1.「婚約解消を提案したら」恋愛系
『婚約解消を提案したら王太子様に溺愛されました 〜お手をどうぞ、僕の君〜』が実際のタイトルです。
ヨハネス様10歳、ライラ9歳からのスタートです。ライラは転生者です!【12】から甘いです。
【1】
「恋愛の好きって感情がないのは、当たっているよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
▷「6.ヨハネスの変化」より
二人の新たな関係の始まりです!今までとは違った感情の芽生えを感じる瞬間って、いいですよね。
【2】
「ふぇ……っ!? ヨ、ヨハネス様?」
「楽しみにしているからね」
「――――っ」
▷「8.弟、ローラント」より
両手を握られています☆
ドギマギするシーンも大好きです。
【3】
「ヨハネス様のそういうところ、大っっっ好きですわ」
▷「10.タロット占い」より
これを聞いた彼はどんな顔をしていたんでしょう!
【4】
「ええ、自覚はありますよ。もしヨハネス様にとって、ライラ様が無価値な存在になって捨てられる時が来ましたら、私にください。もったいないので」
「はぁー? なに、結婚したいの? ライラと」
「いいえ、さっきのカードで言っていたじゃないですか、母性を与える人って。一緒に逃避行して、私のお母さんになってもらいますよ。そうしたら予言通りですよね、さっきの」
▷「14.カムラとの未来」より
タロット占いを受けての言葉です。カムラエンドも読んでみたい。乙女ゲーなら、真っ先にこのタイプを選びます。
【5】
「お手をどうぞ、ライラ。私と一曲、踊ってくれませんか」
▷「17.誕生日パーティ」より
ときめきますね!寿命を迎えたら私も乙女ゲーの世界に入ってみたいなと思いながら書きました。
【6】
「それにしても、なんで平民の出の彼と、あんなに仲がよさそうなんだよ」
「……え」
「どうやって知り合った? 僕にあんなこと言っといて、好きな男ができただけでした、とかじゃないよね」
「ち、ちが、それだけは違います!」
▷「19.ヨハネスとリック」より
嫉妬イベントですね。したくはないけど、されるイベントは萌えます。
【7】
「やぁ、ライラ。君はどんな姿でも素敵だな」
「それはどうも。あなたも顔だけはいつも通りね」
▷「21.メルルとの出会い」より
お忍びです。もしかしたら彼は……少し勇気を出して言っていたのかもしれませんね。
【8】
「どんな関係だって、ほらヨハン。答えてあげて」
「こ、恋人だ」
▷「22.バレバレ」より
ふふってなります。甘酸っぱい!こーゆーやり取りが好きです。間の文章は省略しています。
【9】
「相性なんかで、素直になんかなりたくない。僕は僕の意思で、決めた相手の前でだけ素直でありたいよ」
「……格好いいこと、言いますね」
▷「23.ヨハネスへの想い」より
ライラに恋心がわずかに芽生えた場面ですね。私も乙女ゲーのキャラと幼少期から一緒に育ってみたいです。
【10】
「……私は、えらそーでガキっぽいヨハンが、好きだなぁ」
「いきなり何言ってるんだよ。君も十分、えらそーだよ?」
▷「24.なんの変哲もないデート」より
若い恋愛も書きたくなっちゃいますね。
【11】
「ライラは僕とデート中なんだ。僕のものなんだけどね」
▷「25.アンソニーとの出会い」
嫉妬イベントはかなり好きです。これからもたくさん書く気がします。
【12】
「ライラ、キスがしたい」
「……どうぞ」
「キスを待ってる顔、可愛いよね」
▷「26.ヨハネスの結論」より
書籍で大幅に膨らませて書き下ろしたエピソードですね。
【13】
「自室にいると、よく君を思い出す」
「君と共にある未来しか、僕には見えないな」
「僕は、君の虜になったようだ」
「愛しているんだよ、ライラ」
▷「26.ヨハネスの結論」より
乙女ゲームのお相手に直でこんなことを言われたら、真っ逆さまに落ちますね。
【14】
「大好きな君を、籠に閉じ込めておきたいのを我慢したんだ。褒めてほしいね」
(――省略――)
「学園に入ったら、やっと君に証明ができる。僕の愛が本物だってね。待ち遠しいよ」
「私は……少し怖いわ」
「君の不安は、僕が全て取り除いてあげるよ」
▷「27.婚約解消宣言」より
彼らしくなってきましたね!
【15】
「ああ。僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
(――省略――)
「だが君も、覚悟はしてくれよ」
「……え、なんの」
「今まで以上に、僕に愛される覚悟だ。君の願いを叶え、籠は取り払われてしまった。僕は死に物狂いで君を繋ぎ止めなくてはならない。信じては、くれないだろうけどね」
▷「28.ヨハネスの私室で」より
このあたりは、私好みの台詞が多いですね。
【16】
「期待なんて、とんでもないですね。どっちでもいいですよ。ご主人様への忠誠から、この人を捨てないご主人様への忠誠に、ちょっと変化があっただけです。ご不満でしたら、早く結婚してください。私は……このお方に早く、命じられたい」
▷「30.セオドアとの出会い」より
カムラの歪んだ愛も好きなんですよね。
【17】
「君の前でだけ僕は素直になれるのに、君は僕に隠し事をするの?」(ヨハネス・ブラハム)
「嬉しいって、こんな気持ちなんですね……初めて知りました。責任、とってくれますよね」(カムラ・トッカム)
「お前の側は心地よい。もう少し……ここにいてくれないか」(セオドア・オーウェンス)
「俺だけが、君を守れればいいのにって思うんだ」(リック・オスティン)
「君の色を描きたいんだ。協力、してくれるよね」(アンソニー・スコールズ)
「君は僕を心配してくれるんだね。それって、同情? それとも……違う何か、なのかな」(ジェラルド・オーウェンス)
「姉さんも、悪気があるわけじゃないんだ。優しい君に、戸惑っているんだよ」(ローラント・ヴィルヘルム)
▷「31.王立学園を前に」より
せっかくなので本作のゲームの中での台詞とされているものを全部載せました。カムラの台詞は番外編最終話と、セオドアの台詞は「88.卒業パーティー(メルル視点)」の最後の台詞とかぶっていると読者様には気付いてもらえたでしょうか。乙女ゲーの世界に転生したのなら、やはり攻略キャラは全員魅力的な男の子でゲームのヒロインも可愛くていい子でなければ!というのが私の強いこだわりです。
【18】
「アンソニー、そなたの絵画は私から見ても美しい。今後も民の心を潤してくれるだろう。だが、ライラ・ヴィルヘルムは、私のものだ」
「自由恋愛の中で選んでほしいのでは、なかったのです?」
「そうだな。私の力ずくの排除に耐えきれるのなら、考えてやらないこともない」
「もう一度言おう。彼女は――、私のものだ」
▷「36.アンソニーとヨハネス」より
台詞の合間の文章はかなり省略して載せました。大好きすぎる展開です!
【19】
「籠の中から出さなきゃよかったのかと後悔しているよ。婚約者だとも言えない、契約で縛ることもできない。それがこんなに辛いことだなんてね」
▷「39.ヨハネスからの詰問」より
自分が書き手だとハラハラできないんですよね……先を知っているから。そこが唯一、書き手の残念な点ですね。
【20】
(君を必ず僕に惚れさせてみせる。
この、四年間の学園生活の間に)
▷「40.ヨハネスの視点1」より
シンプルだけど、好きなフレーズです。
【21】
(この勝負、僕の勝ちだよ。
――僕は君を、好きなままだ)
▷「41.ヨハネスの視点2」より
ここも好きです。
【22】
「さぁ、僕も君もまだ食事をとっていない。一緒に戻ろう、僕が君を愛していると宣言してきた食堂へ」
「いいわよ。愛されてますって顔で、堂々と入ってやるわ」
「ああ。それでこそ、僕のライラだ」
▷「42.ヨハネスを覗き見」より
間の文章は省略しています。このシーン、好きなんですよね。自分の作品が好きすぎる人みたいですね、私。はい、大好きです。
【23】
「どうしたらいいのかな……。私、ヨハンがいないと生きていけないかもしれない」
「いいよ、そうなってよ。僕がいないと、立つことも息をすることもできなくなればいいと思っていた」
「それは……深すぎる愛ね」
「そう、愛しているんだ。やっと伝わったのなら嬉しいよ。これを作った甲斐があった」
▷「50.委員会発案」より
完全に振り向いてもらえない時期が続いていますからね。彼には苦労をかけました。
【24】
(ねぇ……ヨハン。私のことを好きでいてくれるのは、十六歳の女の子だから? 私の全てを知ったら、愛してはくれなくなってしまう?)
▷「50.委員会発案」より
印象深かったので台詞ではないですが載せました。何歳になっても恋心は持ち続けるものです。私も夫にまだ恋をしているような?
【25】
『愛しいライラと一緒にいられない時間は、まるで永遠のように感じられる。会っている時は、一瞬なのにね。日の曜日に会えることだけを楽しみに、明日も行ってくるよ』
▷「52.図書館でアンソニーと」より
ヨハンからのお手紙です。それなのにライラがうっかり……ああ、不憫。不憫萌えしますね。
【26】
「いいじゃないですか、一緒に読みましょうよ。俺を舐め尽くすように、隅々まで堪能してください」
(――省略――)
「あなたも、いい趣味をしているわね」
「そうでしょう? ヨハネス様に溺愛されている凛とした美しいライラ様が、突然覗き見をしていたり、突然蛙が潰れたような声を出される。そそられずにはいられない。あなたが動揺してくれるだけで、ぞくぞくするんですよ」
(――省略――)
「それに、人のものって燃えますよね。婚約、解消されたんでしょう? 俺のものになったらと考えるだけで、一日中妄想していられる。俺、ライラ様の足なら喜んで舐められますよ」
▷「52.図書館でアンソニーと」より
アンソニーも好きなんですよね、私。彼は好きな子におかしなことを言って、相手の反応を見て楽しむタイプです。彼も番外編でちゃんと幸せになってますよ!全員いい子がモットーです!
【27】
「それじゃ、息が詰まるだろう? 僕と結婚すると誓ってくれるなら好きにしていいよ」
▷「54.報告」より
逃がさないように頑張っていますね。ライラも押されぎみ。嫌われたくないという思いがあると、押されますよね。
【28】
「わ、私、セオドアさんのこと、話していてどんどん好きになっちゃうんです」
▷「56.女子会」より
メルルの言葉です。恋愛をしたくなりますね。アオハル!
【29】
『婚約は解消したが、学生の間だけだ。どんな手段を用いてでも、ライラには僕と結婚してもらう。他の選択肢は排除する。誰のどんな意思を無視してでもだ。分かったら出ていけ』
▷「58.ジェラルドの視点1」より
ジェラルドのアレに対するヨハンの言葉ですね。こっちのヨハンも好きです。誰のどんな意思を無視してでも……ライラも含めてですね。ゆえの溺愛!
【30】
(夜、眠る時に布団に入ると、必ず思い出してしまうんだ。触れたくて触れたくて……一瞬でもいいから、抱きしめたくて。どうしようもなくなる)
▷「58.ジェラルドの視点1」より
入れたいフレーズが多すぎて、ここだけにしました。切なくて苦しい気持ちになりますね。切ない気持ちになりたい時は、このエピソードだけでもどうぞ!
【31】
「了承してくれるまで僕はここで、さめざめと泣き続ける覚悟で来たんだよ」
「――――――!」
(ヨハネスが、思い切り絶望した顔で上を向く)
「頼む、ヨハネス。僕が半年後、国へ帰る時の傷を、悲しみを――……、大きく深く鋭くすることを……許してほしい」
▷「59.ジェラルドの視点2」より
このシーンの会話はかなり推敲しましたね。あのヨハンが二人で会うことを許すとなると、よっぽどの……ね。
【32】
「僕はね、ライラ」
「……ん?」
「ずっとずっと昔から、君がいないと生きていけないんだよ」
▷「61.過ぎゆく時間2/3」より
愛し愛される夫婦に憧れているライラにとっても、ヨハンはいないと生きていけない存在に、この時点でなっているんでしょうね。
【33】
「きっと、君に会うたびに僕は泣くんだ。戴冠式、調印式、君に会える日はきっとある。そのよそよそしい会話に、僕はきっと帰るたびに君を想って泣くよ。ここで交わした会話の一つ一つを思い出して、声を殺して咽び泣く。それでも……会わなければよかったとは思えない。だって、大好きなんだ。何も望まない。僕の気持ちだけ覚えておいてよ。ライラちゃん、僕は君が好きだ。好きで、好きで、好きで、大好きなんだ……」
▷「63.閉じ込め」より
泣けますね。ジェラルドー……。
【34】
「ライラから僕にキスをしてよ。唇にね」
「――――!」
▷「64.ファーストキス」より
大好きシーン!
【35】
「それではもう一曲、踊っていただけますか? 今だけは、僕のお姫様になってよ」
「仕方ないわね」
(微笑み合う彼らは、恋人同士のようだ。
――今、この一瞬だけでも、幸せな時間を――……)
▷「65.セオドアから見た二人」より
切ない!
【36】
「もしかして、同じ時間に同じ曲を聞いているのかもしれないわね」
「それは最高に嬉しいな。今日からは毎晩聞くよ」
「……私まで毎晩聞かなきゃいけない気になるわね」
「僕がいない時間の君を操れるのか。それは気分がいいな」
「毎晩、これから葛藤しそうな予感がするわ……」
▷「68.プレゼント交換」より
なんでもないこーゆー会話もいいですね。
【37】
「最後だし……いいよね。大好きだったよ、ライラちゃん」
▷「69.見送り」より
ジェラルドー!!!(涙)
君のことも大好きだったんだよ、ごめんね……。でも最後には幸せになれるから!
【38】
「僕と二人でいたいからとでも言ってくれれば、嬉しいのに。君の行動理由は、いつだって他人ばかりが絡む」
▷「72.学園祭前」より
嵐の前の静けさですね。
【39】
「カムラ、生まれてきてくれて、ありがとう」
「――――――っ」
「今まで一生懸命生きてきてくれて、ありがとう。ヨハンを守り続けてくれて、ありがとう」
「あなたは本当に、私のお母さんになるつもりなんですか……」
▷「78.カムラとの変化する関係」より
カムラの歪んだ愛に変化が生じる場面……ですかね。カムラとの会話はもう少し書きたかったなぁ。間の文章はかなり省略しています。
【40】
「ごめんなさい、意地悪を言いました。これからまた、ずっとヨハネス様と一緒でしょう? 私と二人になる時なんて、ない。今日もたまたま補講があったから、ここにいられる。息子さんの代わりでいいんです。もう一度、抱きしめてはもらえませんか?」
▷「79.屍を越えて」より
可愛いですよね、カムラ!
【41】
「ライラ様の腕の中で、死に損ないました」
「やめてちょうだい。一生気に病むわよ」
「それも含めて、いい死に方ですよね」
▷「79.屍を越えて」より
カムラには幸せになってほしいですね。……なってますが。シーナとのイチャ話ももう少し書きたくなってきました。
【42】
「わざとなの? なんで色々聞きたい時に限って、そんなに可愛いことを言うの。もしかして、ものすごく僕のことを好きなのかと勘違いしてしまう」
「……勘違いじゃないでしょう」
(――省略――)
「もー、なんで泣くの。君を抱っこしているから涙を拭いてあげられない」
▷「80.止まらない震え」より
ヨハンの前でだけ弱気ライラになるところが好きです。
【43】
「今まで通りでいいよ。僕の本音を聞いたんだ。人のいい君のことだ。これからは愛しているふりくらい少しはしてくれるだろう。もっと僕を求めるような素振りをして、思ってもいない愛でも語っていれば、いつかはそれが本当になるかもしれない。僕と結婚するんだろう? 逃がさないよ。君の気持ちを無視してでもね」
▷「81.秘密の花園」より
空気がビリビリしてる……。
【44】
「君が君なら、どれだけの生を繰り返して百歳だろうと千歳だろうと――、僕はかまわない」
▷「82.もう一つ人生」より
載せたい台詞が多すぎて、あえてここだけに。物語で四十歳って言われると「え……っ」と思うのに千歳って言われると「ふーん」となりませんか?なんとなくそんなことを考えました。
【45】
「僕は……君を手に入れることが、できたのかな……」
▷「83.相思相愛」より
これまでの年月を考えると、この台詞も切ないですよね。
【46】
「ほら、ヨハン。バルコニーに行くんでしょ。お手をどうぞ、私の愛しい恋人様」
「あーあ、してやられた気分だよ。僕の愛する恋人さん」
▷「85.誕生日パーティ」より
このエピソードは甘い台詞が多いですね。
【47】
「それなら都合のいい男ではないじゃない。楽しみね。結婚したら、やっと私も証明できるわ。都合のいい男だから惚れたわけじゃないってね」
「はは、言ってくれる。お互い証明し合うわけか。君は、本当に僕を愛しているということを。僕は、僕の愛が不滅だということを」
▷「86.バルコニーでお願いを」より
あまあまです!
【48】
「無理強いはしない。君の希望に沿わないことはしない。どこまで許してくれるのか、君の愛情に期待しようかな」
(――省略――)
「お手をどうぞ、僕の君」
(誘われているのは、ダンスを踊る舞踏会場じゃない。部屋の中、ベッドの上だ)
「……望むところよ、私のあなた」
(――分かっていて、彼の手に私の手を重ねる)
▷「86.バルコニーでお願いを」より
このシーンのために書いてきた!と思える場面がラスト付近は増えますね。
【49】
「理性も何もかも、あなたの前では溶かされてしまいそうね」
「ああ、君は溶かされたがっているからね。僕は君の恋人だ。君が添い遂げる相手だよ。安心して全てを忘れ、溶けてしまいなよ」
(形すら保っていられなくなりそうね……。甘やかされて、上手く思考もできなくなって――……、身も心も輪郭を失っていくようだ)
▷「87.イチャイチャ」より
あまっあまに!ラスト間近ですからね。
【50】
「……高嶺の花だったんだと思わされる。どれだけ恋い焦がれても、僕には絶対に手が届かなかったんだと……思い知らされるじゃないか」
(切ない声だ。届かない相手に……、焦がれている声)
「もう一度だけでも見たいと思っていた表情を、会場中の皆の前で見せるなんてね。たまらないよ。でも……また見られてよかった。そう思ってしまう」
▷「88.卒業パーティ(メルル視点)」より
ジェラルド、幸せになってね!
……なるけど。
【51】
「ずっとずっと愛しているわ、ヨハン。きっと私は、あなたに会うためにここに来たのね」
「ありがとう。君がこの世界に来てくれてよかった。永遠の愛を約束するよ、僕のライラ」
(でも、生きている限りゴールなんかじゃない。――幸せに包まれながら、幸せな未来を目指していきたい)
▷「89.卒業から半年後」
ベストエンドですね!
【52】
「それじゃ、スタートの人を私の独断で決めるわ」
(山札から一枚取って、表に返す)
「一緒に伝説の恋をした、誰よりも愛している私の旦那様、ヨハンからよ!」
(そう、高らかに宣言をした)
▷「90.辿り着く未来」より
ベストエンドで終わらないのが私です(長編限定で)。老後の話や天国での再会まで書きたくなりますね。
【53】
「ええ、見られちゃったわね、昔の私を。綾香だった時の私を。がっかりしたかしら?」
「するわけがないだろう。君が君なら、百歳でも千歳でも姿が変わったって愛している」
▷「91.最期の夢」より
最後までこの二人らしいですね!
【54】
「次もまた、一緒に伝説の恋をしましょうか」
「本になるような?」
「私たちが伝説だって思っていれば、それでいいのよ」
「そうだね。次はもっと早く、僕の愛を信じてくれよ?」
「そうね。満たされて、信じられるようになったわ。次は私から口説こうかしら」
「それは楽しみだな」
▷「91.最期の夢」より
拓海との邂逅部分はそこだけ読んだ息子にも泣けると好評でした!
【55】
「報われたいと思っていなければ、恋ではないのでしょうか。少しほっとしました。――私は、恋をしているわけではない」
▷「◆カムラとシーナ3. 予感(本編31話後)」より
番外編からです。カムラも好きすぎる。
【56】
「……恋、だったんですか?」
「分かりません。でも、失恋もしてみたかった」
「……そうですか」
▷「◆カムラとシーナ5. 終着(本編77話前)」より
好き好き!
【57】
「あなたを女だというそれだけで、襲ってしまうかもしれない」
「――――っ」
▷「◆カムラとシーナ6. 夢」より
好きすぎるんですが、どうしたら。
【58】
「私と……したいんですか」
▷「◆カムラとシーナ6. 夢」より
ギャーッて気分で書いてます。
【59】
「……シーナ。責任、とってくださいね?」
「なんのですか?」
「私に夢を見せてしまった責任です」
▷「◆カムラとシーナ6. 夢」より
我ながらいいキャラを出した(自画自賛)。
【60】
「シーナ。一緒に私が今見た夢を叶えてください。あなたは私を一番理解し、夢を与える人だ。私の血が受け継がれるのかどうかは分かりませんが、どちらでもいいです。ずっと私の隣にいてほしい。そして――、命尽きるまでお二人を支えましょう」
▷「◆カムラとシーナ6. 夢」より
よかったね、カムラ!
私の頭の中でカムラの声優さんは石田彰です(笑)
以上です!
次はコメディ系の台詞です。
ラブコメが好きなので、私が何かを書くとコメディ要素は必ず入りますね。
本作は書籍化とコミカライズされています。コミックス4巻2025.8.21電子版発売、2025.8.25紙版発売です!