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紫苑に露  作者: 花信風描
第四章 追憶
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第二十六話

「………え。」

蓮司の頭は真っ白になった。いや、真っ白になったかも分からないほど、何も考えられなくなってしまった。

___この僕が、王子様専属の医官に?

思考が追いつくまでの間は側から見ればほんの一瞬だったのだろうが、蓮司にとっては非常に長い時に感じた。

「………なんで僕が…王子様に………?」

大きく目を見開いている蓮司に対して、鳳雅は落ち着き払っている。

「君が医官になりたいと言った時からずっと考えてきたことだ。医官に限らず、縁故も無いような人間が王宮へ入れる可能性は限りなくゼロに近い。私と君に直接血の繋がりは無いが、君ほど若く優秀な人材ならば問題はないだろう。実際に少しばかり話はつけてある。」

「……いや、まずこんな半人前が医官になれることすら疑問だし…その、なんで王子様専属なの…?そんな…重要なこと、僕には無理だ。おかしいよ、医者としての経験だって…無いに等しいのに」

そう言っても、鳳雅は『何を言っているんだ?』といった表情をして首を横に振った。


「蓮司。君は知らないかもしれないが、君と秀くんの話は街の人間を超えて王宮の役人の耳にまで届いている。わすが17歳で医者になったことがどれだけの偉業か、気付いていないのは君たち自身くらいだ。」

「……え」

蓮司はその話を聞いて、そんなの嘘だ、と思った。

しかし、同時にいくら鳳雅が自分を可愛がってくれているからといって、そんな出鱈目を言う利点は無いことも分かっていた。

「王子はまだ君と同じ17歳だ。非常に血気盛んなお方で、毎日武術に没頭するせいか、怪我が非常に多いのだ。私や他の医官は病がちになってしまわれた王様に付きっきりで看る必要があるから、ちょうど新米の医官を必要としているのだ。」

「でも、だからといって自分と同じ歳の医官が専属だなんて、王子様は嫌がるに決まってる!認めてもらえないはずだ………!」

そう言うと、鳳雅は珍しくププッと吹き出して笑った。

「王子に限ってそれはない!あのお方はそんな上下関係や尊卑にいちいちこだわるほど神経質ではないからな。ちょうどこの間も、友人が欲しい、街に行かせてくれ!と側近に頼み込んで叱られていたぐらいだ。きっと喜んでくださるはずだ。」

そんなことを聞いても、蓮司はちっとも安心できなかった。

鳳雅のおかげで清潔な衣服に身を包み、毎日の食事に困っていないだけで、元は親に捨てられた身だ。

医官になりたいとは言っていたが、それはあくまで雑用係を希望していたのだ。

こんな卑しい身の自分が王子様に触れるなど、あって良いことではない。

「………急に言われても理解が追いつかないだろう。君の人生だ、私も強制するつもりはない。真剣に考えてみてくれ。」

鳳雅は湯呑みをコトンと置きながらそう言った。

「……はい。」

蓮司は静かに返事をした。


その夜はどう頑張っても頭から鳳雅の話が離れず、蓮司は初めて一睡もしないで朝日を見た。




「おーい、蓮司。蓮司ってば!起きて、ホラ起きてよ!!」

ハッとして目を覚ますと目の前には秀の顔があった。

「あ、起きた」と言って秀はいつも通り溌剌と笑ってくれた。

一瞬で深い眠りについたのか、目を覚ましてもすぐにこの場所がどこか分からなかった。まるで記憶を失ったのかと疑うほどに。

「なんだかおでこがヒリヒリするんだけど……」

触れると、額は熱を帯びていた。

「あ、バレた?蓮司がなかなか起きないからずっと指で弾いてたんだよ!」

「なんてことを……」

ただ、二人で食事をしていた時に寝落ちしたのだから文句は言えない。自分に怒ることなくデコピンだけで済んだのだから、むしろ感謝をするべきだろう。


今日は講義は休みで、なおかつ緊急の患者もいなかったから、久しぶりに二人でゆっくり食事をしようと話していたのだ。

蓮司は今日を心待ちにして毎日頑張っていたのに、まさかこんな寝不足になるとは思っていなかった。

「珍しいな、蓮司が寝落ちするなんて。講義中だって、ウトウトする僕を起こしてくれるぐらいなのに。」

「……僕だってたまにはあるよ。」


蓮司は昨晩、本当に色々なことを頭に巡らせていたのだが、その中の一つに秀のことがあった。

王宮に出仕することになれば、外界との関わりは原則禁止される。鳳雅のように王宮外に居住を構えることが異例中の異例で、長年の信頼あって故だ。

だから当然蓮司は王宮の中で今後暮らすことになり、外に出て友と会うことなど到底できっこないのだ。


蓮司と秀はお互いの夢を認め合い、互いに切磋琢磨してきた。

夢が叶うならばこれ以上の幸せはないはずなのに、心の準備が全くできていなかったからなのか、秀と会えなくなること、今後何があっても一人で立ち向かわなくてはならないという事実の前で立ち尽くしてしまった。

それに、秀は自らの足で動いて、考え、落胆し、また夢に向かって前に進んでいるのに、自分は鳳雅の助けを得て夢を叶えようとしている。

それ以外王宮に出仕する入り口がないのだからしょうがないとはいえ、頑張る友を前に蓮司の心の中には一種の罪悪感が芽生えてしまっていた。


鳳雅からは五日の期限を与えられている。

それまでに決断しなければならない。


___秀に言わなければ。

医官になれること、そして一度王宮に入れば二度と会えなくなることも。


「………秀、」

「ん、どした。ははっ!なんか真剣な顔してるけど…?」

「実は、昨日鳳雅さんに聞いたんだ。どうしたら医官になれるのかって……」

「おぉ、本当か!?それで!?鳳雅さんはなんて?」


とっくに食後の甘味に突入して幸せそうな顔をしていた秀だったが、蓮司の話にパッと飛びついた。

「…………今すぐにでも医官になれると。僕が医者を志した時から手筈を整えてくれてたみたいで……」


まだ蓮司が言い終わらないうちに秀は目を大きく見開き、ガタンッと蓮司が驚くほど大きな音を立てて立ち上がった。

「……蓮司、それは本当か……?」

秀はまだ大きく目を見開いたままで、蓮司には秀の感情が全く読み取れない。ただ、問われたことに対してコクリと頷いた。

「………嘘じゃない、昨日確かにそう言われた。」


おそるおそる秀の方を見ると、秀の顔はみるみる歓びに満ちた表情になり、瞳は星のようにキラキラと輝き出した。いつもは綺麗な形を描いている口元もその形を保てられていない。

すると、蓮司は椅子から落ちそうになるぐらいの勢いで抱きしめられた。

「良かったじゃないかッッッ!!!!」

秀の声は普段から大きいのに、今はさらに大きくなっているものだから、他の客が「あらあら、」と言ってクスクス笑っている。

そして、声だけじゃなくて、秀の抱きしめる力はあまりにも強過ぎる。

「ひ、秀……!あ、ありがとう、そんな喜んでくれるとは…で、でも少し苦しい…」

なんとか振り絞ってそう言うと、「お、そうか。すまん」と言って、案外パッと離してくれた。


ストンと椅子に座った秀は身を乗り出した。

「本当に良かったじゃないか…!やっぱり、鳳雅さんに聞いて正解だったな……だめだ、嬉し過ぎて泣けてきた…」

そう言う秀の瞳は確かに潤んでいた。秀は当の本人より遥かに喜んでくれている。

本来ならば、長年夢を追い続けた者同士だ。お互いに喜びの涙を流しながら抱擁すべきだろう。

それなのに、蓮司自身の心は喜びよりも、複雑な何とも言葉にできないモヤモヤした感情が占めている。


「それで!?いつから出仕するんだッ?」

冷静に見える蓮司をよそに、秀は溢れる涙を手で乱暴に拭きながら興味津々に聞いてくる。

「早ければ五日後には……」

「誰に付くんだ?」

「……それはまだ…。」

否、医官になる条件として王子専属だと決まっているのだが、そんなことは恐れ多くてとても蓮司の口からは言えなかった。

「いや〜、しかし嬉しさと同時に悔しさもあるなあ。まさか蓮司が先に夢を叶えるなんて……。でも蓮司ったら凄いもんな、僕よりもだいぶ遅れて勉強し始めたのに、いつしか僕と張り合うようになっちゃったんだからさ〜」

秀は昔を懐古しながらしみじみとそう言った。

しかし蓮司は今秀が言ったことも自分のモヤモヤの一部であるため、更に負の感情が心に広がってしまった。

秀はそんな蓮司のわずかな変化にも気付いていない様子で、まるで自分ごとのように喜んで、笑みがなかなか収まらなかった。





二人でひとしきり食べていたら、いつの間にか外が暗くなっていた。

ちらほらと星が輝き始め、秋の鈴虫は控えめに鳴いている。

秀は隣で「久しぶりに美味しいもの食べたな〜」と満足げだったが、蓮司は正直食事の味を思い出せない。

「なあ、蓮司〜」

「どうしたの?」

秀があくび混じりの声で蓮司を呼んだ。

「一つ聞いていいか?」

「何?」


「夢が叶うなんてそんな大事なこと、何で今日会ってすぐ僕に言わなかった?」

「………。」

やはり秀には敵わない、蓮司は心底そう思った。蓮司の人生の中で、こんなにも深く関わった人はいない。そんな人に心のうちを隠すことなどできっこないのだ。

「…………秀はやっぱり僕の親友だね。」

「やっぱり……蓮司ってね、意外と分かりやすいんだよ。僕ら本当に命削るほど頑張ってきたのに、浮かない顔してるなってずっと思ってたんだ。なんか思ってるんだろうなって」


蓮司はもう観念して、心のうちを全て話すことにした。隠したところで秀にはおそらくバレてしまうだろうし、こんな気持ちのまま一生の別れとなるのは何よりも蓮司自身が辛かった。


全て言い終わると、何故か秀は小さく溜息をついた。

「……蓮司はさ、もっと自分に自信を持ってよ。」

秀は珍しく落ち着いた声でそう言った。

「……え?」

「覚えてる?昔、お互いの夢について話した時。君はそうやって僕を気遣って申し訳なさそうに話してたし、今もそうだ。」

もちろん覚えている。あの日の手の温もりさえもしっかりと覚えている。

「僕は確かに君より先に医学の道を進み始めた。だから君は僕と比較して自分を見ているのかもしれないけど、だからって僕が全て正しいわけじゃない。あの時も言ったけど、君は君で良いんだ。僕と違うから、僕よりも先に夢を叶えるからって臆する必要なんて無いんだ。」


そう言われて、蓮司の瞳からは何故か分からないが涙が出てきた。

秀は驚いて蓮司の方を向いて顔を覗き込んだ。

「どうしたんだッ!?僕そんな泣くようなこと言ってか!?」

蓮司は勢いよく首を横に振った。

「そうじゃない…秀は悪くない……!ただ…どうすれば自信を持てるのか分からないんだ!僕はそもそも捨てられた子で、運良く鳳雅さんに救ってもらって、秀のおかげでここまで頑張ってこれて……。なのにまた人の助けを借りるなんて…!僕は自分の力じゃ何にもできないのに、どう自信を持てば良いんだ……?」


「蓮司、お前は馬鹿なのかッ!?」

「………え?」

こんな怒りを含んだ秀の声は初めて聞いた。

あまりの衝撃に蓮司の涙は自然と止まった。

「いつまでそんなこと言ってるんだ!?そんな気持ちのまま人の命扱う気か!?君はそんな医者に診てもらいたいと思うのか?それに、鳳雅さんだって、身内だからって誰でも良いわけないじゃないか!蓮司を出仕させても大丈夫だと医官として判断したから君に話したんだ!命を扱う仕事なのに、情に動かされたとでも言うのか?」

「だって……」

「君の境遇については父さんから聞いてる。だけどそれが何だ?もしそれを馬鹿にするような奴がいたら僕が片っ端から蹴散らしてやるッ!!そんな境遇で、文字さえ読めなかった奴が王宮に出仕するなんて、逆に威張るぐらいだろ!?周りがなんて言ったって、僕は君を誇らしく思ってる!!」


人間ができているのは秀の方だと蓮司は思った。卑屈にならず、こんなにも真っ直ぐに自分と向き合ってくれる人に出会えることなんて、全ての人が享受できる縁ではない。

いつも明るくて朗らかな秀がこんなにも声を荒げるのを蓮司は初めて聞いた。ただそれは怒りからではなく、自分を想って言ってくれていることが痛いほど伝わり、蓮司はいつまでも過去に甘えていてはいけない、強く生きなければならないと、初めて正真正銘前を向けた気がした。


改めて前に向き直ると秀は悔しさからなのか涙を流していた。


「秀、ありがとう」




___いつまでも辛い過去や秀に甘えていてはいけない。これからは、ただ前を向いて強さを持って戦っていくんだ。



「僕、自分を信じるよ」

それからあっという間に蓮司の王宮入りの日がやってきた。

9年もの間過ごした家から旅立つのは蓮司が思っていたよりも名残惜しく感じた。

母親に捨てられた事実を受け入れられなかった葛藤や、鳳雅とのおだやかな日常。

とっくに忘れたと思っていたような感情も、思い返せばしっかりと蓮司の人生に刻まれていたのだ。


風呂敷を背負ってよいしょ、と立ち上がった。

王宮に入れば医官専用の衣を身につける必要があるから意外と蓮司の荷物は少なく済んだのだが、それでも背中にはかなりの重量があった。

蓮司は最後に一度家に向き直り、一礼した。

もう二度とここへは帰ってこられないのだ。

鳳雅の温もりを感じるこの場所から旅立つのだ。

そう思えば思うほど、蓮司の目頭は熱くなった。


「おーいっ!蓮司ーーッ!!!!」

秀の声だ。

蓮司は恥ずかしさからこぼれ落ちそうになっていた涙を乱暴に拭いて声のする方へ体を向けた。


「秀ッ!」

「どうだ!見送りに来てやったぞ!!嬉しいかッ?」

「……ありがとう。」

友の顔を見たら、緊張で冷えた心の中に安心感が広がり先刻引っ込めた涙がまた溢れ出しそうになり、蓮司は目を瞑り必死に耐えた。

再び涙を引っ込めてよくよく見ると、後ろの方から行平も歩いて来ていた。

自分の大好きな人たちが自分のために駆けつけてくれるのは本当に有難いし、幸せなことなのだが、必死に涙を引っ込めたのに、もうやめてほしいと蓮司は心から思った。

「行平さん…」

「蓮司くん、君は本当に…」

行平の顔は最後まで言い終わらない内に崩れ、まるで子どものように泣き始めてしまった。

「ちょっと!父さん恥ずかしい!!」

いつもはボケる側の秀が珍しく行平にツッコミを入れていて、本当にこの二人は面白いと蓮司は大きく笑った。


「行平、やはり君は今でも子どものように泣くのだな。」

家の中から鳳雅が出てきた。

鳳雅もこれから出仕するため、医官の服に身を包んでいる。

今までは、その洗練された衣と凜とした佇まいに憧れてきたのだが、今日からは自分も同じ場所に行くのだ。

その事実を未だに信じられていない。


「鳳ちゃん!!君は本当に素晴らしい子を育てたよ……もう僕は感涙の涙が止まらない…蓮司くん、辛かったらいつでも戻ってきて良いからね……?」

すごく失礼な、失礼極まりない話だが、蓮司は行平の泣きじゃくる顔が衝撃的すぎて、せっかくの有難い言葉が全く入ってこない。

鳳雅は笑いを含んだ溜息をついた。

「私は何もしていない、全てこの子の努力の賜物だ。

それと行平、残念なことを言うが、蓮司が辛くなっても、私がそばにいる限り君の出る幕はないぞ。」

行平はぐちゃぐちゃの顔のまま、「そんなぁ…そんなはずは無い…!」と言って鳳雅の衣を子どものように引っ張った。

鳳雅は行平の前だと冗談も言えるみたいだ。蓮司はその二人の様子がまるで自分と秀のように見えて微笑ましかった。

息子である秀は父親の大惨事に目も当てられないといったような感じで頭を抱えていた。




「じゃあ、行ってきます。」

あまりにも名残惜しくて長話をしていたが、別れの時がきた。

改めて蓮司は二人の顔を見た。

二人に初めて出会ったときからもう6年。

母親に捨てられた過去を肯定することは一生できないが、そうでなければ二人に会うこともなかった。ましてや医者になるなんて、貧しい自分には天地がひっくり返っても有り得なかったことだ。


「蓮司。」

秀に呼び止められ、蓮司は足を止め振り返った。

すっと秀の手が差し出された。

「最後にさ、あの時みたいに握手しないか?」


"最後"

分かっていたことだが、蓮司は秀の口からその言葉を聞きたくなかった。

「……そんな、最後だなんて…」

言い終わらないうちに、蓮司は溢れ出てくる涙を止めることができなくなってしまった。

何回も零れ落ちそうになっては我慢してきたのに、逃げ続けたいと願う言葉を聞いてしまってはもう止めようがない。

「ほらッ!17にもなって泣くなよ!」

秀に手を取られ手を繋いだ。

6年経って、二人は背丈も声色もあの時から変わってしまったが、秀の手の温もりは何年経っても変わらない温かさだった。

「蓮司、俺さ。」

「……うん?」

「今回ばかりは蓮司に抜かされちゃったけどさ、僕も絶対諦めないから。王宮にも話が届くくらい頑張るから。」

「…うん」

「だからさ、離れ離れにはなるけど……僕らは今までと変わらないから。これからも一緒に頑張って行くんだ。」

「うん………絶対だよ?」

二人はお互いにお互いの服が乱れるほど、縋るように抱擁した。




蓮司が去った。

蓮司の古巣の前で行平と秀は暫く立ち尽くしていた。

「…………秀。」

行平は前を向いたまま秀の頭の上に優しく手を置いた。

「よく頑張ったな。」






蓮司は鳳雅とともに王宮までの道を歩いていた。

田舎道を歩きながら、蓮司は大好きな場所や人たちから自らの意志で旅立つということは何だか矛盾しているようだな、と感じていた。

ただ、自分の手を見つめると、秀の温もりがまだ残っている。

秀のことを思い出すと、自然と心が温かくなって『自分ならできる』と勇気が湧いてくる。

蓮司はその手を握りしめ、再び真っ直ぐ前を見て歩き続けた。




____このときは、今日が秀たちとの今生の別れになるなんて、どうやったって分かるはずがなかったのだ。

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