新たに決意する僕。ずっと笑いをこらえていた私。
~勇者視線~
僕は女神にポイント3倍オカマ魔王を無事討伐できたことを報告した。
「今までで一番怖い思いをしました………」
見た目だけじゃなく………僕を見る目………話してくる内容………挙句、隙あらば唇を奪おうとしてきた………最悪だ………もう行きたくない………
女神は小刻みに震えていた。
僕のために泣いてくれているんだ………弱音なんか吐いちゃだめだ………
「申し訳ありません、女神様。もう弱音は吐きません。」
女神はまだうつ向いている。
僕が不甲斐ないばっかりに………しっかりしないと………
「女神様。僕は負けませんから、どうか安心してください」
女神は急に口を開く。だが
「あはははははは。ダメ、ごめん………思い出したら………し、死ぬ………」
笑いこらえてただと………ふざけんな!!!!!!!!!!!!!!!
~女神目線~
彼はカマ王(ポイント倍増魔王)を討伐できたことを報告してきた。
彼は真面目に話す、新たな決意もしている様子。
でも……わ、私は……我慢していた。笑いをこらえるのに必死だった。
だって……あの顔で……あの声で……あんなこと言って……ダメ……もう……げ、限界……
「あはははははは。ダメ、ごめん………思い出したら………し、死ぬ………」
彼が今までに無い位、怒っています。
や、ヤバいかも……ゴメンなさい……いい子になります……