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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第二章

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強化イベントはまだまだ続くよ

第8階層でスペクタクルズ・アイを覚えてからというもの、もう早く次のボス戦報酬を鑑定したくて道中の雑魚戦も気合いが入りまくっちゃって!


サクサクーっと倒して、やって参りました、第9階層のボス戦!


俺は気合いを入れてボス部屋に乗り込んだ。


「さあさあ!次のボスは~?───っていないんだけど?」


なんということでしょう、今まで何かしら居たはずのボス部屋には誰も居ないではありませんか。


「よく見ろ」


「ん?」


ディザベルに言われ、俺は部屋中隈なくボスを探してみると───いた、いました!ボス部屋の石畳の色に同化して潜んでいる奴が!


あの特徴的なsilhouette(シルエット)!見間違える訳がない。


あれは大蛇、巨大な灰色の大蛇だ!


というかディザベルに言われて気づく事が出来たが、別にカメレオンみたいに背景に擬態している訳でもないのに何でアレに気付けなかったんだ?俺の目は節穴か?


───なーんて考えていたら離れた位置にいた大蛇がいつの間にか大口を開けて俺の目の前にいた。


「にゃにぃぃぃ!?」


弾ける筋肉!弾ける衣服!


マッスルパワー全開で大蛇に飲み込まれないように奴の牙を掴む。


「なんかピリッとする!?これってもしかしなくても毒じゃない!?」


「もしかしなくても毒じゃよ」


「ちょ!?助けて~~~!」


俺は後ろにいたディザベルの方を一瞬だけ見て手助けを求める。


「もう倒した」


「え?」


俺は大蛇の牙から手を離して後ろに飛び退いてみると、ディザベルの出した巨大な白金の剣によって大蛇は頭から身体を真っ二つに切断されていた。


「ほれ、手を出せ」


「え、あっはい」


ディザベルに言われて両手をディザベルに差し出すと、手のひらが焼けただれていた。


「うっ!……あ、待って、ヤバイかも!自覚すると痛みが段々と───!」


「ほれほれ」


ディザベルはアイテムボックスから液体の入った瓶を取り出し、それをバシャバシャと俺の両手に振りかける。


「うわ!ちょ!優しく!」


恐らくポーションだとは思うが、それを4本も両手に振りかけると俺の焼けただれた両手は元のピカピカ潤いお肌に戻った。


「それってポーションだよね?何のポーション?」


「毒消し、麻痺治し、石化解除に普通の回復ポーションじゃな」


「へぇ~~~ありがと」


「そんな事より!なんじゃ、あの醜態は!?あの程度の潜伏も見抜けないとは!」


「うぇ!?そんな事出来んの!?それって『そこにいる奴、出て来い!隠れているのは分かっている』って奴じゃん!凄腕の人間がやる奴!」


「…………もしやワシ、教えとらんかったか?」


「え!?普通に技術としてあんの!?」


「…………はぁ~~~!そうじゃった、お主が冒険に行くなど昔は考えておらんかったから、日常生活で困らないくらいの簡単な魔法くらいしか教えておらんかった」


「そんなことより、あのカッコいいやつ教えてよ!」


俺もアニメや漫画の強キャラみたいに隠れて襲おうとしてる刺客に言いたい!


「なに簡単じゃよ、身体の内から漏れ出ている魔力を感じればよい」


「身体の内から漏れでいる魔力ぅ~?魔力を感じるぅ~?」


「ふむ…………」


ディザベルは俺から10m以上歩いて離れる。


「一体何を──────おおおおお!?」


ディザベルを中心として放たれ続けるこの衝撃!圧力!プレッシャー!!


そのあまりの威力に、まるで強風にでも煽られたように身体がよろめき、セットされた髪は乱れ、お仲間のスライムは画面端までぶっ飛ばされた。


「これがワシの魔力じゃ。普段は抑えているがのぅ」


「馬鹿でも分かるぅ!」


「ほれ、行くぞ」


ディザベルの強大な魔力が徐々に抑えられて行き、最終的に普段と変わらない程まで落ち着いた。


「どうじゃ?ワシの魔力が分かるか?」


「うーん、微弱!」


まるで、そよ風ほども感じない程に、何処かの超難関な間違い探しくらいにはディザベルの魔力が分からなくなった。


だが全く分からない訳では無い。本当に微弱ながら感じられる。


「これだけ抑えた魔力を感じられるようになったのなら十分じゃ。どれ、どこぞに吹き飛んでいったボゥルを探してみよ」


「あっ、そういえば……」


俺は無意識のうちに、ある一点の方向に視線を向ける。


「あ、いた」


視線の先にはバチバチにブチギレたクリスタル・ボゥルが、まるで殺人デスボールの如く突っ込んで来ていた。


そんなクリスタル・ボゥルをいとも簡単にディザベルは受け止めた。


「くふふ、すまんすまん」


ディザベルはクリスタル・ボゥルを優しく撫でながら謝る。


───しかしその謝罪が人間ならともかく、全く違う生物であるモンスターに通用にするかは別問題だ。


「うお、すっげぇぇぇ」


ディザベルの胸に抱かれていたクリスタル・ボゥルは、その体液でディザベルの衣服を溶かしていた。


「まじで服だけを溶かすスライムだ……」


「なぬぅぅぅ!?」


慌ててスライムを床にぶん投げたディザベルだったが、衣服は溶かされ、胸元には大穴が開いていた。


そして大穴から真っ白で豊満なバストが外に(さら)け出されていた。


「あ、ブラジャーまで溶かされてる」


「こっちを見るな変態!!」


「あ、ごめん」


もう、しょっちゅうディザベルが裸を見せて来るもんだから反応が遅れた。


今のは俺が悪い。


うん、俺が悪い。


いや、俺が悪いんだけど、やっぱりなーんか納得いきません。

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