語尾がスイーツ、記憶のフルーツバトル~女神、甘い罰ゲームの果てに~
~勇者視線~
女神はスイーツ対決の勝者。のはずだった……何故かしゃべり方がおかしくなっていた。
「私の記憶が少しだけ戻りましたですの……」何、言ってんの……
「お姉ちゃん変だよ」いつも変だけど……今は特に喋り方が変だね……
「普通に話してるプリン」語尾にプリンが普通なわけないでしょ……
「敗者の罰ゲームって融合したら……」そうなるわけね……
「もう少しだから気にしないショコラ」気になるから……喋らないで……お願いします……
「女神様、ハイなら首を縦に。いいえなら首を横に振ってください」
「ああ、その手があったね。お姉ちゃん喋らないでね」
頷く女神。ずっとこれで行こう……
「新たな記憶戻りましたか?」
頷く女神。良し……いいぞ……
「鏡の記憶ですか?」
頷く女神。ジェスチャーゲームみたいだな……
「鏡の場所ですか?」
首を横に振る。違うのかあ……
「何かヒント下さい」
女神は頷きながら口を開いた。
「うーん、なんかさ、鏡ってあれだよね、何か大事なことに関係してた気がするけど、今はわからないショコラ」
中途半端な……その大事を知りたいんだ……
~女神目線~
頭の中がスイーツでいっぱいだあ……プリン……ショコラ……ですの……