表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
66/187

罰ゲームを受けるぼく。気づいてよと叫びたい私。

~勇者視線~

僕は今日も魔王討伐を消化している。もう作業に近い感じだ…終わったら、女神のもとに帰る。その繰り返し。そんなある日、僕が帰ると、女神はクルクル回りながらダンスをして、迎えてきた。


「どう?」

何が?


「順調です」

女神は不満そうな顔をする。


「違うわよ!どうかな?」

違う?何が?どうかな?主語をお願いします…


「素敵なダンスです…」

女神は回るのを止めた。


「だから、似合う?」

似合う?何が?主語!曖昧なこと言うから…


「もちろんです!」


女神は僕を睨むようにジッと見る。


「適当でしょ?」

ハイ!もちろん!適当ですが、何か?


「まさか、ただヒントをください」


女神はスカートをヒラヒラさせた。

「分かった?」


「ハイ!服が新しくなってます」


女神が残念そうな顔をした。


「違うわよ!髪型がいつもと違うの」


ヒント?スカート?髪型ならもっとあるだろ…


これって罰ゲームかよ……


~女神目線~

私は気分転換に髪をお団子にしてみた。


彼はどう思うかな……かわいいって言ってくれるかな……どんな反応するか想像してみた。


彼が戻ってきて、私は回りながら髪をアピールした。


でも……興味なさそうだし……適当だし……気づいてもなさそう……


ヒントくれって……ゲームじゃないわよ……


私は意地悪を……髪ではなくスカートをアピールした。


まんまと引っかかる……


はあ……興味ないんだな……そんなとこも好きなんだけどね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ