黄泉の霧と女神の救援と最強の装備ファールカップ
~勇者視線~
石碑を後にして、僕は歩き続けた。急に足元から青白い霧が湧き上がり、視界がぼやける。
力が抜けていく……女神たちも見えなくなった。遠くからかすかな声がした。
「聞こえる……ちょっと……待っていなさ……すぐ……から……」
僕は意識を失った……
~女神目線~
緊急事態発生!彼にエナジーが届かない。だけじゃなく、切り離された。
「ちょいとあんたには眠ってもらうわ。理由は分かるわね、急ぐから……」
私はこの子を眠らせ鬼神化を防いだ。後は彼を助けに行かないと……
時間がないわ、1時間が限界ね。それ以上だとこの子も鬼神化するし、彼も持たない……
彼を発見する、周りには彼に倒された魔王たちの怨霊がいた。
私は彼に装備を装着する。やっぱり強化が足りなかったのよ……
彼にエナジーを与えた、目を覚ます。私は神殿に戻った……
~勇者視線~
僕は目を覚ました……前以上に力強い……また女神に助けられたのか……
周りには怨霊がいた。すぐに片づける。
「しっかりしなさいよ。手がかかる子ね」
女神の声が元通り聞こえている。
「ご迷惑おお掛けしました」
「パワーアップしないときついわね」
「ですが、ほかに方法なかったのですか?」
「ないわね」
「これをずっと装備しないといけないのですか」
ファールカップはイヤだ……でも必要なのか……