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突然のファンファーレにびっくりした僕。待ちに待っていた私。
~勇者視線~
ある日の事。僕はいつものように魔王を討伐した、その時だった。
パンパカパーン!!!!!
突然ファンファーレが鳴り響いた。
「おめでとーう!やったね!」
女神の声がすごく喜んでいるようだ。
「こ、これ…なんですか?」
当たり前のように僕は警戒した。またよからぬことの前触れでは?…
「あんたのポイントカードが貯まったんだよ」
ポイントカード?また嫌な予感しかしないんですけど…
「何か良い事あるんでしょうか?」
僕は一応確認した。どうせ、またしょうもない事ですよね…
「詳しくは帰ってから話すよ。これは、真面目な話だからね」
帰って?真面目?雰囲気違うな…なんだろう?…
~女神目線~
パンパカパーン!!!!!
突然ファンファーレが鳴り響いた。
ついに来た……彼の頑張りが形になった……やっと1枚目……でも1つ終わった……
「おめでとーう!やったね!」
私は彼を思い切り祝福した。
「こ、これ…なんですか?」
まあ、急に鳴ればびっくりするよね……やっと説明できる時が来た……