリスタル・ボゥルよりも大きく、そのサイズは30m以上。


そんな巨大すぎる剣をディザベルは勢いよく地面に突き刺した。


「なに、なに、なに!?」


暫くすると何故か地震が収まった。


「何してんの!?」


「先程の地震はここのボス『アースイーター』が起こしたものじゃ」


「アースイーター?」


「地中を移動する巨大なワームじゃよ」


「それをさっきのでぶっ殺したと?」


「うむ、よく分かったの」


「そりゃあまあ……宝箱出て来てるし」


「それもそうじゃのぅ。それを開けたら次に行くか」


「はいはい」


俺は何もしないうちにクリアしてしまったボス戦報酬の宝箱を開ける。


中から登山用リュックのような物が出て来た。



■アースイーター・リュック


別の空間に物を収納できるアースイーターのリュックサック。


重量10tまでならどんな物でも何でも収納できる。



「……トラックか何か?」


「まあワシ達には無用の長物じゃのぅ」


「もっと一喜一憂してぇよ~」


俺はアイテムボックスにリュックを投げ入れて先に進んだ。



───第12階層、ボス部屋。


「もっとさぁ~強敵とのバトルとかさぁ~激レアアイテムとかが欲しいのよ俺は~」


俺は目の前のボスを見ながらぼやく。


「何なんだよ、この亀ェ!?」


目の前には赤、青、黄色と他にもカラフルな石を甲羅に張り付けたような巨大な亀がいた。


───いたが、ディザベルによって頭から尻尾にかけて巨大な白金の剣で真っ二つに切断されて瞬殺された。


「この瞬殺の流れ、まぁたかよぉ~!」


「さあ行くぞ!今日は13階層のセーフエリアで終わりにするぞ!」


「マジで何だったんだよ、この亀!?」


攻撃方法も、その生態も、1ミリ分からずに倒されたゲーミング亀の宝箱を開ける。


中身は───


「ほぉぉぉせき箱やぁぁぁ!!」


色とりどりの宝石が、これでもか!っていうくらい宝箱にギュウギュウに詰められていた。


「そういえばディザベルは宝石って───」


「興味ない。早く行くぞ」


「ちょ、待ってて!」


ずかずか13階層に進むディザベルを俺は慌てて追いかける。


「今更だけど、こんなんでいいのぉダンジョン!?」

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