黄泉の国の相談地獄に陥る僕。女神はいつものお昼寝タイム
~勇者視線~
僕が黄泉の世界を歩いていると。何やら霊が円陣を組んで集まっていた。
霊たちは僕に気がつくと近寄ってきた。
「女神様、霊が僕に気づき、近づいています」
「………………」返事がない。
「女神様……どうされました?」
「お兄ちゃん、お姉ちゃん寝てるよ」
答えたのは鬼子だった。
お昼寝タイムですか……部下のピンチですよ……
「あの……旅のお方……ワシらは迷える霊ですじゃ。悩みを聞いて下され」
霊の一人が話しかけてきた。悩み?困っているのか?
「話を聞くくらいなら……」
「ワシは生前……妻に浮気がばれて刺されて死にましたじゃ……今も恨まれておりまして……」
「誠意をもって謝罪しましょう。」僕はアドバイスした。
「おお……ありがとう旅の方……」霊は成仏した……
「次は私が……」と押し寄せ、相談地獄に陥る。
やがて、すべての霊が成仏した……
「あー良く寝た。スッキリ……」
女神が起きてきた。
「まだこんなとこいるの?あんた何してたのよ」
え?女神は寝てたじゃんか……僕は霊を成仏させてました……
~女神目線~
ずっとエナジーを送り続けたため、私は限界だった……朦朧とし始めた……この辺りは安全そうだし……
彼なら大丈夫でしょう……しばらくして、私は復活した。え?全然進んでいない?何してたのよ……