表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
179/187

巡りの洞窟と、選ばれし道「過去を見よ、未来を選べ」

~勇者視線~

洞窟の中は、時間そのものがねじれているようだった。

外から差し込む光はなく、視界はぼんやりと明るい。

壁には、無数の模様や軌道が刻まれて、回転しているようだ。

世界の時間が刻まれているかのように。

足元には石畳がある、一つ一つに違う時間が流れているようだ。

ある石では、影が前へと伸び、別の石では後ろへと逆行している。

耳に届くのは、時計の針の音――

一定のリズムが、精神をじわじわと追い詰めてくる。

進むと分かれ道が現れた。

一方には過去、もう一方には未来と書かれた扉。

どちらの扉にも、玉が浮かんでいる。中には歯車が、それぞれが逆方向に回っている。

女神が静かに告げる。

「選びなさい。過去に戻りたいのか、未来を覗きたいのか」



~女神目線~

でも注意してよ……この選択には……二度目はない……今のあなたが……何を乗り越え……

何を失い……何を望むのか……それを知るための道よ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ