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黄泉の国への出張を命じられた僕……それって帰りはどうするんでしょうか？

～勇者視線～

女神が今後の予定をざっくり説明してきた。

「あんたはこれまでいろいろな世界に行って、魔王討伐してきた。でも、しばらくは一つの世界で活動するから」急な方向転換……嫌な感じしかしないんですが……

「理由を教えていただけませんか？」

「地獄というか、冥界と言いますか黄泉の国に行くの」つまり死ねって事か？……

「…………………」

「勘違いしないでよ。死ぬわけじゃないから。この子が鬼神にならなくなるためって事」

「僕の役目の魔王退治は大丈夫なんでしょうか？」

「うーんとね、結論は大丈夫。管轄が違うだけだから」管轄って……警察か！……

「僕の魂の回復の件はこれも大丈夫なのですか？」

「そっちはもちろん大丈夫。これも善行だから。魔王退治は手段で目的ではないから心配いらないよ」

僕は不安しかありません……

～女神目線～

この子が生贄になる前の状況を用意してあげたら……元に戻れるかも……大変だけど……

彼に頑張ってもらうしかないわね……私も全力サポートするしかないわね……

かなり昔だから……相当深く潜らないといけないわね……