前向きな僕。葛藤中な私。
~勇者視線~
魔神が言うには、鬼神というやつが近々復活するらしく。魔神も鬼神とは直接戦えない為、僕をスカウトしたかったらしい。なるほどね……一緒に戦おうって、その鬼神って敵だったわけだ……
だが、女神が終始不機嫌だった。うわ……完全にすねてますね……
共通の敵がいるとはいえ、魔神と手を組むことに抵抗があるみたいだ。
それどころじゃないでしょうに……
「女神様はどう思われますか?」
一応は伺った。答えは一つでしょ……
「気持ち的にはヤダ……でも……状況的には……」
「面倒な女子よのう」
「うるさいオカマ」
そこケンカするな……
こうして、魔神と共闘する?ことになりそうだ……
~女神目線~
ああああああ……鬼神も嫌いだけど……このオカマも嫌い……もう1000年たつのか……
前は都市を一瞬で滅ぼしたな……うーん……確かに前の時も……一人じゃ無理だったし……
もおおお……仕方ないけど……
はあああ……ヤダ……彼の目が怖い……なんか聞いて来た……え……わかってるよ……
でも……なんかやだなの……うるせえこのオカマ……あ……彼の目が怒ってる……
分かってます……この状況で……喧嘩したらダメなことくらい……