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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第二章

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この世界にもあると思ってましたよ『鑑定』

続く第2階層、ここも敵がいねぇ!ボス部屋までノンストップ!


「俺がやるぞ俺がやるぞ俺がやるぞ」


「分かっておる」


俺はボス部屋の扉を思いっきり開ける。


「次のボス、出て来いッ!」


1階のボス部屋と変わらない広間にいたのは犬の顔を持った二足歩行の人型生物のコボルトが5体、剣や盾、棍棒を装備して待ち構えていた。


コボルト……コボルトかぁ…………。


視力や聴力、嗅覚に筋力など人間より遥かに優れた獣の力は確かに脅威ではある、脅威ではあるが……それは現実世界での話だ。


剣や魔法の異世界ではコボルトなんて何の脅威も無い。


人間より優れた肉体を持っていようと、こちらは魔法を使って幾らでも肉体を強化出来るし、そもそも魔法攻撃でイチコロ。


道中の雑魚敵ならまだしもボス部屋で出すような敵では無い。


いやこんなもんなのか異世界では!?俺がゲーム脳過ぎるだけか!?


「キャンキャン吠えるな、五月蠅い」


俺がうんうん唸っている間にディザベルがコボルトを一掃してしまった。


「「あ」」


「……あのディザベルさん?」


「す、すまん、つい……」


「ま、まあ次!次行こう!」


コボルトの事を忘れて次に行こうとしたら目の前に宝箱が出て来やがった。


「さっきので耐性出来てるから、もう何が出てもブチギレないよ?」


俺は出て来た宝箱をパカッと開ける。


さて中身は───毛皮だ。


「これってさっきの───」


「獣臭い」


ディザベルの放った魔法によって宝箱ごと燃やされてしまった。


「…………まあいいかァ!気持ち悪いし!次行こうぜ!!」


続く第3階層もあんなしょぼくれた階層ボスじゃ皆余裕で突破出来る訳でここにも敵がいねぇ!


この階も結局戦闘無しでボス部屋に来てしまった。


「何が出るかな?何が出るかな?」


バァンッ!とボス部屋の扉を開ける。


3階のボスは───鉄製(てっせい)の装備で身を固めたゴブリンだ。


名付けるならアーマードゴブリンと言った所か。


そんなアーマードゴブリンが───


「小汚い」


8匹ほどいたがディザベルに全て一掃された。


まあ若干潔癖症(けっぺきしょう)気味(ぎみ)なディザベルがゴブリンをぶっ殺す事は予想出来ていたので問題無し。


「よ~し、次行くぞー!……オラァ!」


次の階に行く前にボス戦の報酬として出て来た宝箱を開ける。


中身は下級の回復薬3つ、さっきの薬草よりはグレードアップしているのがムカつく所だ。


俺は宝箱から手に入れた回復薬をアイテムボックスに投げ入れて次の階へ進む。


「次こそは良い感じのボスが出ますように……!」


「す、すまぬ……どうも生理的に受けつぬモンスターばかりで身体が勝手に動いてしまう……」


「いいって、いいって!もうね、このダンジョンが悪いよ、悪い!」


俺は気にすることは無いとディザベルを励ましながら4階に降りる。


「さーて次のボスは誰かな~?」


3メートルくらいの巨大なスライムがお供のスライムを10体引き連れて現れた。


「ほぅ、ラージスライムか、ここに来てまともな敵が出て来たのぅ。じゃが───」


「今更下位互換が出て来たって意味無いんだよォ!ゆけっ!クリスタル・ボゥル!」


キョウは肩に乗っているスライムのクリスタル・ボゥルに命令する。


クリスタル・ボゥルは どうする?


▶たたかう


▶のしかかる


クリスタル・ボゥルの

のしかかる!


クリスタル・ボゥルはラージスライム達の頭上へ飛ぶと自身の身体を元のサイズである26mに戻し、そのまま自由落下して敵のスライム達を押し潰した。


「上位種であるカイザースライムを倒したお主の敵では無かったな」


「張り合いが無いよ~」


キョウはガックシと肩を落とす。


「しかしスライムといえば、お主の得意な身体強化での物理攻撃は効きにくい。一体どうやってカイザースライムを倒したんじゃ?大した攻撃魔法も使えんじゃろ?」


「それはもう俺の100を超える必殺技の1つに───」


キョウが得意げに話し始めようとした時、26mあったサイズを4cmほどのサイズに戻ったカイザースライムのクリスタル・ボゥルが宝箱を持って戻って来た。


「それはラージスライムの宝箱か、どれ開けてみよ」


ディザベルがクリスタル・ボゥルに宝箱を開けるように促すと、クリスタル・ボゥルは人間の両手を身体から生やし宝箱を開け中にあった物をひょいっと取り上げた。


クリスタル・ボゥルの手には1本のロングソードが握られていた。


「お、おおぉ!?」


キョウは剣を見て目を輝かせる。


「ほぅ、水属性の魔剣か」


「この剣知ってるの!?」


「いや?見ただけじゃよ」


「え?同じ様なの見た事あるの?」


「いや?」


「…………ああ!!鑑定!鑑定だろ!?鑑定したな!?」


「ん?……ああ、そういえば教えとらんかったな。これは『スペクタクルズ・アイ』物が持つ能力が分かる魔法じゃよ」


「ちょ、それ教えてよ!」


「ふむ、では次のボス戦の前に休憩するかのぅ」


「やったぁぁあ”あ”痛ってぇぇぇ!?」


俺を無視するなとクリスタル・ボゥルは手にした魔剣でチクっとキョウの尻を刺す。


「あ”ぁ”!?ああ、魔剣?倒したのお前だからお前のだよ。ってか刺すな!やるか!?もう1度俺に殺されたいか!?」


『上等だ』と言わんばかりにクリスタル・ボゥルは魔剣を左手で持ち、右手で手招きする。


「あああ!!ぶっ潰してやる!!」


2人の決闘が始まろうとした時、キョウとクリスタル・ボゥルの頭上から大量の白金の剣が降り注ぎ、2人を取り囲むように地面に突き刺さった。


「喧嘩するな、さっさと行くぞ」


「……はい、すみませんでした」


キョウとクリスタル・ボゥルは震えながらディザベルに謝り、どうにか休憩までに機嫌を直してもらおうと試行錯誤しながらダンジョンを進んで行った。

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