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分からないことは、調べるしかない。


5歳になり私は、予定通り町の学校に入学した。

私より一年早く入学したディアンとシャルロッテに連れられ登校するのが入学して二か月、すでにいつものことになっていた。


ちなみに、学校までは子供の足だと結構遠い。

この世界、前世程正確な時計は無い…と思ってたら、さすが魔法のある世界、その辺は魔法道具で何とかなっていた。

というより、機械自体はあるんだよね、この世界。ただ動力源が電気から魔法に代わってるだけで。

一日の長さとかは変わらないっぽい。神様は両方の世界を監視してるっぽいから、統一したのかな。

統一とか…なんか、規格っぽくて夢無いな。まあいいや。


とりあえず、大体30分くらいかかるから、たぶん2キロ程度の距離だろう。治安がいいせいか基本的に子供だけで登校しています。

他の新入生の子には大人が付き添って登校している子もいたけれど、私の場合は二人がいたから初日から子供だけだった。まあ、ディアンはともかく、シャルロッテはしっかりしてるからね…。


「あのね、今日は俺達実技なんだよ!」

「そうなの?」

「そう。……はぁー、ディアン、今度は余計なことはしないでよね。」

「うるせー!」


ディアンとシャルロッテは相変わらずです。ディアンは学校に入ってやんちゃ坊主の影響でも受けたのか、ちょっと口が悪くなりました。

シャルロッテは、二年前より長くなった紺色の髪をおさげにして、あきれた様子でディアンを見ています。相変わらず落ち着いた子です。


「ディアンってば、前々回の実技の時、調子に乗って、前髪焦がしたの。」

「へー、急に髪が短くなったと思ったら。」

「!い、言うなよ!シャロン!!」


前髪を抑えながら目を見開くディアン。ちなみにディアンの髪はシャルロッテより少し薄い色をしている。双子とはいえ、二人は似てはいるものの、瓜二つという程でもない。

6歳の子供に前髪を焦がすような実技をやらせるとは…。でも、それだけ魔法道具や魔法が身近で手軽であるということなんだよな。

荒っぽいと言えば荒っぽいのかもしれないけど、必要な体験なのかもしれない。


「一年生は、ほとんど字の読み書きとかだからね。つまらないなー。」


だが、この読み書きは重要だ。日常生活だけでなく、魔法道具の説明や操作方法を知る上でも必須なのだから。

そう、魔法道具も取説がある。あるんだよ。はは。


「私達も、簡単な物だけだよ。それでもディアンみたいなのもいるけどね。」


シャルロッテの口ぶりだと、やはりそれくらいのトラブルは珍しいことじゃないみたいだ。


「魔法道具って退屈なんだよ!!俺も早く魔力放出の授業やりたい!」

「ちょっと、変に挑戦しないでよね!絶対ろくなことにならないから!!その前髪の時だって先生にもお母さんにもめちゃくちゃ怒られたじゃん!ちょっとは懲りなよ!」

「はは…。」


実技には、どうやら魔法道具を使わない物もあるらしい。

ディアンが前髪を焦がしたのは、魔法道具を使う方みたいだけど。



そういえば、よく漫画とかである入学時に魔力とか能力を測られて、「こ、この子は天才じゃぁぁっ!!!」……というイベントとかは特になかった。

入試でえらい成績を出して、特進クラスに入る!!……とかいうイベントもなかった。

まあ、確かに一般教養を学ぶという目的の学校のようだから、優劣もへったくれもないのかもしれない。


でも、私が学校行きたくない理由に挙げてた「成績優秀者は王都へGO!!」は?両親が言っていたから嘘ではないと思う。


上級生になると、テストとか、試合とかがあるんだろうか。

ディアンとシャルロッテにそれとなしに聞いてみたけれど、二人とも首をかしげていた。


正直、やっぱりこれはうぬぼれかもしれない。

たまたま、精霊さんとコンタクトがとれただけで、魔力の量とか、制御については人並み、またはそれ以下かもしれない。

ただ、念には念を入れたい。


幸い、私はまだ新入生。

3年は猶予がある。


学校は王都から結構離れた地方都市とはいえそれなりの図書室が併設されている。

きっとこの世界のことや魔力についての資料もあるはずだ。



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