表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
138/187

神たちの嫉妬劇 -ドッキリと心臓と、ちょっとだけ本音-

~勇者視線~

例のサプライズの後から、ハナと女神の間に若干の距離を感じている。めんどくせーな……

女神が話しかけても、ハナは返事をしないことがある。仲良くしなくていいから……無視はやめなさい……

女神は特に気にしていなさそうだが、そんなある日。

「魔王討伐に行ってきますよ?」

2人をうかがう僕。気を使い過ぎて……ハゲたら責任取ってくださいよ……

「気をつけて、私の所へ戻ってくるのよ」

いつものセリフだった。だが……事件は起きた……

「ダメ……お兄ちゃんは私の所へ戻ってくるの!」

ハナが突然大声で叫んだ。なになに……どうしたの……

「小娘が!私のモノに手を出す気……」僕はモノじゃないです……あなたのモノでも……ないんです……

「なによ!この間も抜け駆けしたし……私も怒ってるの!」いやいや……やめて……お願いします……

「ほう……怒ったら……どうなるっての……」大人な対応を……喧嘩はやめて……僕は誰のものでもないよ……

「良いの……本気出すわ……」鬼神化はダメ……絶対にダメ……

「2人とも……落ち着いて……神どうしは争っては……ダメでちゅ……」何かんでるんだ……

女神は後ろから何かを取り出した。ああ……武器はダメ……もう世界の終わりだ……

女神はカンバンを持って

「お兄ちゃんゴメンなさいこれは女神様の命令で……」

「はあ……あんたも乗り気だったでしょ。何裏切ってるのよ……」

「お姉ちゃん……お兄ちゃんの心臓止まってるよ」

「あらやだ……ちょっとやり過ぎたわね」

「早く戻そうよ」

「そうね」

僕は蘇生した……なんだろう……ホント……これは……許したらダメな……案件ですよね……


~女神目線~

私女神はちょっとだけ、悪戯したくなりました。

例のサプライズの後から、彼が気を使い過ぎている。

普通に大丈夫と言えばいいんだけど、それでは面白くない……ここはドッキリでしょ……

大成功でした……ただ……ちょっとやり過ぎたって……反省しております。

彼が復活した後の表情が気になった……怒ってるかな……ゴメンなさい……



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ