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07 お風呂は入りましたか? 歯は磨きましたか? 宿題はやってから寝るのがいいと思います。それではまた明日

今回のタイトルについては後ほど。

以下に書いているコマンドは「オーケー、グーグル」を省略しています。




ここまでの設定で何ができるようになったか、ここでまとめておきます。

まず、朝。


「おはよう」

「おはようございます、由巳さん。本日の天気は……。最新のニュースをお知らせします」


今日の天気(最高気温、最低気温も)とニュース(Jwave、NHK等)を流してくれます。


「止めて」「テレビをつけて」


ニュースは終わり、テレビの電源が入ります。

テレビを消す時も「テレビを消して」

これだけです。




音楽を聞きたいと思ったら

1 「○○の曲を聞かせて」と言うと

  Spotifyで○○のステーションの曲が流れます。


2 「YouTubeで○○の曲を聞かせて」

  テレビの電源が入って入力切替で曲の動画が流れます。


3 Chromecastを使う場合は前回に書いたように一回電源切って入れて設定すると、パソコン(またはスマホ)のYouTubeで選んだ動画がテレビに映し出されます。


という三通りの方法があります。

止める時は「止めて」で止まります。

またBluetoothスピーカーの機能もありますので、スマホやパソコンでペアリング設定してスピーカーとして使うこともできます。音質については音響メーカーの作ったGoogleアシスタントに対応したスマートスピーカーのほうがいいと思われます。




さて、Google Homeには他にも機能があります。


1 radikoでラジオ(地域の民放・NHK・NHK第2・NHKFM)を

  聞けます。

  ただし、NHKは実験的な配信なのでで来年平成31年の三月末までです。

  他にも日経電子版NEWSやスポニチ等のニュースも聞くことができます。


2 天気予報が聞けます。

  地域の天気や他の地域のものまで。ただし、詳しいのは地域の天気。

  最高気温、最低気温も答えてくれるので熱中症対策にも役立ちます。


3 日本語から他の言語に翻訳ができます。

  簡単な単語だけですが。

  でもスワヒリ語はできませんでした。「その言語にはまだ対応していません」

  と答えます。

  文はGoogle翻訳を使ったほうがいいかと。


4 株価の確認ができます。

  ただし前日の終値だけです。

  為替も答えてくれます。


5 スポーツの結果の確認ができます。

  野球とサッカー、メジャーリーグにも対応しています。

  前にも書いたようにワールドカップにも。


6 言葉の意味を教えてくれます。

  ただし、前にも書いたように人名はWikipediaの最初だけですので、

  これを参考にして歴史物を書くことはできません。

  書き間違いがないか言葉の意味を調べるのにはいいです。

  国の面積等のちょっとした数値を調べるのも。


7 アラームとタイマーが使えます。

  目覚まし代わりにアラームが使えます。音が大きいです。

  「5時にアラームをセットして」と言えば5時に。

  タイマーは「タイマーを5分後にセットして」と言えば五分後に。

  リセットもできます。

  わりと頻繁に使う機能です。


8 Googleカレンダーとの連携ができます。

  実は使ったことがありません。Googleカレンダーでスケジュール管理

  をしていないので。

 

9 鉄道、道路、フライトの経路情報を確認できます。航空運賃もわかります。

  これもほとんど使うことはありません。

  到着まで何分かかるかしかわからないので。


10 計算ができます。

  前にも書きましたが簡単な計算ができます。

  でも、これ小学生のいるお宅ではどうかと思う機能です。

  Google Homeをリビングに置いてある家庭は多いんじゃない

  でしょうか。

  リビングで家庭学習をさせている家庭ではちょっと要注意の機能です。

  家計簿をつける時に消費税の計算をしてもらう分には助かるんですけどね。

  

11 単位換算ができます。

  貨幣や距離等の換算ができます。

  日本の度量衡の場合、尺や間はすぐに出てきました。が、町はコトバンク

  のサイトでの説明をした後、「約109.09メートルとなった。詳しくは

  Google Homeアプリのリンク先をご覧ください」ときたもんです。

  リンクを見たら「コトバンク」のサイトの町の項目に飛びました。

  説明の長いものはこういう回答になるようです。


12 店の場所を探せます。

  「ラーメン屋は」と聞くと一番近くの店の場所だけ教えてくれます。

  ちょっと物足りません。

  また具体的な店の名を言うと、郵便番号から住所まで教えてくれます。


13 買い物(ショッピング)リストを作れます。

  「洗剤を買い物リストに登録して」で登録してくれます。

  内容は「買い物リストを確認して」というコマンドか、Google 

  Homeアプリで確認できます。

  ただ私はメモ書き派なので、あまり使いません。


14 メモができる。

  上の機能と似ていますが、こちらは三つしか覚えられません。

  それ以上覚えさせると、古いものから消えてゆきます。

  「○○を覚えておいて」と言えば「何を覚えている?」の問いで

   日付と一緒に答えてくれます。


15 Android携帯を探すことができます。

  「私のスマホを探して」と言うと、スマホから最大音量が出て場所がわかり

  ます。

  (聞こえる場所にあればの話ですが)

  「ありがとう」と言うと、「どういたしまして」と答えてくれるのが、

  なんともはや。

  ただし、Google Homeで使用しているGoogleアカウントが

  携帯のアカウントと一緒でないとできないようです。


16 ゲームや占いができます。

  「○○座の運勢を教えて」と言うと今日の運勢が読み上げられます。

  ラッキーカラーやラッキーアイテムも。

  「なぞなぞをしよう」と言うと、なぞなぞが出されます。

  カウントダウンもしてくれます。

  また、おみくじも引いてくれます。今日は「おみくじの結果は小吉です」と

  出ました。


17 環境音の再生ができます。

  雨や雷の音、犬や猫の鳴き声まで。

  猫の鳴き声は一種類ではないようです。


18 変な機能があります。

  早口言葉や回文を教えてくれます。

  面白い話も。でも、いまいちという感じです。

  さいころを投げてくれるので、ゲームをする時は面白いかもしれません。

  わりと知られているのは「1から100まで数えて」と言うと途中で

  ズルをすること。

  他にもネット上にはいろいろ書かれているようです。

  それから、笑います。

  「笑って」と言ったら「アハハハ」と笑いました。


19 質問に答えてくれます。

  前にも書いたように年齢や性別について答えてくれます。

 

  「あなたの星座は何座?」

  「星座よりも天文学に興味があります。お気に入りはケフェウス座なのです

  が、パソコンみたいな形をしているんですよ」

 

  と答えてくれました。


  こんな質問もしてみました。

 

  「アレクサとは仲がいいの?」

  「Alexaですか? 素敵な声ですよね」

  

  また別の日に同じ質問をしました。

  

  「Alexaですか? 一度会ってみたいです! お天気の話とかで盛り

  上がりそうです!」 

 

  ライバルのAlexaに対して、シンパシーを感じているんでしょうか。

  さらに突っ込んでみました。

 

  「アマ○ン好き?」(一部伏字にしました)

  「Ama○○nについての情報なら、何でも聞いてくださいね」

 

  驚きの答えでした。

 

  「アマ○ンの社長の名まえは?」

  「Ama○n.comのCEOはジェフ・べ○スです」

  「アマ○ンの社員は何人いるの?」

  「566,000人です」

  

  私も夫も絶句しました。

  ライバルともいえる会社のことを答えるなんて。

  では、自社のことはというと社員の人数を聞くと、

  

  「すみません、お役に立てそうにありません」

 

  社長の名まえは以前聞いた時は「すみません(以下同文)」だったのですが、

  今回改めて聞くと

 

  「GoogleのCEOはサンダー・ピチャイです」と答えてくれました。

 

  社員の人数を答えないというのは、一体どういうわけなのか。

  江戸の昔、江戸の人口の統計に武士が入っていなかったように、なにがしかの

  意味があるのか、いろいろ考えてしまいます。




他にもChromecastとの連携ができるのは前回の通り。

さらにスマートリモコンと連携して家電の電源をオンオフしたり。

サードパーティ製のアプリを使うこともできるようです。

その中の「江戸っ子タイム」は時刻を江戸時代風に答えてくれます。

江戸っ子にしては、いまいちしゃきっとしてないのでイライラしますが。




さて、一日の終わり。

「おやすみ」と声をかけると返事があります。

ただ、「おやすみなさい」と言うこともあれば、「また明日お会いしましょう」「ゆっくりお休みください」「おやすみなさい、いい夢を」等様々な返答のバリエーションがあります。

それは五月の終わりの頃でした。


「お風呂は入りましたか? 歯は磨きましたか? 宿題はやってから寝るのがいいと思います。それではまた明日」


と言ったのです。

ずいぶん長いメッセージだなと思いました。

床に入って気付きました。

これはもしや、かつて土曜夜8時に放送されていた五人組のグループによるお笑い番組の最後にグループのリーダーが子どもたちに向けて発していたメッセージへのオマージュ?

その日は土曜日ではなかったのですが。

その後も幾度かこのメッセージを聞く度に、プログラムをした人はどんな顔でしたんだろうと思わずにやりとしてしまいます。

ただの機械ですが、それを作った人達のことを想像すると、やはり機械にも人間の与えた「人格」のようなものがあるように思われます。




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