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責任重大な僕。オカマが目障りな私。
~勇者視線~
「ところで、倒せないような強さの相手に僕は何ができるのでしょうか?」
僕の質問に、2人の神は視線が合い、お互いいがみ合う。仲良くしてよ……
「私たちが封印できるように」「できるだけ弱らせてほしい」
女神と魔神が続けて話す。息ぴったりだな……仲いいのか悪いのか……
「つまり、僕が鬼神をできるだけ弱らせ、お二人が封印するという事ですね?」
僕の役目って責任重大じゃないか……僕次第か……はあ……
「私が……」「我が……」「「加護を与えるから」」
被ってるよ……でも……僕には二人も神がついている……
できるだけの事をしよう……僕が決意している横で、女神と魔神が言い争っている。
いい加減にしようよ……
~女神目線~
彼が不安そうに尋ねた来た。あなたの役目は……鬼神を弱らせて……封印の手助け……
私があなたを導くの……ちぃ……オカマ邪魔……