天界ゲートは甘くない~え?私が素行不良?神、信じてたのに……~
~勇者視線~
僕たちはいま天国の入り口らしき門の前にいる。一度死んだ身とはいえ、色々なとこに来たな……
女神の表情が硬い。緊張しているのだろうか……僕たちが入れるか不安なんだろうな……
「あんたち行くわよ!」早速、試練が待っているんだな……
「はい!」「頑張るね!」僕とハナも気合を入れる。
「やる事は簡単よ、あのゲートをくぐるだけ」
女神が指さす先に入国審査のゲートがあった。空港か……
まず僕がくぐった。「ピンポン!」となる。無事に通過!
ハナは……鬼神は大丈夫なのか……
「いくよ!見てて!」
ハナがくぐる……
「ピンポン!」となった。良かった無事に通過できた……
「やったわね!」
女神も続く……その時だった……
「ブッブー!」何だ……
係の人があわてて集まってきた……
「何よ!私は女神よ……」
検査される女神。別室で取り調べをされている。
中から『違うのよそれは違うのよォォ!』って声が聞こえている……
そして、2時間後に戻ってきた……
どうやら、素行不良のため要経過観察とのことだった。女神が素行不良って……何やってるの……
~女神目線~
2人が無事にゲートくぐれるか心配だわ……でも信じている……2人は清い心を持っているし……
問題ないと思う…………え……何で……私が……素行不良って……何したって言うのよ……
寝ている彼に……記憶操作……したけど……あれは……セーフでしょ……