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まずは把握しよう


それから何とか成長して、半年ほど。

やーっと色々体が動くようになってきた。自力でトイレはまだだけどな。

視界が開けてきたのもうれしい。


あ、鏡も初めて見た。

前世の子供のころとは似てるかな?といったところか。正直昔アルバムでちょっと見たきりだからよくわからない。



両親の顔もじっくり見た。

前の父と母とは顔かたちが似てるわけじゃないんだけど、なんとなく雰囲気が似ていた。懐かしくなった。

同時に、改めてもう私は「水橋沙羅」ではなく、「サラ・ゴールデンロッド」になったのだと不思議とその瞬間、納得できたのだ。



自然と涙が零れたのを覚えている。(ちなみに両親は慌てていた。)



…髪は真っ黒。前世の私はそれなりに髪色とか変えてたけど、それでも地毛はここまで黒くなかったと思う。

子供だからかな、ツヤピカで天使の輪がでまくりな髪だけど、これから色も変わるんかね?わからん。



で、目。

真っ青。

マジ青い。コバルトブルーというのかな?


一瞬ビビったけど、両親も似たような色だからそれほど珍しくもないのかもしれない。



「やあ、サラちゃん。」

「あーうあー(こんにちは、ダリルさん。)」


子供用ベッドで体を起こし、家に尋ねてきた人に愛想を振りまく。


さて、まだ幼い今の私は、この世界での常識がどういう物なのかをほとんど理解していない。


いくら異世界で魔法があるといわれても、それが果たしてどの程度生活と結びついているのか全く判断がつかなかったからだ。

具体的に言えば、RPGゲームっぽい様々な種族が存在し、剣と魔法が身近にあるファンタジー世界なのか、ハ●ポタのように一般人が現代的な生活を送る裏側に、魔法の使える人間が一部存在する系なのか、それともちょっとダークで、魔法は異端だとか超特殊な位置づけにあるとか……そういう判断がつかなかったのである。


それでも時々、ケモノ耳生えてる人とか、トカゲっぽい人とかを見かけたことから、獣人をはじめとした亜人種がいるのは間違いないようだ。

最初見た時は目を疑ったけど、さすがに5人目くらいになるともうそういうもんだと納得したのだ。我ながら順応性が高い。


「うーううあー(今日もハデっすね。)」

「?」


それでも、このお兄さん…ダリルさんは特別だった。

いやー、彼を見たときは「うわっ…私の見た目、地味すぎ…?」って思ったよ。目が真っ青なくらいで取り乱していたのがアホみたいである。


だって、頭は真っ赤で、同じ色の猫耳としっぽがあって、しかも目が蛍光黄緑なんだもん!

まあ、でも目がぱっちりで嫉妬するレベルで睫毛が長いから、似合ってるんだけどね…。

地球で言う郵便屋さんの彼は、まだ子供といっていい年齢に見える。たぶん12,3才だろう。大人になったらどうなるのやら…。猫耳おにいさん…。

いやー、二次元でもここまで派手なキャラってそうそういないよね…。リアルにすると凄いわ。


当の本人はこんなこと思われてるとも知らず、ニコニコ笑ってるけど。



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