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俺を異世界に召喚した悪い魔女の婆さんをロリババアにしたら何処までも粘着して来るようになったんですけど!?  作者: アステロイドV2
第二章

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ダンジョン突入

作戦会議から3日後の朝。


キョウとディザベルの2人は国の中心にある巨大ダンジョンの入場待機列に並んでいた。


ここの受付の人に冒険者カードを提示しダンジョンでのルールや注意事項を聞いてから入場する訳だが……結局あれからなんだかんだとダンジョン攻略の準備に3日も掛かってしまった。


食料や回復アイテムに武器や防具とか色々の買い出しは1日で終わったものの、ダンジョン内で食べる料理の作り置きに時間が掛ってしまった。


「だがそれも昨日まで!今日から俺は出世街道を驀進(ばくしん)する!!」


「なんかえらく気合いが入っておるのぅ」


「そりゃあもう!だってダンジョンだよダンジョン!?あんなゴブリンなんかとはワケが違う!中にはすんごい武器や防具、魔道具だって手に入るかも知れない!そりゃあ嫌でも気合いが入るって!」


「何でもよいが目的を忘れるでないぞ?」


「分かってるって」


「次の人ー」


ディザベルと喋っていたら受付の人に呼ばれた。どうやら自分達の番が来たようだ。


「あっ、はーい」


これからの輝かしい未来、まだ見ぬ強敵、そして宝の数々を夢見て俺は受付の前に行く。


「冒険者カードの提示をお願いします」


「はい」


俺とディザベルは冒険者カードを受付に渡す。


「BランクのルルさんとDランクのタロウさんですね」


「はい」


「うむ」


「ではダンジョン内でのルールを説明します」


「はい、お願いします」


受付嬢に言われたダンジョン内でのルールは簡単に言うと───


・基本的にモンスターとの戦闘も宝箱も早い者勝ちで横取り厳禁。

・階層にいるフロアボスとの戦闘も順番を守りましょう。

・助力は求められた時か必要な時のみ。

・自分の実力と余力をしっかりと把握して無理のない探索をしましょう。

・無理をしてダンジョン内で重傷を負ったり最悪死亡しても自己責任。

・ダンジョン内での私闘や決闘は禁止。発見次第、即刻出禁処分。



───とまあこんな感じか?


……ルールなんて聞いても例の首枷の関係者がいれば私闘もするし、最悪このダンジョンを潰すことになるかもしれないが基本的には守っていきたい。


「それと今回BランクとDランクのお2人のみでの挑戦ですから探索は3階層までを推奨します」


「分かりました」


大した実績も実力も無い木っ端冒険者2人組と思われているんだろうが、フゥン!数日後驚くことになるだろう!


「さあて、やってやりますかぁ~」


ダンジョン内でのルールも聞き終わり遂にダンジョンに挑むことが出来るようになった。


俺はウッキウキでダンジョンの入り口へ歩みを進める。


この世界には様々なダンジョンが存在するようが、この国の名物ダンジョンは巨大な地下ダンジョン。つまり地下への入り口を目指して歩いている訳だが……。


「……お主、本当にそやつらも連れて行くつもりか?」


ディザベルは俺の後ろに付いて来ている元カイザースライムのクリスタル・ボゥル、そして白馬のリヴァータを見ながら言った。


「そのつもりだけど?だって今の俺は!」


「テイマーの前にワシの弟子じゃろう」


「うん?まあまあ、足手(まと)いになんかならないって!それどころか驚天動地(きょうてんどうち)の大ッ活ッ躍ッ!を期待してなって!」


「…………ふん」


なんか急に不機嫌になったディザベルの事は一旦放っておいて……。


「ダンジョンに行くぞー!!」


俺の掛け声に続いてリヴァータが唸り、クリスタル・ボゥルは小さな腕を生やしサムズアップしながらぴょんぴょんと跳ねる。


「どうやら気合い十分といった所か。行くぞッ!」


俺の後に続いてリヴァータとクリスタル・ボゥルがダンジョンに突入する。


そしてそんなキョウ達の後ろを2人っきりでダンジョンに来たかったディザベルは不機嫌そうに黙って付いて来た。

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