女神のミスだと思う僕。勇者がすごく心配だった私。
~勇者視線~
僕は今回なぜか2つの世界を同時に救ってきた。
転送のミスで予定外の世界に到着。そこの魔王を退治、予定の世界の魔王も討伐という流れ。
さすがにクタクタ、疲れ果てた僕は何とか女神のもとへ帰還した。
「何やってるのもう!」女神はイライラしていた。
えっと、まず何か言う事あるよね?・・・
「何、変なとこ行ってるのよ、私がどれだけ心配したと思っているの」
女神は目を充血させながら訴えてきた。
「僕のせいでしょうか?」
伺いを立てる僕に女神は即答した。
「当たり前でしょ!私はあんたの心配を・・もう無事だったから良かったけど」
論点ずれてますよね・・・僕は諦めた。
~女神目線~
「何やってるのもう!」私はイライラしていた。
彼が転送中に変に動き到着ポイントがずれた。座標から修正したけど、限界があった。彼を見つけるのに苦労した。
「何、変なとこ行ってるのよ、私がどれだけ心配したと思っているの」
私は涙をこらえるのに必死だった。
「僕のせいでしょうか?」
何よ私の気持ちも知らないで・・そんなこと言うなんて・・
「当たり前でしょ!私はあんたの心配を・・もう無事だったから良かったけど」
本当に帰って来れてよかった。もう変なとこに行かないで・・