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5.「三日で沼落ち」恋愛系

『異世界の魔導保育士は、ちょっと危険なお仕事です☆ 〜辺境伯息子との✕✕が義務なんて勘弁して!と思ったけどその溺愛に三日で沼落ちしました〜』が実際のタイトルです。

ヒロインは中学生で、異世界召喚されています。


【1】

「す、好きなんだから想像するよね。自分が考えた服とか着てほしいと思うよね、好きならさ」

▷「11.寝る前に」より

 前編は中学生くらいの年齢なので、こんな感じの軽いのが多いです。


【2】

「アリスなら……俺が君の選択に合わせることを負担に思うのなんて分かりきっているのに……泣かれるまで気付けないんだ。一緒にいたくて……それしか考えられなくなっちゃうんだ。甘やかして……俺の手でたくさん笑顔になってほしいと思っているのに……幸せにしたいのに……全然……全然駄目なんだ……」

▷「45.大好き」より

 若い年齢からのスタートなので、グッとくる台詞が増え始めるのが遅いですね。


【3】

「今、アリスの手をとったら拒否されないかなって悩んでいるんだけど……どうかな」

▷「52.厨房」より

 若い恋愛もいいですよね。


【4】

「私がレイモンドのこと……どう思ってると思ってる?」

「どう思ってると思ってるか!? む、難しいことを聞くな……。え、ええー……言いたくないな……」

▷「57.安心」より

 ものすごく迷惑な質問ですよねー。


【5】

(こんなにしてくれるレイモンドにあげられるものなんて、私にはこの身一つしかない。全部全部、あげたくなってしまう)

▷「62.アリスからのキス」より

 ツンデレな女の子も大好きです。


【6】

「ねぇ、アリス。もう一回キスしてもいい?」

「え、いきなり何……唐突すぎる。必要性を感じないけど」

▷「67.夜」より

 実際にコレを言われたらショックで寝込みそう。


【7】

「レイモンドと一緒だと、特別な日だらけになっちゃうね」

「アリスと会えるだけで、毎日特別だよ」

▷「73.記念日」より

 イチャイチャがやっと始まりますね。


【8】

「むしろ、何ももらわない方がいいに決まっているよ」

「……意味が分からないけど」

「こうやってアリスが申し訳なく思って……俺からのキスを、快く受け入れてくれるだろう?」

「………………姑息すぎ」

「ああ、姑息なんだ。姑息な俺に好かれてしまったのが運の尽きだよ。他の男なんて選べない。可哀想だから、世界で一番幸せにしてあげる」

(――省略――)

「何も返せないことに引け目を感じて、受け入れてくれる?」

▷「74.誕生日の最後に」より

 こーゆーやり取り、好きですね。


【9】

(書いたメッセージは、二行だけ。

 レイモンドのお陰で毎日楽しい。

 大好き!

 ――たった、それだけだ)

▷「77.メッセージカード」より

 自分で書いておきながらキュンキュンします(笑)


【10】

(早く大人になれればいいのに。ずっと好きなんだって信じられて、迷いも何もなくなって色んなこともできるようになって自信もついて……早く結婚できたらいいのに)

▷「78.子守唄」より

 ラスト手前の話を読んでからだと感慨深くなるんですよね。


【11】

「早く教えて!」

「……知りたいの?」

(焦らさないでほしい。試さないでほしい。どれだけレイモンドを好きかなんて……暴こうとしないでほしい)

▷「91.誕生日は海で2」より

 恋愛系だとこんな掛け合いが好きですね。


【12】

「必ず幸せにする。俺と正式に婚約してほしい」

「残念だったわね、レイモンド」

「え……?」

「明日まで待っていれば、私からお願いしたのに。お揃いの指輪をつけたいのって」

「――――!?」

(ぜーんぶ、嘘だ。勝手に私の選ぶ他の道を潰そうとするなら、ちょっとくらい悩めばいい。どうやってお願いするつもりだったのかなーって、無意味なことでも考えてしまえばいい。私はあんたしかもう……選ぶつもりなんてない。それを思い知ればいい)

▷「95.婚約」より

 強気の女の子、好きなんですよねー。間の文章は省略しています。


【13】

「顔つきもだんだんと大人びて……たまらなくなるんだ。誰かに恋愛対象として一瞬でも見てほしくない。指輪、つけておいてよ。お願いだから」

▷「99.心から願えば」より

 えちちが入ってくる前の恋愛描写を丁寧に書きたかったんですが、まさかそこに辿り着くまで100話以上かかるとは思いませんでしたね。


【14】

(私の前では、もっと情けなくなっちゃえばいいのに。たまに手が届かないように感じてしまうくらいに格好よくなった彼を、私のところまで引きずり落としてやったような気になる)

▷「101.暴かれる嘘」より

 こーゆー文章、好きなんです。乙女ゲー寄りですね。


【15】

「初めて君を見たその日から、ずっと好きだ。生き生きとして、無理をしていてもそのことに全く気付かずに頑張っていて……側にいられればいいのにって。声をかけられたらいいのにってずっと思っていた」

▷「103.告白」より

 いいなぁ、若くて。


【16】

「私のことをたくさん考えてくれてありがとう。ずっと好きでいてくれてありがとう。あなたの努力があったから、守り続けてくれたから――、私はレイモンドのことが大好きになりました」

▷「104.いつか結婚する未来を」より

 純愛ですね!


【17】

「対等な立場で一緒に未来を見よう」

(誓いのキスを一つ)

「いつか結婚する未来を――」

▷「104.いつか結婚する未来を」より

 こんな時期が私にもありました……って言いたいところですが、どうだったでしょう。


【18】

(私の好きは、とっても大きいものだって伝わってしまった。だから……私との距離を縮めようと、もう躍起にもなってくれない)

「……アリス、俺を好きになってくれてありがとう。あんな状況で婚約を申し込んでごめんね。愛しているよ」

「いいよ、レイモンドらしいし。合格、お互いおめでとう。私も愛してる」

(こんなに若い私たちの愛してるは、大人から見れば安っぽいのかもしれないけど……精一杯の愛情だ。好きで好きでたまらないこの気持ちを表す言葉は、他に見つからない)

▷「105.シメは割れた腹筋で」より

 私らしい台詞ですね!


【19】

「アリスのためじゃないよ。優越感に浸りに来ただけだから、気にしないでよ」

「優越感……?」

(私の髪をひとすくいしてサラサラと指から滑り落としていく。蕩けるような甘い顔をして、そっと囁く)

「この部屋で二人きりになれる男は俺だけ……そうだよね?」

(――省略――)

「自分だけが許されている。そんな甘い優越感を俺にちょうだい」

▷「109.入学式前日」より

 ここからやっとえちちな雰囲気が漂い始めます。我ながら遅すぎる。


【20】

「いいや。俺にはアリスしか魅力的に見えない。いつもの君も可愛いけど、ドレスもとっても似合っているよ。俺のものなんだって、この場でキスしてしまいたいな」

▷「119.レイモンドとダンス」より

 次の台詞も含めてコメディ系に入れるか悩んだんですが、こちらで。


【21】

「レイモンド様に聞きづらいことなどありましたら、俺にぜひ尋ねてください。俺は……特別なあなたの、特別になりたい」

▷「120.メイザーとフルール」より

 相手は違いますが、好みの台詞です!


【22】

「アリスの想像以上に俺、嫉妬してるんだよね……。若い男と触れ合ってるアリスなんて見たの初めてだからさ。収まるまで付き合ってよ」

▷「123.二人っきり」より

 漂うえちち感。若すぎる恋愛はこの作品でたくさん書いて満足です。


【23】

「あー、幸せすぎて俺、おかしくなりそう。ここで襲ってもいい?」

「駄目に決まっているけど、もしいいって言ったらどうする気なの」

「襲う。俺、チャンスは逃さないタチだから」

「相変わらずひっどいね……」

▷「125.アリスから深く……」より

 コメディ系に入れた方がよかったかな?


【24】

「拒否しないでよ。拒否されたら俺はきっと、この世界の他の全ての人間を焼き尽くすよ。世界で二人だけになれば俺しか選べないだろう? 君に許されるのは、ただこの愛を受け入れることだけだ」

▷「125.アリスから深く……」より

 ただのお遊び設定での会話です。


【25】

「いつ思い出してくれるのかと待っていたんだけど……ねぇ、アリス。今の俺、頑張ったよね。どんなお返しをしてくれる? まさか普通の……なんて、言わないよね」

(ここが公園でよかった。

 ――自分から深く求めにいくキスの熱さに、何もかもを狂わされてしまう)

▷「125.アリスから深く……」より

 最後のフレーズも好きなので、セットで載せました。間の文章は省略しています。


【26】

「レイモンド……私が悪いんだけど、悪いんだけど……慰めて……」

「あーあ、あとでちゃんと説明してね。俺以外の男に泣き顔なんて見せないでよ」

▷「129.ダニエルと二人で」より

 理由も言わず慰めてほしい時ってありますよね。


【27】

「アリスがまだって思うなら俺も我慢するけど……貧相だって言うくらいなら、今すぐ俺にちょうだいよ」

(――省略――)

「俺が欲しくて欲しくて仕方がないもの……自分の価値に気付かないのは罪だよ」

▷「132.注意と予感」より

 二人が微妙な感じになったのは、この話のあとだけですね。まぁ、一度はありますよね。


【28】

「アリスを幸せしたいと思っていたのにさ、自分が幸せになることばっかり考えちゃうんだよね」

▷「140.内緒話?」より

 直接ではなく偶然聞こえてきた台詞です。恋人と付き合いが長くなると、こうなりません?


【29】

(この世界に来た時、あれだけレイモンドを変態だと罵ったのに……寝室でこれを着て彼を呼ぶって……完全に変態は私だ。私の頭はもう壊滅的におかしくなった……おかしくさせられた)

(――省略――)

(私がかけさせてしまったレイモンドの理性の鍵を――、私の手でぶっ壊す!)

▷「145.誘惑作戦実行へ」より

 コメディ系に入れるか悩んだんですが、こちらで。


【30】

「そんなこと言っていいの? 知っていると思うけど俺、粘着質でしつこいよ。もう泣いて喚いたって手遅れだけど」

「執着されるのも好きだって言ったでしょ。私が泣いて喚いても、止められないような愛がほしい」

(私を大事に思ってくれるレイモンドだからこそ、そんな愛をぶつけられたい。

 あの世界から存在ごと私を奪ったんだから――、私の理性も何もかも奪い尽くしてよ)

▷「146.熱く結ばれる夜」より

 こーなるまでのドタバタが見所ですけどね!


【31】

「懐かしい! 帰ってきたね、レイモンド」

「そうだね。やっと一緒に毎晩寝られるね、アリス」

(……一緒に……寝られる……?)

▷「152.帰宅」より

 正直、R18で書きたくなりました。


【32】

「私、苦悶系のレイモンドも好きだったのに、最近全然苦悶してくれない……」

「えー、仕方がないな。それなら、アリスがしてって言うまで苦悶しながら我慢するね。あー早く言ってくれないかなー、苦しいなー」

(――省略――)

「早く可愛くおねだりしてってばー」

「可愛くもないし可愛くもしたくない。むしろドスの効いた声にする」

「聞きたい! 早く可愛いドスの効いた声で誘ってよー」

(――省略――)

「しーて?」

「アリスのドスは可愛いね」

▷「155.誕生日前に」より

 イチャイチャですね!

 ニヤニヤします!


【33】

「レイモンドが最初から私を好きなせいで!」

「好きなせいで?」

「私、片思いを味わったことがない! 片思いの醍醐味を知らない!」

「……それだけは一生味わえないと思うよ。というか味わうなら他の男相手だよね。本当に片思いの醍醐味を知りたいの?」

「え……いや……」

(――省略――)

「俺を選ぶ以外の選択肢は潰すって言ったよね。これからはアリスが知り合う男の前で堂々とこうするしかないかなー」

「ちょっ……!」

▷「159.学園祭2」より

 片思いの醍醐味っ!


【34】

「あの人が相手でよかった。必ず失恋してくれる」

▷「166.カルロスと二人」より

 脇役の二人の恋愛ですね。もう少し書いてもよかったかなぁー。


【35】

「どうしよっかなー。アリス、なんでも許してくれるから甘えちゃうんだ。ここは寮だけど……どこまでならいいのって試したくなるよね」

(――省略――)

「どこまでしてほしい?」

▷「167.そしてこうなる」より

 そっちの進展度が、ラスト一行だけで分かりますよね。


【36】

「セイカ、可愛いでしょ」

(どう答えるのかなーと伺うように彼を見る。ふっと苦笑して……)

「なんて言ってほしいの?」

▷「171.寝る前に」より

 こーゆーのも、いいですよね。


【37】

「そこに媚薬ジェルがある」

「なんで!?」

「そんなアリスを見ても落ち着いていられるくらいに乱れてくれるのなら……」

▷「173.おねだりの対価」より

 やっと、64話に出てきた媚薬ジェルの伏線を回収です(笑)


【38】

(いつだって欲にまみれた目で私を見たらいい。そんな彼を見たいのが私の欲だ)

▷「173.おねだりの対価」より

 こーゆーフレーズも好きですね。


【39】

(結婚したいくらいに大好きだと思った彼へのその気持ちは――)

「ずっとずっと、添い遂げたいくらいに大好き!」

「ああ、俺もだ。最後の……最期のその時まで側にいるよ」

▷「179.思い出を胸に」より

 最期が見えてきましたね。書くの、結構心にクルんですよね……。


【40】

「まさか、こんなにずっと何年も大好きでいられるなんて――」

「……思わなかったなんて言わないよね」

「思ってた」

「だよね。あー、よかった」

▷「180.知らせは突然に」より

 夫とも「よくお互い飽きないね」と言い合っています。どうでもいいって?


【41】

「レイモンドのお陰で、最高の人生だった!」

「最初から駄目だな。俺の欲しい言葉じゃ、全然ないな」

「……厳しすぎる。その言葉、既視感があるんだけど」

「だろうね。まだ続くよ、最高の人生をまだ歩んでいる。勝手に過去形にしないでよ」

「確かに全然ダメだった」

(――省略――)

「レイモンドが側にいてくれるから、現在進行形で最高の人生です!」

▷「185.老いは緩やかに」より

 私にも老いが忍び寄ってるんですよね、最近。


【42】

「アリスが俺の声を聞きながらがいいって言っていたから、ずっと考えていたんだ」

(――省略――)

「なんて声をかけたらいいのかなって。ずっと愛しているって。幸せだったって。側にいてくれてありがとうって……っ。たくさん、考えたんだ……」

(――省略――)

「あなたのくれた……この世界の全てを……、愛している」

(私から溢れ出す光につられたのか、ひらりふわりと光の精霊が姿を現した。連れていってくれるの?)

「すぐに俺もいく……っ。アリスに出会えて幸せだった。これからもずっと――」

▷「187.命の幕引きは彼と」より

 泣きながら書いたので、このエピソードだけでも読んでくれませんか? 頑張ったんです、精神的に。


【43】

「せーのでいく?」

「そうしよっか」

「次がどこだったとしても、愛し合おうね」

「もちろんだ、大好きだよ。今までも、これからも」

(繋いだ手は離さない。

 次は同じ場所で出会えるように。

 顔を見合わせて息を吸い込む)

「「――せーのっ!」」

▷「188.旅立ち【完結】」より

 二人らしい旅立ちですね。


 以上です。

 このページを読むだけで、二人の物語を辿った気になるかなと思います。

 

 恋愛系の台詞がなかったので入れられなかったのですが「182.今生の別れ」と「187.命の幕引きは彼と」の2エピソードだけでも読んでもらえたらいいなーと思います。


 引き続き、コメディ系も読んでもらえたら嬉しいです。私らしさが全開です!

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