表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
104/187

守ることを誓う僕。排除するしかないと考えた私。

~勇者視線~

鬼神は僕が叫ぶと苦しそうになっていた。

僕の声に反応しているのか……さっきの声は何だったのだ……

「声に反応していないかしら?」

女神もそう思っているようだ……

「こっちだ!鬼よ僕を見ろ!」

精一杯の声で叫んだ。

やはり、苦しんでいる。僕の声で何が起きている……

「助けて……お兄ちゃん……」

かすかな声がまた聞こえてきた。

誰なんだ?助けを求めているのか?

「僕が助けるから……出ておいで……大丈夫だよ」

声の主に僕は語りかけた。

「勇者よ誰と喋っておる」

魔神は不思議そうな様子。さっきの声が聞こえていないのか……

「何言ってるの?誰かいるんだね?」

女神は聞こえていないが、僕の行動は理解している様子。

「僕の所においで、守ってあげるから」

その声に反応するように、突然……鬼神が光り輝き始めた。

そして……鬼神は消えた。そこには小さな女の子が現れていた。


~女神目線~

やっぱり……鬼神は彼の声に反応して苦しんでいる。彼の声が鬼神を浄化させているようね。

彼にだけ、声が聞こえているみたいね……何かしら……私の勘がとても不吉な予感を……

まさか……彼がいなくなる……そんなのイヤ……絶対にイヤ……死んでもイヤ……

胸騒ぎがひどくなる……なに……鬼神が……光ってる……いなくなった……!!!!!……

なにあのガキ……危険ね……彼に近づかないよう……排除しないと……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ