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妥協点を見つけた僕。とっても悔しい、でもちょっと嬉しかった私。
~勇者視線~
女神と魔神の加護を僕はそれぞれから受けた。両方のほっぺに……これが僕の妥協点だった……
「これじゃ加護足りないんだから」「我もそう思う」
不満そうな2人……唇だとどっちが先問題に発展するでしょうが……それは僕も嫌だし……
「足りない分は僕が頑張りますんで……」
とりあえずごまかした。見た目はどっちも綺麗なんだけど……なんでドキッとしてるんだ、俺……
いやいや、神様だし、そんな感情持つ方が間違ってるだろ……何を考えているんだ……
「では、本題に入るとするか」
魔神が急に真面目に話始めた。
~女神目線~
彼にキス……くっ……悔しいわ……またアイツが余計なことを……横取りなんて許せない……
でも……ほっぺでもキスできたのは……ちょっとだけ嬉しいかも……
あら……オカマのくせに真面目に……何かしら……